J-league Div.1 - 2017 season 20th sec.
Urawa 2 v 2 Omiya @Saitama Stadium 2oo2, SAIATAMA(HOME)
ミシャ監督解任直後というえらいタイミングで迎えたさいたまダービーは2度までもタイに持ち込まれ悔しいドローに終わりましたが、その翌日に下部組織上がりの関根のドイツ2部インゴルシュタットへの移籍が発表されました。戦力的には相当痛いのは間違いなく、チーム状況やタイミング的に彼自身も悩んだようですが、せっかくのチャンスですからしっかりがっちりと掴んで、元気ともども欧州で躍動して欲しいものです。長年浦和の右サイドに君臨し続けて挑戦者を退けてきた平川さんの壁を遂に超えたあの関根がいよいよ海外に羽ばたくというのは、個人的にはうれしく、ワクワクする想いです。大宮戦で菊池が左WBでスタメン起用されたのは、天皇杯でのパフォーマンスなどをふまれえればちょっとしたサプライズでしたが、WBポジションのレギュラーである関根が去ることも頭に入れての起用だったのでしょうね。
試合の方ですが、大宮さんが新外国籍選手のカヌエ選手とあのマルセロ選手をスタメン起用しての4-1-4-1の布陣で対峙してきたのに対し、浦和は札幌戦の愚行で出場停止の槙野に代わり左STには宇賀神が入り、右WBが関根、左WBが菊池という布陣。堀さんが守備面でどんなテコ入れしてくるのか注目していましたが、両STが上がらない、というかWBを追い越す動きを自重していて、何と言うかフツーの3バックっぽい対応になっていました。カウンター対策の一環と理解していますが、他方で阿部のポジションによっては時折左WBの宇賀神がボランチっぽい位置を取ることもあり、興味深くみていました。そしてシャドーには守備面で汗をかける武藤とズラを起用し、ふたりとも、やや守備的になった分チャンスが減ることをふまえれば痛い逸機はありましたが、概ね監督の期待に応えていたのではないかと思いました。そんなこんなで前半のうちは守備面では安定し、大宮さんにチャンスらしいチャンスを与えていませんでした。浦和はCKなどセットプレーにも工夫が見られましたが、前半終了間際には大宮DFのハンドによるPKを興梠が決めて首尾よく先制にも成功します。
先制に成功した浦和は無理して前がかりにはならずカウンター狙いのような対応でうまく大宮さんをいなす感じでうまくゲームを進めていましたが、後半大宮さんが前線にマテウス選手を投入してきたところで浦和守備陣がスキャンダラスなミスを犯してしまいます。左ST宇賀神が、西川と話していたのか前を見ていなかったリベロの遠藤にパスを出してしまい、そのボールを掻っ攫われてそのマテウス選手にゴールネットを揺らされて同点に追いつかれてしまいます。サッカー素人的には判断が付きかねるところですが、遠藤の状況を確認せずにパスを出した宇賀神、状況を確認していなかった遠藤双方に責任があるという理解でよいのでしょうか(GK西川の責任を問う声もあるようですね)。いずれにせよこれはもう目を覆うばかりの痛恨の失点というべきものでしたが、その直後に浦和が再度勝ち越しに成功します。時間が進むにつれて試合に入れるようになっていた菊池のグラウンダーの素晴らしいクロスを大宮GK加藤順大がキャッチできず、こぼれ球に詰めた柏木が押し込んでの素晴らしいゴールでした。
この、ゴールセレブレーションに柏木の想いが迸るようなこの得点で勝てていれば堀新体制上々のスタートと言えたのですが、そうは問屋が卸しません。大宮さんは前線に更にFW瀬川選手を投入、また攻守に奮闘していたカウエ選手に代えて横谷選手と次々と手を打ってきます。そして終了間際の88分に浦和左サイドからの岩谷選手のアーリークロスに交代で入った瀬川選手に頭で飛び込まれて2度目の同点を許してしまいます。これはマウリシオでも起用しない限り、現状真ん中でクロスを跳ね返す人材に乏しい以上まずはクロスを上げさせない、上げられるにしても精度を落とす工夫というか、もう一歩チームとしての改善が必要なところなのでしょう。個人的にはGK西川に触って欲しかったようにも感じましたが、難しかったのでしょうかね。ともかくこのままダービーはドローに終わり、また苦杯を舐めさせられみすみす勝ち点2を落とす残念な結果となってしまいました。チームとして一定の改善が見られた点はポジティブに捉えたいですが、しばらくは茨の道が続きそうというのが正直なところです。
J1第20節 浦和2×2大宮@埼スタ
