ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

LotRシンフォニーの思い出 後半

2006年07月22日 | 指輪物語&トールキン
後半書かないままドイツ行くのもなんなので(笑)さくっと書いてみます。4位から6位になりますね。

4位:2004年12月東京 国際フォーラムホールA 演奏:ロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団 少年合唱:TOKYO FM少年合唱団ソリスト:ケイティ・ヌーナン 指揮:ハワード・ショア

昨年のドイツとどちらを上にするか迷いましたが、やはりショアの指揮と、ロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団(NPOR)の演奏が良かったので・・・
ホールの音響は悲しかったですが・・・
NPORは、ショアが直前の11月にモスクワで一緒に演奏していて、気に入ったのかショアの推薦で演奏することになったそうです。実際、重厚な音色で、ロンドン・フィルよりもLotRの世界には合っているように思いました。日本人のエキストラも混じっていましたが。
特に管楽器がとても良くて。クラリネットは今まで聴いた中で一番良かったなあ。
ソリストのケイティ・ヌーナンは6月のオーストラリアのみの参加だったのですが、これもショアの推薦だったのかなと思いますが。シセル以外でそれまでで一番良かったのではないでしょうか。って単に一番日本に近いだけだったりして(汗)
意外に声量がなかったのですが、マイク使うから問題なかったと思います。ゴラムの歌が良かったですねえ。
コーラスも、半分くらいは日本人でしたが、ロシアから半分来るだけでこんなに違うのか、というくらい8月とは違いましたね・・・
8月のコンサートとあまりにも違った理由は、ショアが指揮だったせいか、オケやコーラスが良くなったせいなのか・・・多分両方なんでしょうが。
でもやっぱりマイクで集音しないといけないようなホールでやるのはどうかと思いますが・・・もうちょっといいホールだったらなあと残念です。
少年合唱は、夏とそんなに変わらなかったかな・・・(汗)


4位:2005年8月ドイツ シュレスヴィヒ-ホルシュタイン音楽祭参加(ノイミュンスター、ホルシュテンハレ) 演奏:北ドイツ放送ポップスオーケストラ ソリスト:Ann de Renais 指揮:テリー・エドワーズ

ドイツで初、しかも音楽祭参加ということでワクワクしながら行ったら、なんと会場が体育館(汗・いや日本で言ったら代々木体育館とかそのくらいのクラスの体育館ではありましたが)だったのでびっくりしたものでした(笑)
国際フォーラムホールAよりは響きましたけど、その分マイクも少なく、弦楽器があまり聞えなくて残念でした。結構上手かったと思うのですがとにかく弦楽器の印象がない(汗)
管楽器もピッツバーグよりはしっとりしていて、やはり欧州のオケの方がLotRに合うなあ、なんて思ったものでした。(その後クリーヴランド管弦楽団を聴いて認識を新たにしましたが)
コンサートマスターがゲストプレイヤーだったのですが、ヴァイオリンソロはひねりすぎ?な感じだったでしょうか。ヴァイオリンソロはピッツバーグが良かったなあ。ホールの音響のせいもあるかもしれませんが。
コーラスは、Schleswich-Holstein Festival Chorとハンブルクの合唱団の混合でしたが、これがロンドン以来の素晴らしいコーラスでした。今度ニュルンベルクのコンサートでもこのSchleswich-Holstein Festival Chorが歌うらしくて楽しみです。
ソリストのAnn de Renaisはこの公演で初めて歌ったのですが、なかなか良かったです。ゴラムの歌がいいんですよね。Into the Westは今イチなんですが(汗)
テリー・エドワーズ氏の指揮は、急ぐところとゆっくりなところがショアと反対みたいな感じで、なかなか馴染めませんでした(汗)座席がフラットで指揮しているところほとんど見えなかったし。エドワーズ氏190cm以上あるにもかかわらず(汗)

6位:2004年8月東京 国際フォーラムホールA 演奏:International LOTR Orchestra ソリスト:シセル 指揮:ジョン・マウチェリー

堂々最下位(汗)今後も最下位であり続けるでしょう・・・あれ以下の演奏が存在されても困ります(大汗)
ホールの音響のせいにかなりしていたのですが、12月にはかなりマシだったので、オケもコーラスもひどかったんですね、かなり(汗)
Sophia Festival Orchestraを中心としてかなり日本人が入ったオケは、寄せ集めだからというのはあるでしょうが、時々弦楽器が崩壊しかけてました・・・あんなの初めて見ました(汗)
管楽器もおおむね弱く、特に金管楽器が悲しかったですが・・・でもティンホイッスルを吹いていた日本人奏者は良かったです。ティンホイッスルはフルート奏者が演奏することが多く、ぎこちない演奏になることが多い中では良かったですね。
日本人のみのコーラスはかなりひどく(汗)愕然としましたね・・・
少年合唱はTOKYO FM少年合唱団ということで期待していたのですが、思ったほどのレベルではなく・・・でも普段テレビなんかで聴く演奏は上手いのになあ。LotRは難しいのか・・・
少年ソロも緊張していたのかかなり弱々しかったですね・・・声質は美しかったと思うのですが・・・3日目のIN DREAMSだけは結構良かったのですが。
そんな中、シセルの歌だけが救いでした(汗)シセルのINTO THE WESTを日本のファンの皆さんが聴けただけでも良かったかなと・・・でもやっぱりシセルの声はマイクあまり通さないほうがいいと思うのですが。
ジョン・マウチェリーの指揮は、全体的にゆっくりめで、ショアに見慣れているとかなり淡々とした印象でした。ショアが熱すぎるのもあるけれど(汗)
でもあのオケではマウチェリーの指揮を評価はできないなあとも思いますが・・・

というわけで、6つの公演に順位をつけつつ語ってみました。
もうじき7つめのニュルンベルクのコンサートに行くわけですが、願わくば4位以内に入る演奏であって欲しいと思います・・・(汗)
コメント
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