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二餅のスーパー・チラ裏日誌

Nimochi's curious weblog

ヤマハ スポーツラインナップ'89(上期版?) 緊急入手!

2021-05-05 20:30:00 | バイク


 この封書は、なんぞや?



 ヤマハ スポーツラインナップ

 ヤマハ車販売店で配布されていた(スクーターを除く)総合カタログのようです。ヤフオク徘徊で発見、落書きアリのジャンクということでしたが、ニューTZRの美尻にズキューン!され、落札せざるを得なかった(笑)。



 ご覧の通り、ニューTZRのカタログ表紙とは構図の異なる写真です。迫力があるのはTZRカタログ表紙ですが、こっちはこっちでカッコいい。



 ところで、ニューTZRの商品ガイドの見開きにある写真と同じものかと思っていたら、これとも微妙に違う(笑)。ほんと、言われないと気付かない程度ですが、違う写真です。商品ガイドの写真の方がほんの少しバンクが浅いので、おそらく同じコーナーリングの連続写真から適当に抜粋したのかと思われます。



 さて、本編。見開きは、注目のヤマハ最新機種が並べられ、簡単な説明が添えられています。
 右のページは、当時、インチキ商品みたいなデザインの多かった日本製クルーザーモデル(アメリカンタイプ)から脱却した、本格的なクルーザーデザインのビラーゴ。そして、ロングセラーSRシリーズのスポーツタイプ、SRX。そしてわが友、DT200R。
 おそらく最も注目されるであろう左のページは、FZR400R、FZR250R、TZR250とレーサータイプばかり(笑)。時代を感じずにはいられません。時はバブル、そしてレーサータイプの全盛期。排気量から考えると価格は割高ですが、当時は大型二輪(いわゆる、「限定解除」)の免許が一握のライダーにしか与えられなかった時代だけに、このクラスが最も注目株だったことを物語っています。



 なお、ページの下半分は、ヤマハ車の注目技術が羅列されています。



 このカタログはA2サイズのカタログをA4に折りたたんだものですが、全部開くとヤマハのオールラインナップが掲載されています。公道走行が不可能な市販モトクロッサーやバギータイプも掲載されています。今と違って様々な車種が掲載されていますが、なんだか血眼になって走るような車種ばっかりで、のんびり走るような車種が少ない(笑)。



 落書きジャンク品ということでしたが、RZ50とDT50に丸が付いてました。高校生がバイクでも買おうとしてたのかな?どっちも同じエンジンのバイクなんだけどね(チューニングは違う)、6V電装だし。
 RZ50は、この後同じエンジン、12V電装で強化されたTZR50にモデルチェンジして絶版。そのTZR50もエンジンを新規開発のものに乗せ換えたTZR50Rにモデルチェンジするわけだが、まさかそのTZR50RのエンジンをDT50のフレームに載せて97年に新生RZ50として復活するとは、当の本人も思わなかったでしょうね。



 なんか、この辺りに見覚えのあるバイクがいっぱい載ってる(笑)。ほとんど所有歴アリというのが笑える。



 しかし、RZ250Rは38万円とは破格の値段だ。初代RZの改良エンジンなので基本設計は古いですが、とっくに減価償却が済んでいるからかコストのかからないフレーム構成だからか、はたまた量産効果からか。当時とは物価が違うとはいえ、今の物価で換算しても50万円前後の価格になるだろうけど、破格だと思います。レーサータイプばかりに人気が集中して当時は不人気車種で、在庫が投げ売り状態だったらしい。今じゃ、RZというブランドが独り歩きして物凄く高いです。



 一方、RZに8万円ほどの追加フィーで、オンロードだろうがオフロードだろうがどこでも走れる、初代TZRのエンジン搭載のTDR250が購入できます。TDRはいいバイク。ほんといいバイク。でも、部品がホント何も出ないので、もう乗りたくないです(笑)。



 そして、ニューTZRは59万円と高額商品。それでも当時最新の2サイクルユニット、というだけで十分に魅力的に映ったのかもしれません。



 荷物積めない、2人乗りできない、おまけに車体小さすぎとスパルタンこの上ない、DT200Rと同じエンジン(同じというか、こちらの方がデビューは先)のSDRは36万円と、やや割高な印象。ただ、2度と生まれ得ないストイックなキャラクターは、ハマる人はとことんハマるらしい。



 SDRより1万円安いDT200R。こっちの方が、汎用性高し。服は臭くなるけど(笑)。

 資料として面白いです。なお、調べたらこのカタログ、89年下期版もあるようで、まあこちらはまた機会があったら入手したいと思います。



 ところで、見開きページのDTの写真も、商品ガイドやカタログなんかに掲載されているのとは違う写真と判明。ロケ地は同じだと思いますが、鳥取砂丘とかかな?




 ヤマハ狂と思われそうですが、好きなオートバイメーカーはスズキです(笑)。