ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

フェアリーテールシアターBプロ

2008年08月23日 | 映画
フェアリーテールシアター第二弾、行ってまいりました。今度はティム・バートン監督のアラジンと魔法のランプがお目当てですが、同時上映はなんとフランシス・フォード・コッポラが監督! なんかすごいですね~
やはりテレビシリーズならではの予算少なげなスタジオセットでの撮影なんですが、大分見慣れて来ました(笑)まあ、テレビにしては頑張ってるとは思うのですが。
このチープさを逆手に取れるとなかなか面白い作品になるんだろうなあと思います。

ティム・バートンのアラジンと魔法のランプ
ストーリーは今更ネタバレも何もないと思いますが、一応これから観る予定の方にはネタバレかもしれませんのでご注意ください。
ティム・バートンが「ビートルジュース」よりも前に撮ったようですが、「フランケンウィニー」より前か後かがちょっと気になる・・・(フランケンウィニーは名作です! 今度ストップモーションアニメで自らリメイクするという話も聞きましたが@mixi)
いや~、確かにティム・バートンでした(笑)最初は意外とフツーに撮ってるなあ、という感じでしたが、徐々にティム・バートンワールドになって来ました。
と言っても、やはりセットや美術に限界がありますし、基本的にオリジナルのストーリーに忠実(多分・・・)なので、まあ「薄め」ではありますが。
ランプが隠されて?いた洞窟の部屋が、ポップでシュールな感じでかわいかったです。壁のオバケのもようがかわいい・・・。今回のフェアリーテールシアターのスタンプカードのマーク、この部屋のもようでした!
ランプが乗ってた像も、なんともいえないポップでシュールでキモかわいい系?
衣装や部屋のセットも、低予算ながらも色合いとかポップで、頑張ってる感じでした。街の場面とか全部おんなじ街角だったけど(笑)
で、最初は結構フツーかな、と思い、お母さんちょっと面白いかな、と思ったりもしてたんですが・・・ランプの精が出て来てからがおかしかった!
何しろランプの精がかわいいんですよ~いや、かわいいというか、おっさんなんですが、凶暴なキャラクターと唐突なバカ笑いがおかしくてねえ。観てるとだんだんかわいくなって来ました。
演じてるのはダース・ヴェイダーの声をやってた人なんだそうです。いやー、ちょっとイメージ違うんで全然浮かばないんですけど(笑)
でも、とってもチャーミングなおじさんで、すっかり好きになってしまいましたよー。今度SW見る時は違った目でダース・ヴェイダーを観るかも・・・!?
指輪の精も結構おかしかった。彼も結構役に立つと思うんですが、いつもその存在を忘れられてるなーと思ったら、実際「忘れてたよ」と言われたら「慣れてます」と答えるところとかおかしかったなあ。
王様ものんきでちょっと変人で面白いキャラクターでしたねー。
あ、王様にあげたのぞき窓付き箱の中の人形劇? もかわいかったなー。なんか意味不明だったけどそこがまた(笑)
そういやレナード・ニモイも出てたんですよね。メイクがミスター・スポックとは違うメイクなんで、知らなかったらわからなかったです、私は。キャラクターも大分違ったような。
しかしこの話、考えてみたら大筋しかしらなくてオリジナルはよく知らなかったのですが、アラジンってただの怠け者で何にも努力してないのにこんな幸運になっていいんでしょうかね・・・
ディズニーのアラジンって見たことないけど、多分ここまでいい加減な主人公にはなってないのでは・・・
あんまりオチのない話なんですが、最後ランプの精のナレーションで上手くしめくくってましたね。
とまあ細かいところはなかなかティム・バートンらしくて楽しかったです。とにかくランプの精LOVE!(笑)

フランシス・フォード・コッポラのリップ・ヴァン・ウィンクル
なんとコッポラがテレビシリーズの監督を・・・! あのチープなスタジオセットで一体どんなものを撮ったのか、興味津々で観ました。
まあ、セットのチープさはどうしようもないのですが、色合いを暗めにしたり、背景の絵も暗めだったり、とどめはなぜか山への入り口が舞台のセットのように開くというシュールさ。と、それなりに巨匠っぽさは出てたかな。
リップが眠りながら歳取ってく映像もなかなか頑張ってましたねー。
結構笑わせる作りになってたんですが、ティム・バートン見た後だからか、そんなに笑えなかったかな・・・
この話、元の話は知らなかったんですが、アメリカ版「浦島太郎」なんだそうで。山の中で亡霊たちに出会って、一緒にお酒を飲んだら20年眠ってしまって・・・というお話。
アメリカ版浦島と聞いてたので、宴会してる間に20年経つのかと思ったら、寝ちゃう話だったのね・・・
ワシントン・アーヴィングというあたりで、あんまりオチとか教訓とかはない話なんだろうな、と思ってたので、理不尽な展開もまあ仕方ないかな、と。
この話のキモは、目が醒めたらアメリカが独立して全然違う世の中になってたんだよ、というところですね。
でも、主人公は全然悪いことしてないのに・・・アラジンと逆に、単に運が悪かっただけというのがかわいそうです。
しかし、確か歌では20年眠って・・・とか言ってたと思うんですが、息子20年後にしては歳取りすぎのような・・・
ビーグル犬のウルフがかわいかったですねーでも、あのまま山の中で行方不明になっちゃったんだろうか・・・かわいそう。リップが眠ったら大人しく退場してたのがなんかかわいかったです。
あ、ソフィア・コッポラが出てたらしいですが、全然わからず。女の子が何人かちらっと出てたから、その中にいたんでしょうか。

というわけで今年見た映画の順位。
1.イースタン・プロミス / 2.ミラクル7号 / 3.マイ・ブルーベリー・ナイツ / 4.西の魔女が死んだ / 5.ナルニア国物語第二章 カスピアン王子の角笛 / 6.スウィーニー・トッド / 7転々 / 8.コレラの時代の愛 / 9.エリザベス ゴールデン・エイジ / 10.ライラの冒険 黄金の羅針盤 / 11.奈緒子 / 12.L Change the World / 13.クリストファー・リーとフランク・ザッパのこわがることをおぼえようと旅に出た男 / 14.ティム・バートンのアラジンと魔法のランプ / 15.マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 / 15.カンフーくん / 16.フランシス・フォード・コッポラのリップ・ヴァン・ウィンクル / 17.ポストマン / 18.ミック・ジャガーのナイチンゲール
やっぱり普通の映画と一緒に評価するのは間違ってる気がするけど・・・(汗)
「ティム・バートンのアラジン-」は面白かったんだけど、なんか「こわがることをおぼえようと旅に出た男」の方が個人的には笑えたんですよねー。

あと、これから観に行く予定の映画のリスト。どんどん公開中が増えて追いつかない・・・(汗)
公開中 「崖の上のポニョ」「TOKYO!」「デトロイト・メタル・シティ」「スターウォーズ クローンウォーズ」
8月30日公開 「20世紀少年」
9月6日公開 「グーグーだって猫である」
9月13日公開 「あぁ、結婚生活」「パコと魔法の絵本」
9月27日公開 「コドモのコドモ」
10月25日公開 「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」
10月公開 「ブーリン家の姉妹」
11月1日公開 「レッドクリフ」
コメント
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