Urawa 2 v 2 Omiya @Saitama Stadium 2oo2, SAIATAMA(HOME)
ミシャ監督解任直後というえらいタイミングで迎えたさいたまダービーは2度までもタイに持ち込まれ悔しいドローに終わりましたが、その翌日に下部組織上がりの関根のドイツ2部インゴルシュタットへの移籍が発表されました。戦力的には相当痛いのは間違いなく、チーム状況やタイミング的に彼自身も悩んだようですが、せっかくのチャンスですからしっかりがっちりと掴んで、元気ともども欧州で躍動して欲しいものです。長年浦和の右サイドに君臨し続けて挑戦者を退けてきた平川さんの壁を遂に超えたあの関根がいよいよ海外に羽ばたくというのは、個人的にはうれしく、ワクワクする想いです。大宮戦で菊池が左WBでスタメン起用されたのは、天皇杯でのパフォーマンスなどをふまれえればちょっとしたサプライズでしたが、WBポジションのレギュラーである関根が去ることも頭に入れての起用だったのでしょうね。
試合の方ですが、大宮さんが新外国籍選手のカヌエ選手とあのマルセロ選手をスタメン起用しての4-1-4-1の布陣で対峙してきたのに対し、浦和は札幌戦の愚行で出場停止の槙野に代わり左STには宇賀神が入り、右WBが関根、左WBが菊池という布陣。堀さんが守備面でどんなテコ入れしてくるのか注目していましたが、両STが上がらない、というかWBを追い越す動きを自重していて、何と言うかフツーの3バックっぽい対応になっていました。カウンター対策の一環と理解していますが、他方で阿部のポジションによっては時折左WBの宇賀神がボランチっぽい位置を取ることもあり、興味深くみていました。そしてシャドーには守備面で汗をかける武藤とズラを起用し、ふたりとも、やや守備的になった分チャンスが減ることをふまえれば痛い逸機はありましたが、概ね監督の期待に応えていたのではないかと思いました。そんなこんなで前半のうちは守備面では安定し、大宮さんにチャンスらしいチャンスを与えていませんでした。浦和はCKなどセットプレーにも工夫が見られましたが、前半終了間際には大宮DFのハンドによるPKを興梠が決めて首尾よく先制にも成功します。
先制に成功した浦和は無理して前がかりにはならずカウンター狙いのような対応でうまく大宮さんをいなす感じでうまくゲームを進めていましたが、後半大宮さんが前線にマテウス選手を投入してきたところで浦和守備陣がスキャンダラスなミスを犯してしまいます。左ST宇賀神が、西川と話していたのか前を見ていなかったリベロの遠藤にパスを出してしまい、そのボールを掻っ攫われてそのマテウス選手にゴールネットを揺らされて同点に追いつかれてしまいます。サッカー素人的には判断が付きかねるところですが、遠藤の状況を確認せずにパスを出した宇賀神、状況を確認していなかった遠藤双方に責任があるという理解でよいのでしょうか(GK西川の責任を問う声もあるようですね)。いずれにせよこれはもう目を覆うばかりの痛恨の失点というべきものでしたが、その直後に浦和が再度勝ち越しに成功します。時間が進むにつれて試合に入れるようになっていた菊池のグラウンダーの素晴らしいクロスを大宮GK加藤順大がキャッチできず、こぼれ球に詰めた柏木が押し込んでの素晴らしいゴールでした。
この、ゴールセレブレーションに柏木の想いが迸るようなこの得点で勝てていれば堀新体制上々のスタートと言えたのですが、そうは問屋が卸しません。大宮さんは前線に更にFW瀬川選手を投入、また攻守に奮闘していたカウエ選手に代えて横谷選手と次々と手を打ってきます。そして終了間際の88分に浦和左サイドからの岩谷選手のアーリークロスに交代で入った瀬川選手に頭で飛び込まれて2度目の同点を許してしまいます。これはマウリシオでも起用しない限り、現状真ん中でクロスを跳ね返す人材に乏しい以上まずはクロスを上げさせない、上げられるにしても精度を落とす工夫というか、もう一歩チームとしての改善が必要なところなのでしょう。個人的にはGK西川に触って欲しかったようにも感じましたが、難しかったのでしょうかね。ともかくこのままダービーはドローに終わり、また苦杯を舐めさせられみすみす勝ち点2を落とす残念な結果となってしまいました。チームとして一定の改善が見られた点はポジティブに捉えたいですが、しばらくは茨の道が続きそうというのが正直なところです。
J1第20節 浦和2×2大宮@埼スタ
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