ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

Farewell, my hobbits

2004年06月28日 | 旧指輪日記
最近ギムリ"ホビッツに傾きがちなのですが(笑)ふと思いたって、ギムリの原作での最後の台詞を原文で見てみました。(なぜか今まで一度も観たことがなかったのです)そうしたら、「ご機嫌よう、ホビットさんたち!」という部分が"Farewell, my hobbits!"となっていて、「おおっ」と思ってしまいました(笑)my hobbitsって、ホビットたちへの親愛の気持ちが現れていて、なんかちょっとじーんとしてしまうのですが・・・。
英語のこういう場合の"my"という言葉、血縁関係でもない限りなかなか日本語に訳すと妙な感じになってしまうのは仕方ないのですが、ちょっといいなあ英語、と思うところですね(笑)
映画の裂け谷でもビルボがフロドに向かって"My lad"と呼びかけているところがあって、これは字幕だか吹き替えだかでは「私のフロド」と訳されていましたが、義理の親子だからこれはokなんですかね。
この瀬田訳では、「ホビットさんたち」という微妙な言葉の使い方が優しくていいなあ、と思います。欲を言えば、farewellは「ご機嫌よう」よりは「さよなら」とか「元気でな」とか、もうちょっとお別れの寂しさが感じられる言葉の方が良かったかなあとも思うのですが。明るい中にも、ね。
ところでこの"Farewell, my hobbits!"という言葉を見て思い出したのが、映画の灰色港でのガンダルフの台詞です。"Farewell, my brave hobbits"というあの言葉、ガンダルフの優しい顔と共にとっても好きなのですが、そうか、ギムリの台詞からもらったのかあ・・・とまたちょっと感慨深くなってしまいました。
ちなみに原作ではガンダルフはここでは"dear friends"=「親愛なる友よ」と呼びかけているのですが、絶対"my brave hobbits"の方がいいです~! 誰がここの脚本書いたか知りませんが、褒めてあげたいです(笑)
でも、そうなると、ギムリのお別れの"Farewell, my hobbits!"はSEEでも聴けない公算が強くなりましたね。かぶってしまうから。ちょっと残念だなあ・・・
そう言えば、映画のギムリはアラゴルンのことをよく"my laddy"と呼んでますよね? この"lad"という言葉のニュアンスは私はよくわからないのですが、この呼び方、ギムリのアラゴルンへの微妙な親愛の情が感じられて、ちょっといいかな、なんて思ったりします。かわいがってる、みたいな。ジョン・リス=ディヴィスがヴィゴよりも年齢が上なせいもあるかもしれませんね。
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