ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

監督・脚本チームコメンタリー

2003年12月24日 | 旧指輪日記
SEEはようやく監督・脚本チームのコメンタリー観終わりました。
ディスク2で印象的だったのは、アルウェンに重要な役割を持たせようとしていたPJと脚本の二人に対して、リヴ・タイラーが原作どおりのアルウェンにするように主張したという話でした。TTTの追補編を思わせるアラゴルンの死後のシーンもリヴ・タイラーの希望で入ったのだとか。
なんだかリヴ・タイラーってLotRファンには嫌われてるようですが(汗)私は彼女のことは決して嫌いではなかったので、この話はちょっと嬉しかったです。まあ、それでもパスポートやカードでアルウェンが出たら「ハズレ」と思ってしまいますけど(汗)
それにしても、ミランダ・オットーといい、女性キャストは結構原作の内容を掴んでたんだなあと思いました。ケイト・ブランシェットも良かったですしねえ。
あと、エオウィンの追加シーンは、結局のところエオウィンのキャラクターとしては違う、という判断のもと劇場版からカットされたのだという話を聴いて、かなりホッとしました。FotRのSEEでは「どうしても入り切らなかった」場面ばかりだったように思いますが、TTTの場合は「こんなのも撮ってました」的な場面も入ってるんだなあと。違和感を感じる追加場面については、こんな風に思って観ればいいのかなあと思いました。
ストーリーを変更した部分についての説明には、まあ言うことはわかるけど、本当にそんなことする必要あったのかなあ、という疑問はありました。アラゴルンの崖落ちとロリアンからの援軍についてですが。
エオメルがエルケンブラントの代わりに救援に駆けつけるという変更について「なぜか批判されなかったけれど」と言ってましたが、そりゃそうですよ。あの変更は、上手いこと纏めたなーという感じでしたし、エオメルも出番は減ったけれどカッコ良かったし。そんなに文句言う必要がなかったから文句がでなかったわけで、やっぱり文句が出る場面にはそれなりの理由はあると思います。
それにしても、「時間がなかった」という彼らのコメントは信じたいなあと思いました・・・。FotRだって元々はかなりすごい変更をしていたようですが(汗)時間をかけて考えるうちにだんだん原作どおりに修正されて行ったそうですから・・・。もっと時間があったら、もっと原作に近いTTTが観られたかもしれないのに、と思うと残念ですね・・・

コメント
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