池さんで働くおばさんの日記

デイサービス「池さん」の大ちゃんママのブログです。

講演会

2009-04-27 23:02:14 | デイサービス池さん
最近、考えることがものすごく多くて、頭の許容量をオーバー気味!

血管が切れるかも・・・いや、それよりも何よりも、大事な事が次々に頭から消えていく・・・つまり忘れること多し!

たぶん、自己防衛の本能が働いているんだと思う!

これは、言い訳っぽい?

とにかく、忙しすぎるのかもね!


で、土曜日の夜、松山へ勉強に行って来た。爆発しそうな頭を、ちょっと落ち着けるために・・・(忙しさのあまり、初心を忘れないために)

私たちが池さんを始めるきっかけになった人・惣万佳代子さんの講演会。

5年前、彼女の講演を宇和島で初めて聞いて、私は心が震えたのを覚えている。

「こんな地域があるんだ。こんな場所があるんだ。こんな生き方ができるのだ。」と。

それから今日まで、惣万さんのように生きたいと願って、ただただ一生懸命生きてきた。

そして5年後、また彼女に会えた。5年前、雲の上だった人が、憧れだった人が、「あ~、池さん、明日兄ちゃんとこへ遊びに行こうかと思っとるだが!」と言ってくれた。(これは、大ちゃんがせっせと最近いろいろな研修にもでかけ、顔見知りを増やしてくれたおかげかもしれない!)

池さんという場所を形にできたおかげで、こうして彼女と話をし、将来の地域について共に考えることができる。

とにかくパワフルな人だから、とても1時間あまりの時間では語りきれない点もあって、ちょっと残念だったけど、(西村さんの看取りの話も、もっともっと聞きたかったし)一緒に行った新人スタッフは、彼女の歩んできた15年という日々の重さを、彼女のパワーを感じてくれたに違いないと思っている。

私たちの目指してきた道は、間違ってなかったと確信が持てた夜。

疲労困憊した私の頭を、やさしく包んでくれたそんな気がする夜。

目標とする人に会えて、心癒された夜。







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ああ、春!

2009-04-15 22:20:38 | デイサービス池さん
花見に山菜、日向ぼっこ。

急にちょっと暑くはなったけど、桜の花が一気に散って、ボタンの花が一気に咲いて、もうツツジだの藤だのも咲きはじめたとか・・・

花が終らんうちにあっちこっち行かんと駄目だから、まったくもって、本当に忙しい!!!

いや、たぶん他のデイサービスは、ここまで忙しくはないと思うけど、天気がいいと出かけずにいられない超わがまま池さんの利用者たち。

今日も、れい子さんと一緒に出かけた美佐ちゃんとつたこさんは、ボタンを見た後、ツツジと鯉を見て嬉しそうに帰って来た。

残念なことに、今日は月に一度、税理士の先生が来る日だったから、しかたなしに留守番組の私としては「ええなあ~!」とうらやましい限り。

ま、おみやげに甘納豆買ってきてくれたから、許してあげるけど

幸男さんが持ってきてくれた筍で、昼は御飯をガッついて、おやつはお土産の甘納豆ガッついて、

なんちゅうか、

幸せな春の日。

池さんの春の日。





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毎日を積み重ねること

2009-04-13 23:17:25 | つぶやき
今日は、「池さん」から離れて、ちょっと独り言。

市議会議員の選挙の声が響く今日。

4年前は、私も選挙カーに乗り、「よろしくおねがいしま~す」と叫んでいた。何をお願いするのか、疑問に思いながら・・・

短い期間だったが、私は「したいことを実現するため」に、議員という立場に立つことを自ら選んだ。

そして、私なりに充実感のある日々だったことも確かだ。

私を応援してくれた人たちは、手弁当で集まってくれた人たちで、この町の将来について熱い夢をもっていた人たちばかりだったのは、唯一救われるところだった。地盤もお金もない私が、議員を続けられたのも、この人たちの支えがあったからこそだと思っている。

しかし、「選挙」を経験するたびに、車での連呼・禁止されているはずの戸別訪問・・・挙句の果てに、公然と要求される金銭や見返り・・・

「正当に選挙を行いたい」「なぜ、納得できないその場限りの訪問や、握手をするのか」・・・私の心の中で、今の選挙の在り方に対しての疑問が、山のように積み重なっていくのを覚えた。そのたびに、応援してくれる人たちに、叱咤されながら、「疑問など考えず、とにかく今の選挙を戦わなければ、先は見えない」と自分自身を納得させながら、選挙期間を過ごしていた4年前。



