ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

まだ続く「ハウル」の話(汗)ネタバレです

2005年01月21日 | 映画
そんな訳で今日もまた「ハウル」の話です。
伏字にしませんが、ネタバレあります。原作ネタバレもありかな?
昨日書いた記事のコメントで「少女が老婆になったら普通もっと絶望するはずなのに、あっさり受け入れていたのが疑問だった」と書いていただいて、レスした後でふと原作では違ったなあと思い出しました。
原作のソフィーは、諦めてはいるんですが、その裏には「どうして私だけこうなんだろう」という悲しさや、怒りなんかもありました。それが老婆になることでストレートに爆発できるようになって、痛快な部分もあったのですね、原作では。
原作のそんなソフィーはとてもリアルな「女の子」でしたが、逆にそれがなんだか少女漫画めいた印象も与えていたように思いました。少なくとも私には。
映画のソフィーは、それを思い出してみると、原作とはちょっと違いますね。原作よりももっとずっと諦めてしまっています。もっと老婆に近い心と言えるのかも。
その変更がいいのか悪いのかは人のよるのかもしれませんが、私はどうも映画のソフィーが好きみたいです。宮崎アニメのヒロインが好きになるなんて前代未聞なので(汗)認めるのが恥ずかしいのですが・・・(汗)
諦めてしまって、老婆の姿で旅をしているソフィーはいじらしくて、私もカブだったらソフィーのために何かしてあげたくなったでしょう。
湖のほとりで、もしかして生まれて初めてのんびりしていたのかもしれないソフィーの姿を見ているとなんだか悲しい気持ちにもなりました。それでこの2つのシーン好きなのかな・・・
ハウルは、そんなソフィーを救ってあげたかったんだと思いました。
ソフィーの寝顔を見て悲しそうな顔をするハウル、そして花畑で嬉しそうだったのに、ふっと老婆に戻ってしまったソフィーを見てやはり悲しそうな顔をするハウル、この場面も好きなのですが、多分この時私はかなりハウルに共感していたと思います(笑)
ハウルがソフィーを好きになった理由が、原作でもはっきりとはわかりませんが(最初から好きだったとも取れるし、まあ一緒に暮らすうちに好きになったと考えても自然ですが)、映画では「同情」から始まったのかなあなんてことも思いました。
実は、指輪ファンの方には「ええ~!?」といわれそうですが(汗)ソフィーとエオウィンには共通点があるなあと思ったりもしてます。
周囲の状況に縛られて閉塞感を感じていたところに、グリマの闇の言葉や荒地の魔女の魔法で心の暗部に囚われてしまったところが。(と私は解釈しているのですが)
ただ、行動のベクトルは180度違いますけどね・・・(笑)やっぱりエオウィンはすごいです!(笑)
これも指輪ファンの方には顰蹙かいそうですが(汗)エオウィンがファラミアによって本来の自分を取り戻したことと、ソフィーがハウルによって本来の自分を取り戻したことは、やっぱり似ているなあと思ったりもしています。これは好きなものをこじつけて一緒にしたいだけなのかもしれませんが(汗)
んー、色々確認するためにも、やっぱりもう一回観なければ。原作も一度読み直す必要がありそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BBCラジオドラマその8

2005年01月21日 | 指輪物語&トールキン
久々のラジオドラマ日記ですが、あまり進んでません(汗)なんだか聴いてると眠くなっちゃうんですよね(汗)
まずは、アラゴルンたちが白のガンダルフと再会。
ガンダルフの声は、サルマンに似せたりとかそういう小細工は一切なし、もろにガンダルフと分かる声でした。気がつけよ皆! と思ってしまいました(笑)
奥方からの伝言はなしでした。ギムリがドワーフ語で歌い踊るの、ラジオドラマでもなくて残念(笑)
そして飛蔭登場のシーンでは飛蔭のテーマが流れますが、ヨハン・デ・メイの交響曲第一番でもそうなんですが、飛蔭と言えば走っているイメージなんでしょうか、そのあたりがちょっと物足りない音楽かなーと(汗)ハワード・ショアの飛蔭のテーマは神々しくて良かったなあ。

続いてメリピピですが、なんといきなり「もう3日も会議してる」というシーンで始まり、いきなりもうエント最後の行進が可決されてしまいました(汗)
んー、確かにストーリー上エントの話はカットせざるを得ないのでしょうが、なんだかちょっと寂しかったエント好きな私。
映画みたいにホビットにエントを説得させるのもどうかとは思うんですが(汗)木の鬚がメリーたちに出会ったことで「ちょっと若返り」「ちょっとせっかちになった」あたりのエピソードとかがなかったようなのが残念です。
原作では木の鬚やせっかちがメリピピのことをとても大事にしてくれているところがとても好きだったホビット好きの私なんですが・・・
まあ、まだメリピピと木の鬚の場面は残ってますから、一縷の望みを持っていようとは思いますが・・・
話が逸れましたが、アイゼンガルド行きが可決されると、エントたちは素晴らしい美声で歌いながら
行進して行きます(笑)
このエントの行進の歌とても好きなんですよね~。「展開早っ」と思いつつも、この歌を聴いていると涙腺が緩んでしまいます(笑)

そしていよいよガンダルフたちは黄金館に登場。実はセオデンもグリマもFotRに出てきちゃってますが、いよいよ本格的に登場です。
映画のように「サルマンに憑りつかれてました」とか妙なこともなく(汗)原作どおりにセオデンはガンダルフの言葉によって甦ります。ちょっとホッ。
でも、映像がないせいか、原作で得たような感動は得られませんでした。セオデンが観たローハンの平原の光景がとても重要だと私は思っているので、ここはナレーションででもそのあたりをやってくれたら良かったのかな・・・
PJの演出力は評価しているので、この場面、原作どおりにやってくれたらさぞ良かっただろうなあと、今更仕方ないことを言って見たりして(汗)
エオウィンも少し声が出てましたが、あれではまだ海のものとも山のものともつきません(笑)
皆さんの評判はかなりいいようですが。

そのあと、フロドたちは死者の沼地に。このあたり既に記憶があいまいです(汗)あまり聞きとれなかったし・・・
それから、ロヒアリムたちの出陣に。エオウィンとアラゴルンの会話とかあったように思いますが、このあたりもよく聴き取れてません(汗)

昨夜はこの続き、「二人のゴラム」を聴こうと思ったのですが、眠くて断念・・・(汗)今夜こそ聴けるといいんですが・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする