赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

格別

2016-07-23 23:35:25 | Urawa Reds
J-league Div.1 - 2016 season 2nd stage 5th sec.
Kashima 1 v 2 Urawa @Kashima Soccer Stadium, IBARAKI(AWAY)

諸般の事情から前半30分過ぎからテレビ観戦。過去に鹿島戦でゴールを決めた相性の良さを買われてか驚きのスタメン抜擢となった高木をシャドー、興梠に代わる1トップにはズラタンをそれぞれ配置する布陣でした。鹿島はカイオ選手が中東に去り、五輪でDF植田選手を欠きファンソッコ選手が起用されていました。浦和はその鹿島さんの強いプレスの前に縦パスもままならず、その縦パスが通ってもボールが収まらずビルドアップも儘ならずといった感じで劣勢に立ちます。総じて終始試合を優位に進めた鹿島さんの前に浦和はほぼ防戦状態が続きました。というわけで、いつ堤防が決壊してもおかしくない状況でしたが、何とかスコアレスで前半を凌ぎます。

そして、後半からズラタンに代わり何とチュンソンを1トップに起用します。1トップでチュンソンが機能するイメージは正直なところありませんでしたが、終わってみればミシャさんにしては珍しく用兵が的中する形に(土下座)。そしてその後、残念ながらこの試合では爪痕らしい爪痕も残せなかった高木に代えて青木を投入。青木に関してはここのところ途中投入で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれているので活躍は容易に予想できましたが、この試合における青木はまさに「出色」の出来と言ってよく、ボール奪取にその後の反撃にと中盤に「君臨した」とさえ言いたくなるような八面六臂の大活躍でした。

それでも、当該2名が投入された後に土居選手をフリーにして鹿島さんに先制を許します。しかし、これまた珍しくその直後に梅崎から、鹿島左SB山本の裏、右サイドでパスを受けた柏木が中央にクロス、これに走り込んだチュンソンが右足で合わせてあっという間に同点に。さらに28分にはMF青木が自陣から持ち上がり左サイドの武藤へスルーパス、それを受けた武藤のシュートを鹿島GK曽ヶ端選手がポロリしたところをまたもやチュンソンが詰めて逆転!我々サイドから見れば曽ヶ端さんのポロリはもはや鹿島戦の「華」で、足を向けて寝られません(笑)とはいえ、こぼれ球にしっかりと詰め、後半投入ながら2ゴールで逆転劇の主役となったチュンソンは誠にお見事という他ありません。

浦和は逆転後は自陣に守備ブロックを敷いてカウンター狙いに徹して首尾よく逃げ切りに成功。年間勝ち点首位の川崎さんが某クラシコを制したためまたもや差を詰めることはできなかったものの、2位鹿島さんとは勝ち点で並ぶところまで来ました。興梠と遠藤を欠く五輪期間中の選手繰りや戦い方を考えていく上で、割りと前向きになれそうな、2人を欠くリーグ戦緒戦と言っても差し支えないのではないでしょうか。いやー、愉快痛快。やはり鹿島さんに勝つのは格別ですなー。

J1・2ndステージ第5節 鹿島1×2浦和@カシマ

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