ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

グリマとリチャード三世

2003年04月22日 | 旧指輪日記
このところ、映画のグリマいいなー、と思うようになりました。最初に写真を見た時にはメイク過剰でやだなーと思ったのですが、最近妙な色気を感じるようになったりして・・・(汗)
で、ふと思ったのですが、グリマの色気?って、リチャード三世に通じるものがあるなあ、と・・・。
ご存知ない方もいるかもしれませんので説明しますと、リチャード三世はシェイクスピアの戯曲の主人公で、生まれつきせむしで醜く、美貌も腕力もない代わりに巧みな弁舌で周囲の人間を陥れ、ついにはイングランド国王に昇りつめるという人物です。ただし、王位を得るものの、どんどん孤独と猜疑心に苛まれ、ますます残酷になって行くという悲惨な人物なのですが。
グリマの衣装ってそもそもリチャード三世に似ているように思いました。「公式メイキングブック」のナイラ・ディクソンのコメントによれば、身体がゆがんで見えるような衣装になっているそうで、まさにせむしのリチャード三世のイメージと重なるなあ、と思いました。
それに、「リチャード三世」の有名なシーンに、自分が殺した男の妻を巧みな弁舌で口説いて自分の妻にしてしまうというシーンがあって、そこがエオウィンに言い寄る?シーンとも重なるように思ってしまいました。まあ、エオウィンは拒絶しましたし、グリマも本当にエオウィンのことが好きだったので、ちょっと違いますけれど・・・
リチャード三世って、醜い男という設定なのですが、この未亡人を口説くシーンのせいか、なぜか不思議な色気があるように感じてしまうんですよね。私が見たのは蜷川幸雄演出、市村正親さんが演じたものと、劇団新幹線プロデュースの「天保十二年のシェイクスピア」で上川隆也さんが演じたものなんですが、どちらも「カッコイイ」と思ってしまったんですよねー(汗)まあ、お二人とももともとカッコイイ役者さんだからかもしれませんけど・・・
という訳で、なんだか映画のグリマにも惚れつつあります(笑)
しかし、グリマまでカッコイイと思うようになるにつれ、エオウィンてオイシイ役どころだなーと思う今日この頃・・・だってセオデンやエオメルにかわいがられてて、グリマに思われてて、ファラミアとは結婚するし、メリーには助けられるし、映画ではギムリとまで仲良くなっちゃって。エオウィン自体が好きじゃなかったらめちゃくちゃジェラシー感じてるところですな(笑)

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