赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

解錠には成功

2016-04-02 20:23:53 | Urawa Reds
J-league Div.1 - 2016 season 1st stage 5th sec.
Urawa 2 v 0 Kofu @Saitama Stadium 2oo2, SAIATAMA(HOME)

ここ数年意外に相性の良くない甲府さんをホームにお迎えしてのホームゲーム。来週火曜にACL広州戦があるため、甲府さんのご理解の下で金曜というイレギュラーな曜日の開催となりました。年度初めで人事異動のタイミングということもありお客さんの数は寂しいものでしたが、浦和というクラブのACLに対するスタンスが少し変わってきているのかもしれませんね。いずれにせよ甲府さんのご理解とご協力には深謝。

さて、各所で言われているとおり甲府さんは5バックの穴熊戦法で対峙してきました。浦和はKLMと柏木などを中心に甲府守備陣(というか、クリスティアーノ以外全員?)に襲い掛かり、好機は作り出すものの仕留めること能はずという展開が続きました。そうした中で前半30分過ぎに甲府DF山本が2枚目のイエローで退場で浦和は数的優位に立ちます。本来ならここは喜ぶべきところなのですが、過去の例を振り返ると素直に喜ぶこともできず(笑)

そのイヤな予感のとおり、その後浦和がさらにポゼッションを高めて圧力をかけるはするものの、よりスタンスのはっきりした甲府さん相手に難儀することになりました。じりじりした展開の続く中でKLMの中では一番持ち味を発揮できていなかった武藤を下げてズラタンを投入。これに対して甲府の佐久間監督はクリスティアーノを下げてその扉を更に固く閉ざそうという動きに。しかし、皮肉なことにここで試合が動きます。遠藤(いや、にしてもがっつりとフィットしてくれてますねぇ…)の縦パスをきっかけに、リーグ開幕以来好調を維持する李と、ゴールを続けている興梠のコンビネーションから甲府ゴールを見事に解錠してみせます。

先制に成功したミシャ監督は両サイドの梅崎、宇賀神を、それぞれより個の力で打開できる関根、高木にスイッチして更に攻勢に出ます。ただ、追加点は意外なところで森脇のお見事しか言いようのないミドルシュート。南側スタンドは「えっ、入ったの?」という感じだったのか、余り立ち上がる人も少なく(高木のシュートの方が盛り上がってたんちゃうかとw)、何とも微妙な雰囲気に包まれましたがいわゆるドライブシュートのファインゴール。

高木を左ワイドで使うのは基本的に妙策とは思いつつも守備面で少々不安を感じたのですが、残念ながらそれは杞憂に終わりませんでした。加えてスタンドの緩んだ空気も伝播したのか、頭数は足りているのに何となくルーズになったところにその左サイドからクロスを放り込まれ、またもや、やらずもがなのお決まりの「安い失点」を喫します。「臥龍点睛を欠く」とはまさにこのことで、悲願のタイトル奪取やACL上位進出に向けて少々げんなりした気分にさせられます。



とはいえ、試合後の森脇のお約束タイムですこぶる癒され、また、とにもかくにも何とか勝ち点3は確保できたという意味でさしあたり目の前のACLグループリーグの山場には悪くない雰囲気で向かうことはできそうではあります。対する広州恒大も当方の甲府戦と同じ時間帯に国内リーグの広州ダービーがあり外国籍選手含めて出場しているようですので条件としては少々有利。ここで勝ってグループリーグ突破に大きく前進してくれればと思います。

J1・1stステージ第5節 浦和2×1甲府@埼スタ

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