赤い彷徨 part II
★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。
 



J-league Div.1 - 2018 season 9th sec.
Urawa 0 v 0 Sapporo @Saitama Stadium 2oo2, SAIATAMA(HOME)

昨年まで浦和の指揮を執っていたミシャ監督を敵将として迎えるだけでなく、リーグ戦未勝利だったチームを劇的に建て直してくれた大槻監督のラストダンスとなるなど様々な想いが交錯するホーム札幌戦。ミラーゲームとなるのは予想がつきましたが、この試合の浦和は遠藤がバックラインではなくボランチに入り、阿部がバックラインの真ん中に配置され、岩波が右STに入りました。これは恐らく札幌さん1トップの都倉選手対策だったのだろうと思いますが、阿部はそのミッションを見事に果たしてくれ都倉選手からそれなりに自由を奪ってくれていました。浦和からレンタル移籍中の駒井は契約上の取り決めにより出場不可でしたが、これは大きかったかもしれませんね。



好調でリーグ上位にいる札幌さんはミシャ式始めましたという感じでビルドアップ時にボランチが下がっていく様子などを懐かしくみていましたが、新しいやり方にチーム一丸で取り組んで各々が与えられた役割を果たさんとしているように感じられる好チームでした。ただ、そもそも札幌さんが守備的だったこと、そして、忘却の彼方に消えたと思われたミシャ時代をここにきて少々取り戻しつつある浦和がコンビネーション、ビルドアップと個の力でも上回り、三好選手に手を焼く場面はありつつも、比較的優勢に試合を進めていたように見えました。ただ、今季の浦和は後半に入ると足が止まり押し込まれがちになることをふまえれば前半のうちにゴールが欲しいところでしたがゴールをこじ開けることはできず。



個人的には足の止まった後半にスタメンFW都倉選手に加えてジェイ選手まで投入され放り込み攻勢をされたらちょっといやだなあと思っていたので、ジェイ選手の不在は大きいように感じましたし、先述のとおりサイドに駒井選手がいない点も影響は小さくなかったように思います。浦和の守備面ではこの試合でもルーキー橋岡が右サイドで奮闘して札幌さんのサイド攻撃を封じてくれていたのも貢献大だったように感じられました。ただ浦和は時折槙野の攻撃参加などもありつつもバランスを崩してまでゴールを奪いに行くことまではせずそのままスコアレスドローで試合終了。因縁の一戦(?)は痛み分けに終わりました。



大槻さんですが、リーグ未勝利で難破船状態になっていたチームの雰囲気を上げて自信を取り戻させ、多くの選手をピッチに立たせ、そしてリーグ戦とアカップ戦あわせて4勝2分と望外の勝ち点をもチームにもたらして団子状態とは言え降格圏からリーグ中位まで引き上げてくれたのは暫定監督としてはミッションコンプリート以上でその功績は測り知れません。ファン・サポーターの沈んだ雰囲気をも上げてくれたっぽい独特のヴィジュアル含め、たった6試合でもう完全に浦和のレジェンドになったといってもよいのかもしれません。今後は育成に戻って引き続き浦和に携わってくれるものと信じていますが、もしかすると他クラブからオファーが来たりするのかもしれませんね。また縁があればいつか浦和のトップチームで指揮を執るお姿も見てみたいですが、それはまた少し先の話になるのでしょうね。ともかく本当にありがとうございました。

それにしても浦和のエースが興梠で、しかもチームの指揮を執るのがオリベイラさんなんていうことは10年前には想像もつかないことでしたが、決まったからには大いに期待。オリベイラさん浦和をよろしくお願いします。

J1第9節 浦和0×0札幌@埼スタ

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