二餅のスーパー・チラ裏日誌

Nimochi's curious weblog

TZR設立準備室 その3

2017-10-29 20:30:00 | バイク



 ついに、TZR125(3TY)が我が家にやってきました!小排気量2サイクルエンジンが大好物のニ餅は、是非1度所有してみたいバイクの1台でした。



 う~ん、2灯ブレーキランプが萌えるぜ。昔から1度、2灯ブレーキのバイクは所有してみたかったのです。憧れます。これだけで、このバイクを買う価値があります(笑)

 細部を見てみましょう



 極太の「DELTABOX」フレームは、250と違ってスチール製です。ボディカラーの白は、なんとパールペイント。ヤマハってパールペイント好きだよね。125ccにパールペイントを採用するとは、実にバブリー。タンク容量は12㍑。



 ガソリンコック、これTDR250と同じダイアルかな??TDR250は負圧コックですが、これは普通のコックでONとOFF、RES(予備)があります。



 シートはキーで外せます、中には書類入れの小物入れに車載工具が積載されており、エンジンオイルタンクがあります。



 ハロゲンヘッドランプは、角型の大光量タイプ。中にポジション球も入っています。これは3TYの前期型なので、スイッチでライトのON、OFFができます。



 面白いキルスイッチ、右に回しても左に回してもエンジンOFFできます。その 下はライトのスイッチ。



 メータはスピード、タコ、水温計の3種類。当時、250のTZRはレーシーな細幅フォントのメータでしたが、3TYの前期型は、ご覧の通りの80年代丸出しな極太ゴシックとなっています。でも、見やすいです。俺は、こっちのフォントの方が好きだねェ



 アルミウィールは、3本スポークでスポーティ。塗装がガビガビだったので、販売店で塗ってくれました。フロントが17インチ、リアは18インチです。ブレーキは大容量のローターとキャリパーで、確実な制動を約束。タイアは、バイアスです。
 ハンドリングは、実に優秀で、スイスイとバンクできます。素直に曲がってくれるので、気分がいいですね。ただし、ハンドルの切れ角はレーサーレプリカ並みになく、手押しでの取り回しはイマイチ。




 注目のエンジンは、22ps/10000rpm、1.7kg-m/8500rpmの高回転型。エンジン始動は、キックスタータのみ。キックは軽く、すぐにエンジンかかります。可変排気デバイスのYPVSを装着していますが、低速トルクはかなり細く、はっきり言って5000回転以下は使い物になりません。はっきりとした段付き加速をし、7000回転付近からはグイグイ引っ張られます。



 エキゾーストシステムは、オリジナル。ボロボロと、ヤマハにしては珍しい迫力のあるアイドリング音。回したときの音は、さすがヤマハだけあって、良い音します。オイル吐出量が多いのか、出口が排オイルで湿っています。


 わが憧れのTZR125を実際に手にしてみての感想ですが…

 はっきり言います。俺は、やっぱりDT200Rの方が好きだ。

 …なんというか、思っていたのと違うんですよ。もっと万人向けのバイクかと思っていたのですが、どうもそうではない。そりゃあハンドリングもいいし、なんとなくカッコ悪い外観なんかもろにツボなんですが…なんか乗りづらいです。とにかくDTと比較すると、低速トルクが無さすぎです。発進は、かなりもたつきます。以前乗ってた同じエンジンのDT125Rと比較しても、明らかに低速トルクが無いです。そりゃあDTはオフロードユースのために低速寄りのパワーバンドにしていることもあろうかと思いますが、かなり扱いにくく、ちょっと期待外れです。
 セパレートハンドルは思いのほかハンドル位置が低く、走行姿勢はかなり前傾します。シートがへたっているようで、お尻も痛いのなんの。ちょっと乗っただけで疲れてしまいました。カウルもないので、走行風もバンバン当たって、それで疲れるのかもしれません。
 ハッキリ言って、スパルタンこの上ないバイクだと思います。かなり、乗り手を選ぶのではないでしょうか。何台か2ストレプリカは乗りましたが、そのどれよりもテクニックを要求されるバイクのような気がします。つまり、騙しが効かないバイクなんだと思います。乗り手に対し、ストレートにテクニックを要求してくる感じでしょうか。

 まだ乗りなれていないので、あまり第一印象がよくない感想を書いてしまいましたが、逆を言うと、慣れてしまえば大化けするような気もしますね。今後に期待です。

 ちなみに、クラッチミート位置が遠すぎて乗りづらいので、設立準備室は、このクラッチ調整を行った上で終了といたします。