送迎中の車の前を通り過ぎていく選挙カー。

4年間という日々は、私の人生を大きく変え、今私は多くのお年寄りや子どもたちと共にいる。

季節を感じ、天気を感じ、純粋に人の心に接して生きることができる。

疑問を抱きながら、ストレスを抱えながら、駆け引きや交渉に明け暮れた以前の日々を振り返る時、

命の重さや尊さに向き合うことができる今の日々を、心から幸せだと感じることができる。

4年の日々の積み重ねの大きさは、

私を、明らかに変えてくれたように思う。

与えられた運命のままに、ただひたすら毎日を積み重ねて生きることの大切さを、ありのままに生きることを、「池さん」という場所につながる人たちの深い人生を、教えてくれた。





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居場所

2009-04-12 14:46:36 | デイサービス池さん
娘も娘の旦那様もブログに書き込んでくれた、4月11日の愛媛新聞に掲載された我が家の社長の記事。

どういう経緯か、突然取材を申し込まれて、訪れた記者の方は、同性の私でさえ惚れ惚れするくらい知的な女性だった。

テーマが団塊の世代の第2の人生・・・みたいな感じだったから、「池さん」を取材したわけではないのだけれど。うちの社長の第2の人生には、池さんの存在は欠かせないわけで・・・。

企業戦士・・・まさにこの言葉の通り、結婚した当時はバブル真っただ中で、昼夜を問わず仕事を続ける夫は、企業と共に生きた人。ただ、当時は決して珍しい存在でもなんでもなく、当たり前のまじめな会社員にすぎなかった。社会全体が、家庭より仕事を優先する・・・そんな時代だった。

多くの友人が、大きな肩書きのもとに社会の第1線で働いている時に、早期退職し病院通いを続ける毎日は、バリバリ働いてきた夫には辛い日々だったろう。

いま、第2の人生を、池さんという場所で生きることができる夫は、ある意味幸せなのかもしれない。

今の夫の体力に見合った仕事を、それなりにすることができ、そしてそれを、誰かが喜んでくれる(・・・かもしれない)のだから。

いろいろな経緯から、こうして今「池さん」という居場所が出来上がった。

来てくれる人はもとより、私自身にとっても夫にとっても大きな意味を持つ居場所(池さん)がある。

誰もが向う「老い」という時代に向けて、居場所があるということがどれだけ大きな安心感につながるか・・・

利用者だけではない。

経営している私たち自身が、池さんという居場所によって、

安心でき、確かに救われている!








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お花見週間と白寿

2009-04-11 20:31:29 | デイサービス池さん
行った・・・行った・・・

は・な・み・・・

今週は、池さん花見週間。。。

月曜、満開の池さんザクラで、お庭ランチ!献立は、ワカメ御飯とつくねと野菜のけんちん汁。あまりに美味しすぎて、うどん12玉投入して、皆で食べつくした

火曜日、利用者さんが違うので(同じ人もいるけど)、またまたお庭ランチ!献立は、伊藤さんリクエストのカボチャご飯とピリ辛麻婆豆腐。大鍋いっぱいのマーボをどんぶりにして、またまた皆で食べつくす

水曜日、近くのひょうたん池へ、全員でお花見この日は、まさこさんの99回目の誕生日。白寿のお祝いを、満開の桜の下ですることになった。献立は、いなり寿司・巻き寿司と豚汁。プラス、大人気のひょうたん池のおでんをてんこ盛り!まあ、呆れるくらいみんな食べる食べる

去年は、ここで「炭坑節」踊ったよね~! なんて言ってたら、まさこさんが歌いだし、なんと、幹太が踊りだして、今年も池さんは大盛り上がり!!!

99歳まで生きられること自体、めでたいことだし!
元気で生きられることは、もっとめでたいことだし!!
満開の桜の下で、こんなにたくさんで(この日の参加者、計20人)祝えるのは、本当にめでたいことだから!!!

花見客の賑わう中で、周囲の視線を一気に集めて、でっかい横断幕を抱えて大騒ぎする池さん一家。

まさこさん、99歳、おめでとう

木曜日、午後から本谷温泉へ花見!
この日は、おやつ持参で出かけ、あまりの美しさに時間を忘れて皆で遊び呆け、帰りの送迎の時間に間に合わず、三芳便は直接帰宅するはめに・・・ま、こんな予定にないことがあってもいいか・・・!

