ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

Miss Saigonその1

2008年08月09日 | ミュージカル・演劇
さて、いよいよミュージカルの感想に入ります。
日本でも帝劇で上演中のミス・サイゴンですが、こちらはセントルイスの野外劇場The Munyで上演されたアメリカ版のMiss Saigonのお話です。(と最近よくミス・サイゴンで検索してくる人がいるので最初に説明(笑))
亜門版「太平洋序曲」で香山を演じていたマイケル・K・リー氏(韓国のミス・サイゴンでクリスをやっていた、の方が通りが良いでしょうか?)がデビューの時やったトゥイの役で出演するというので(マイケルはブロードウェイのミス・サイゴンのクローズ時のトゥイでした)、急遽メキシコ行きをやめて行くことにした公演です(笑)
トップの写真は、開演前の舞台の様子です。ホントは写真禁止だったんだけど、開演前だから許して、ということでこっそり席から撮ってしまいました。
ご覧のように舞台にも屋根がない、完全な野外。
屋根がないので、緞帳の代わりに左右に開く板?が設置されていました。両はじには扉もついていて、板?が閉まっている時にここからキャストが出入りしたりもしていました。
この板?の絵、最初抽象画かと思ってたら、よく見たら水面に映るサイゴンの街のイメージなんですねー。(サイゴンが水辺にあるかどうか知りませんが・・・(汗))
実はチケットを受け取りに朝行ったら中に入れてしまって(汗)こっそり舞台の写真も撮ってきてしまいました。だって清掃のアルバイトのお兄ちゃんたちしかいなくて、誰も止めないから・・・(笑)

ご覧のように、書割の木もあるんですが、本当に舞台から木が生えているのが斬新でしたねー。
3つある小屋みたいなものは、場所を変えながらスクリーンとして使われていた・・・と思いますが、3つ全部並んでいるところは観なかったなあ。端っこの席だったからかもしれませんが。

こちらはオケピット。前日の夜雷雨があったので、結構濡れてます。奥の方のビニールシートがかかっているところは、移動できない打楽器類もろもろが置いてあるものと思われます。大変だなあ野外・・・
席ごとに小さい扇風機がついてたりと、野外演奏は大変そうでした。セントルイスは夜もたいして涼しくないので・・・
このMunyでは毎年夏の間に何本かのミュージカルを上演していて、ここでの夏のミュージカル上演自体をMunyと呼んでいるようです。なんか90thとか書いてあったけど、90年前からやってるわけはないよなあ・・・?(汗)

入り口前には出演者のプロフィール写真と名前が。今回見たMiss Saigonに限らず、今回のシーズンのプリンシパルの写真が皆出ているようです。以前レミゼのテナルディエ夫人で見たアン・ハラダさんの写真もありました。サイゴンには出てなかったけど。
マイケルの写真は一番上に。下から見上げて撮ったので斜めっているのはご容赦を。しかしいつの写真使ってるんだ・・・(汗)

Munyまでは、最寄のメトロリンクの駅Forest Park駅からシャトルバスが出ていました。行きは歩いちゃったけど(20分くらい)、帰りは2日ともバスが待っていたので乗って帰りました。特に2日目は雨降ってきたからバスがあってラッキーでしたね。
バスで行けば駅でも人がたくさんいるし、夜でも全然怖くありませんでした。だいたい終演後は駅にも係りの人がいましたし。(警備のためというよりはチケットチェックのために)

チケットを撮ったとき、会場の広さにびっくりして、どれだけ遠い席になるんだ・・・と思いましたが、座席が階段状になっているせいか、思ったほど遠くはありませんでした。トップの写真はテラスA(2階席?)のM列からなんですが、そんなに遠くないでしょう? 帝劇の2階A席よりも近かったかも?
野外劇場は、クラシックのコンサートならクリーヴランド郊外、タングルウッドと経験していましたが、どちらも結構寒かったので、野外=寒い、という印象だったのですが、セントルイスはあまり涼しくなく(汗)長袖だと汗ばんでしまう感じでした。クリーヴランドは長袖1枚では寒くて耐えられないくらいでしたが・・・
場内に4箇所、大きな柱に上に巨大扇風機がついていて風を起こしていて、なんとか涼しくなってました。最初この扇風機のモーター音を聞いて、ミス・サイゴンだからヘリの音流してるのかな、と思ってしまいました(汗)
しかし、ヘリの音を思わせるくらい音が大きいので、開演すると扇風機は止まってしまい、結構暑かったですね・・・

野外というと、緑が見えたり、鳥の声や虫の声が聞こえるのが気持ち良いのですが、クラシックのコンサートだと鳥の声や虫の声はちょっと邪魔になることも。
でも、ミュージカルだと全く気になりませんでしたね。むしろいい雰囲気、という感じでした。
また、クラシックだと音響がどうしても悪くなってしまうんですが、ミュージカルはもともとスピーカー使っているせいか、ほとんど気になりませんでした。
だいたいオケがかなり下手で、音響がどうとかいうレベルではなかったし・・・(汗)
海外だと多い客席の私語も、野外だとあまり聞こえないのでこれもよかったですね(笑)
夕暮れ時から始まるのですが、ちょうどサイゴンの夜明けのあたりで綺麗な夕焼け空になっていたのがいい雰囲気でした。2日目は曇っていたので見られなくて残念でしたが。
そして、野外ならではの演出もあったのですが、これは後ほど。

開演直前にアメリカ国歌を歌ったのはちょっとびっくり。ミス・サイゴンの前にアメリカ国歌って・・・という皮肉さには誰も思い至らないのか・・・
でも、開演の合図になって、遅れて入ってくる人が多少は少なくなったかも?
余談ですが、2日目に私たちの後ろの男性がものすごい美声で歌っていたので、どんな人なのか気になって仕方ありませんでした(笑)見たところ普通のおじさんでしたが・・・(笑)

なんだか会場の説明だけで長くなってしまったので、舞台の感想は次回に・・・
結局まだ感想までには至りませんでした・・・(汗)
コメント
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