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二餅のスーパー・チラ裏日誌

Nimochi's curious weblog

ジータ

2013-09-08 15:20:57 | 自動車@そのイ也

 オリムピックが東京で決まったそうで、まぁ東北のニ餅には全く関係のない話です。



 アルテッツァ・ジータに試乗する機会を得ました。オーナー氏の粋な計らいに感謝。



 ご覧の通りのジータですので、5ドアハッチバックになります。ステーションワゴンと呼ぶにはお尻が短いですし、5ドアハッチにしてはお尻が長いですし、個性的なデザインですね。
 ラゲッジはもともと深めですが、床をフラットにする都合上なのか、通常はセパレータで浅く区切られています。2シータとして使用し、リアシートを畳んで数日分の宿泊道具を積んだツーリングなどには適しているかもしれませんね、実際当時のカタログにそんなことが書いてあった気がしますが。




 エンジンは3000cc。2JZツインカム24が搭載されています。このボディに3000ccですから、エンジンルームがギチギチです。しかし、コンパクトな車体に3000ccはやはり圧巻で、素晴らしい加速を見せます。2JZらしいエンジン音とNA6気筒ならではの滑らかな回転フィールは楽しいですね。ターボなんか全く必要ありません。



 アルテッツァといえば、ごらんの通りのメータですが、やはりこれは全然見やすくありません。デザイナーのオナニー行為もいいところです。でも、こっそり燃費計が付いているのには笑いました。BMWを大いに意識しています。



 包み込まれるようなホールド性の良いシートは、硬いクッションのツーリング向きシートです。革巻きステアリングには、当時トヨタがゴリ押ししていたステアマチックのボタンが。慣れると使いやすいですが、はじめは戸惑います。内装にプラスチックを多用されているのは残念。
 しかし、ボディ剛性も高く、静粛性も高いことから、まぎれもなく高級車らしい乗り味です。運転席からはボンネットがほとんど目視できないのが残念。とはいえ、FRらしい素直なハンドリングや小回りの利く運転のしやすさなどの利点は、やはりこの車の魅力と言えるでしょう。

 ドイツ車的なキャラクターですが、紛れもなくトヨタ車といった安心感が魅力な車だと思いました。扁平タイアにかなりハードな足回りですが、それほど乗り心地の悪いものではありません。でも、クラウンなんかに乗っているような人は乗り換えられませんね、キャラクターが全く異なりますし、そのような人を満足させるものは何一つありません。



 ところで、71のマークIIとシグマを並べてみました。似てますねぇ、サイズもほとんど一緒ですし。



 ただ、マークIIの方がオーソドックスな基本設計なのだと後ろ姿を見ていると感じますね。両者ほとんど登場年は同じなので、同期同クラス組です。