この絵本、トールキンが自分の4人の子供たちに、サンタクロースになりすまして?毎年絵つきの手紙を書き続けていた、その手紙を編集して出版されたものだそうです。私が買ったのは評論社から出ている日本語版ですが、原書の方が手紙もたくさん載っているのだそうで、そのうち入手せねば、と思ってます。
さて、まず印象的なのは、何と言ってもトールキンの絵ですね。色彩が豊かで、デザイン性?も高くて、本当に絵心のある人なんだなあと感心してしまいました。
手紙の内容は、年々話が凝って来ているのが面白いです。ゴブリンが出てきて戦いになったり、エルフ文字(の原型?)が出てきたり、トールキンが作りつつあった中つ国の世界が現れ出しているのが面白いです。
それにしても、よその家の子供はこんな手紙もらってなかっただろうに、トールキン家の子供たちは疑ったりしなかったんでしょうかねえ。「お父さんの絵に似てるなあ」とか、疑問に思ったりもしなかったのかなあと・・・いや、そういうことを考えるようになったら「卒業」なんでしょうね。
日本語版だと、手紙の宛名があまり載っていないので残念なのですが、なんだか皆13歳くらいまでは手紙もらっているような? 欧米のサンタクロース信じてる年齢の標準は知らないですが、随分大きくなるまでもらってるなあという印象でした。やはり、手紙なんかもらっていたらそれだけ信じてしまうんでしょうねえ。
そんな、普通よりもっとずっとサンタクロースに親しみを持っていたはずのトールキンの子供たち、真実を知った時はどんなだったんでしょうか・・・
そして、一番心に残るのは、やはり最後の手紙です。「来年からはもうあんたたちも靴下をつるすこともなかろうと思う」と、お別れの手紙になっているんですよね。「でも、わしはあんたたちのことを忘れはしないよ。わしはいつも古い友達からの手紙を取っておいて、いつかその子供たちのところに行く日が来るのを待っているんだよ」というようなことが書いてあるのが涙を誘います。
なぜ、この手紙では今年が最後とわかっているのでしょうか。ひょっとしたらもうサンタクロースの正体がバレてしまっていたとか? 最後に小さく描かれた、サンタクロースを囲んだ北極熊やエルフたちが仲良く輪になって踊っている絵が、なんだかほろりとさせられます。
さて、まず印象的なのは、何と言ってもトールキンの絵ですね。色彩が豊かで、デザイン性?も高くて、本当に絵心のある人なんだなあと感心してしまいました。
手紙の内容は、年々話が凝って来ているのが面白いです。ゴブリンが出てきて戦いになったり、エルフ文字(の原型?)が出てきたり、トールキンが作りつつあった中つ国の世界が現れ出しているのが面白いです。
それにしても、よその家の子供はこんな手紙もらってなかっただろうに、トールキン家の子供たちは疑ったりしなかったんでしょうかねえ。「お父さんの絵に似てるなあ」とか、疑問に思ったりもしなかったのかなあと・・・いや、そういうことを考えるようになったら「卒業」なんでしょうね。
日本語版だと、手紙の宛名があまり載っていないので残念なのですが、なんだか皆13歳くらいまでは手紙もらっているような? 欧米のサンタクロース信じてる年齢の標準は知らないですが、随分大きくなるまでもらってるなあという印象でした。やはり、手紙なんかもらっていたらそれだけ信じてしまうんでしょうねえ。
そんな、普通よりもっとずっとサンタクロースに親しみを持っていたはずのトールキンの子供たち、真実を知った時はどんなだったんでしょうか・・・
そして、一番心に残るのは、やはり最後の手紙です。「来年からはもうあんたたちも靴下をつるすこともなかろうと思う」と、お別れの手紙になっているんですよね。「でも、わしはあんたたちのことを忘れはしないよ。わしはいつも古い友達からの手紙を取っておいて、いつかその子供たちのところに行く日が来るのを待っているんだよ」というようなことが書いてあるのが涙を誘います。
なぜ、この手紙では今年が最後とわかっているのでしょうか。ひょっとしたらもうサンタクロースの正体がバレてしまっていたとか? 最後に小さく描かれた、サンタクロースを囲んだ北極熊やエルフたちが仲良く輪になって踊っている絵が、なんだかほろりとさせられます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます