池さんの社長、私の夫は45歳の時に脳出血を発症した。大きな仕事のストレスが重なり、出張先の東京で倒れた。
その後、15か所以上にも及ぶ多発性脳梗塞・肺塞栓・硝子体出血・心房細動・ステント留置手術・大腸ポリープなどを経験し、現在に至っている。結構ヘビーな病気のデパート並み!
実はこのたびも2回目の鼻空内出血のため、安静を主治医に申し渡されている。
1回目の時は今治沖の島に赴任中で、多量の吐血のために救急艇で搬送され救急入院し、止血まで何日も要した。
今回も前回と同様、鼻の動脈からの出血が3日たっても止まらず、結局耳鼻科で治療を受けて何とか止血できた。
初診の耳鼻科の先生はこう言った。「やっぱり、薬を飲んでますね。こういう方多いんですよ。血液をサラサラにする薬を飲んでいる方は、自分で止血することができないんですよね。身体がそうなってしまっている。これが本当にいいことなんですかねぇ・・・。」
本来、人間の身体には怪我や病気に対して自分で回復する治癒力が備わっているはず。けれども長期間、医療(薬)によってコントロールされてしまうと、その本来の治癒力が失われてしまうことになる。
夫は、まさに長期間の高血圧性の疾患のための薬を服用し続けたせいで、出血が起こった時の止血する機能が働かなくなってしまっているのだ。
一つの疾患を治そうとして、別の病気を発症させる原因を作ってしまう。
・・・そしてまた一人、
家で死にたい。病院で最後を迎えるのは絶対に嫌だ。と言っていた高齢の老人が、
「医師が探し出した疾患の治療のために」病院に入院したまま帰らない人となった。