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二餅のスーパー・チラ裏日誌

Nimochi's curious weblog

新型ニューデリカの実機を見てきました

2018-12-05 20:30:00 | 自動車@そのイ也



 インターネットでボロクソ書かれている(笑)新型ニューデリカがディーラーでプレ展示していたので、見てきました!

 俺も最初ネットで見た時、「うわぁ、これはひどい…」と思ったのですが、これ実物見ると結構いいですよ。まあ個人の主観もあろうかと思いますが、実車はそれほど変に見えないです。カミソリと揶揄されているド派手なグリルは、メッキではなくシルバー塗装なので、それほど主張のあるものではないと思います。ただ、コーナーリングランプが付いていないようだったので、そちらはマイナスですね。

 マイナー前も一緒に並んでいたので、さきごろ話題にした最低地上高も確認してみましたが、両車ともほとんど変わらないように見えました。マイナー前はエンジンカバーがボコボコしていますが、マイナー後はまっ平になっています。図らずも、マイナー前の最低地上高がウソっぱちであったことがバレてしまったのは、三菱的には痛いところでしょうね。まあ、俺はどのみち、スターワゴンより遥かに低床のD5がスターワゴンと同じ最低地上高だなんておかしいとは、前々から思っていましたが。



 インテリアは、格段に質感が向上しました。ウレタンパネルが多く使われており、マイナー前のバリバリの内装とは一線を画します。ただ、デザイン自体に魅力があるかと言えば、高級路線に舵取りしたのは疑問点ですね。この車を高級車として購入するユーザーがいるのか、はなはだ疑問です。ただ、何度も言いますが、質感は比較にならないほど上がっています。革シボはトヨタのそれと似ており、かなりライバル車(の先代モデル)を研究した形跡が見られます。なんと、アウトランダーやエクリプスですらプラスチックで手抜きしているリアドアの内貼りですら、ウレタンパネルを使っています。ただ、サードシート部の内貼りは従来品であり、フロントと革シボが露骨に違うのは困りもの。パーキングブレーキが、電動タイプに変更されており、シフトノブ近くに配置されています。なお、運転席からボンネットが目視できるようになったのは高ポイントです。

 全体的に、時代相応のアップデートが行われたと思いました。個人的には悪くないとは思いますね。ネット界隈では、「ジムニーのデザインを見習え」などと書かれているのを良く見かけますが、そもそものD5がスターワゴンのヘリテイジであって、それを12年も販売できたのですから、今更ジムニーのようにヘリテイジデザインで行けというのは、お門違いの印象を受けます。下手にヘリテイジを狙わなかったのは、俺は正解だと思いますね。ただ、流行を反映してしまったので、何年かしたら確実に飽きるとは思いますが。

 いろいろデザインに異論はあろうかと思いますが、たぶん、理由があると思います。次期型のデリカは、エルグランドベースで開発されているというウワサが囁かれています。いや、実際にはデリカベースでエルグランドを作るのかもしれません。エルグランドと言えば、ド派手なフロントグリル、高級インテリア。おそらく三菱は、市場調査目的でこのフロントマスクやインテリアをわざとデザインしたのではないでしょうか?一方で、ガソリン車は従来型の継続生産です。
 もしこれで、新型の方が売れなくて継続生産型の方が売れる、あるいは反響が大きいようであれば、おそらく次期型は迷いなくマイナー前路線のデザインで行くと思いますし、マイナー後の方が圧倒的に人気になるようだったら、遠慮なくエルグランドと同じコンセプトで開発してくると思います。
 あくまで、個人の推測ですけど。だって、これが本当に開発者の理想とするデリカなんだとしたら、お 前 ら 何 も 分 か っ て な い ぞ 。



 簡易カタログがあったので、貰ってきました。



 グレードはPタイプ(スーパーエクシード相当)、Gタイプ(エクシード相当)、Mタイプ(GLX相当)の3種。エアロ仕様のアーバンギアはGタイプのモノグレードです。Mタイプで十分だと思います。なお、期待されていたサンルーフの復活は、ありませんでした。



 この、ディーラーオプソンの写真なんか見てると、カッコいいじゃないですか。全然デリカですよ。でも、リアラダーが無くなったのは残念。


 以上、個人的なご意見、ご感想でした。最後に言っておきますが、確かに嫌いな人には絶対ウケないデザインだとは思う。それをデリカでやってしまったことに、多くの批評が集中しているのでしょう。