金曜日、あんまり暖かいから、たぶん最後の花見よね~なんて言いながら、午後全員で最後の花見ツアーに! 八堂山から武丈公園を回り、香園寺なんかを回って帰宅。

なんちゅうか、

まあ、

本当に、

よく遊ぶ!

それにしても、スタッフの私たちも、急に気温が上がったからヘトヘトなんだけど、90も過ぎた人たちが、毎日元気によく遊ぶこと

池さんの皆、本当にタフです。

わたくし、心から尊敬します。

私が90になった時に、こんなに毎日遊ぶ体力があるかどうか・・・全く自信がありません。

ほんとうに、心から、尊敬します

わたくし、

体力つけておきますので、

来年も、元気で、皆で、ヘトヘトになるまで、お花見いこうね~~~

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久しぶりに、スケートボード!

2009-04-06 20:57:47 | つぶやき
久々、池さんから離れて・・・

ずっと、関わってきたスケボー。

議員時代に、一人の青年が私の所へやってきて、「スケートボードをする場所が欲しい」と言った時からのお付き合い。

当時は、ちょっと、はみ出た子どもたちが好んだこの遊び。

でも、結構私は惹きつけられた。

野球だのサッカーだのという団体スポーツではなく、武道みたいにちゃんとした伝統あるスポーツでもない。ただ、ダラダラっと集まり、ダラダラっとやってるみたいな、でも、やってる子どもたちはそれなりに真剣で、技をマスターすることに一生懸命になってる・・・そんな感じの彼らに、結構夢中になってしまった・・・というよりも、「応援したい」と思うようになっていた。

当時、小松町はハイウエイオアシスという高速道路に関連した施設の整備に予算をかけ、計画を進めていた。

これらの施設は、オートキャンプ場だとか、公園などの関係施設の計画が主だったが、私は常設のスケートボード場の建設を町へ提案して、案外あっさりと認められて、建設がおこなわれることとなった。

町とすれば、建設後の管理面で人件費がかからなかったことや、県内初の施設ということで、それなりのメリットが考えられたからかもしれない。当時の職員が熱心に後押ししてくれたことも一つの要因だと思う。

建設後何度かは、私が主催していたクラブで、大会を行った。四国大会などという結構大きな大会も開催した。

その後、小松町のライオンズクラブが、青少年の健全育成という視点から、賛同してくれて、大会開催は今回で6度目となる。(最初の大会から数えると、10回は開催したかな)

2・3年前、一時この大会自体、参加人数が減り、開催の見直しが提案される危機になったことがある。その時、「なんでスケボーの人口が減ったか?」という私の問いに、一人の子供が答えた。「おばちゃん、こんなケガするような外遊びは、誰もせんようになっとるんよ。パソコン相手に、涼しい所におるほうがええということよ」と言ったことを覚えている。

そして、今また、スケボーをする子が増え、今年の大会は、香川・徳島・広島・大阪・和歌山といった県外からの参加者で、賑わった。

私は、また訪ねた。「どうして、こんなに参加者増えたんやろ?」松山でこういったスポーツの開催に携わっている人が答えてくれた。「今はパソコンとブログの時代なんです。ここにいる子どもたちは、ほとんどがブログを書いてる。そして、そのブログには、ネタが必要なんです。彼らは常にブログのネタを探してる。スケボーの大会の写真は、明らかに彼らのブログのネタなんです。」

PCを使いこなし、PCによって日常を公にし、その楽しみを共有する彼ら。

時代は刻々と変わっていると、改めて感じる。

時代は変わっても、最初の頃と同じように、彼らは純粋にスケートボードというスポーツを楽しみ、技を競い合っている。高校へ行きながら、あるいは学校という枠からはみ出して、ぶつける場のないストレスを、スケートボードという場へ発散させていた彼らも、今は、社会人として一人前になってきた。毎年参加する彼らを見ていると、高校生だった子も、彼女と一緒にやってきたり、子ども連れで参加したりするようになった。

青少年の健全育成という視点で、後援を始めたこのスポーツだが、結局彼らは、好きなスポーツを貫いて、時代とともに生き、明らかに・健全に・成長した!

ボードを抱え、ダボダボズボンはそのままだが、毎年、必ずこの大会にやってきて「今年も来たよ」と挨拶してくれる。

「一生懸命になれる何か」が見つかった子は、悩んでも・回り道をしても、必ずいい大人になるように思う。

子どもたちはやがて成長して、私たちの、次の時代を担っていくのだから・・・




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