池さんで働くおばさんの日記

デイサービス「池さん」の大ちゃんママのブログです。

大頭の池さんの今

2010-05-31 23:01:53 | デイサービス池さん
夜勤の今日、夕方じいちゃんとみよちゃんとヒイちゃんを乗せて、大頭の池さんに移動する。

じいちゃんは、その前の送迎時から早々と車に乗り込んであちこちの送迎にお付き合い。

大頭につくと、例によってヒイちゃんがしゃべり始める。

「ここはどこぞい?」「大頭よ」「ここで寝るんかい?」「そうそう」「いっつもここに来よるんかい?」「そうよ」・・・延々この会話が毎日繰り返される。

そして、晩御飯の支度をしていたら、今度はじいちゃんが歩き回り始める。「ここのボルトは直したんか?」「直した直した」「なかなか仕事が早いの~」ウロウロ・・・ウロウロ・・・あそこやここをチェックチェック!

ご飯の支度ができる頃には、仕事モードのじいちゃんは疲れてきて「もう寝る!」と言い始める。「まだまだ、寝るのは早いよ。じいちゃんご飯食べよや」「お~ここへ、持ってきてくれ!」で、じいちゃんの座っているところへご飯を運ぶと、じいちゃんガツガツ食べ始める。

みよちゃんは台所で新聞を片手にご飯、ヒイちゃんも一緒に晩酌を始める。

ちょっとお酒が入ったヒイちゃんが、大きな声でしゃべり始める。「この人はどこの人ぞい?」「みよちゃんは三芳の人」「で、あのおじいさんは?」「この人の旦那さん」「そうかそうか」・・・「この人はどこの人ぞい?」「三芳の人」「あのおじいさんは?」・・・延々しゃべり始めるヒイちゃんにみよちゃんは、苦笑い!

散々この会話が続いた後、ヒイちゃんが言った。

「うちのお母さんは、生きとんかい?」「もうとっくに亡くなったよ」「???そりゃあ、知らんかった。おかしいのう。いつ死んだんじゃろ?」「もうずっと前よ」「おかしい。まだ生きとるはずじゃ。」「お母さんは年何歳?」「さあ、ぼちぼち90じゃ」(年下かいな?)「ヒイちゃんが92じゃから、お母さんが生きとるはずはないじゃろう?」「おかしい。確かにこの前来たのに・・・死んだとは聞いてないが・・・」

みよちゃんが、「ウヒウヒ」笑いだす。「みよちゃん、92歳のお母さんが生きとったらおかしいよね」というと「ハッハッハ」と大笑い。

しばらくしたら、ヒイちゃんがまた言いだす。「うちのお母さんは生きとるんよの?」「いいや」・・・延々この会話が続く。

ヒイちゃんは耳が遠いから、大きな声で私はそのたびに繰り返す。

へとへとになった頃、気がつくとみよちゃんがじっと私の方を見ているので、私は言った。

「みよちゃん、まさかみよちゃんまで、お父さんが生きとるなんて言わんよね」

「生きとるよ!」「・・・」

「お父さん何歳?」と聞いた私にみよちゃん、「93歳!」「・・・」

あのね~みよちゃんが86歳だから、「7歳の時の子どもなん?」「そうよ!ヒッヒッヒ!」

トホホ・・・・・

みよちゃんまで・・・

・・・・・

こうして、平和な大頭の夜が、今日も更けていきます。

トホホ・・・・・



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皆様ご無沙汰しました!

2010-05-25 22:12:49 | デイサービス池さん
ブログ見てくださっていた方、コメントいただいていた夢永さんとぴすたーりさん、お久しぶりです!

何してたかって?

実は娘のみかちゃんが無事に出産しまして、私は暴れ者幹太のお守りにてんやわんやしてました。

ま、今回は本当に皆に助けてもらって、なんとかこの急場をしのいだ感じです。なにしろ出産だけは予定がたたないものですから・・・

親としたら、ゆっくりそばに居てやりたい気持ちもあるにはあるのですが、なにしろこの現場を離れるわけにはいかない様々な事情がてんこ盛りあるわけで・・・

17日の月曜日に産気づいて、18日に男の子を産んだみかちゃん。

じいとばあは、月曜から幹太を預かることになって・・・当然私には夜勤があるわけで・・・結局、夜勤は大ちゃんが一人で延々こなすことに・・・すまん・・・息子よ・・・どうか倒れないで・・・働いておくれ・・・母は職員であるけれど母でもあるわけだから・・・ゆえに・・どうか体が続く限り、独りで夜勤をこなしておくれ・・・と心の中で祈りながら・・・知ってる人は知ってると思うけど・・・私たちには明け休みはないわけで・・・当然、大ちゃん働きっぱなし・・・実は日曜日も大ちゃん夜勤だったため・・・!!!・・・という、1週間でした・・・えらいすんません!!!

幹太を連れて仕事ができるのも、夜勤を急に代わってもらえる息子がいるのも、仕事場で子どもたちを看てもらえるのも、池さんだからこそ!

本当にありがたい限りです。

やんちゃくれ幹太に振り回されながら・・・でも幹太もそれなりに成長しつつあります。こうやって皆お兄ちゃんになるんでしょうね。

昨日、みかちゃんは無事に退院し、赤ちゃんとともにうちの家に来ています。幹太はお兄ちゃんになったものの、やっぱり母親がいると甘えてばっかりです。

また一人増えた池さんファミリーです。みなさまどうぞこれからもよろしく!

あっと、紹介しておきますね。

幹太の弟は「絃太(げんた)」と申します!

名前の由来などにつきましては、ばあが書くよりやっぱり両親が書かないとね。とりあえず我慢することにします。

そして、今日から、

また夜勤に復活しました!





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調査

2010-05-13 22:08:42 | デイサービス池さん
介護保険を利用するには、介護認定を受ける必要がある。そして、認定された介護度には、あらかじめ決められた期間があるわけで、当然期間の更新時期になるとその時のその人の状態を調査し報告するということが行われる。その時に、状態が悪くなり介護の必要性が増していれば、介護度の変更が申請されることになる。つまり介護度1だった人が2になったり、反対に3だった人が2に変更になったりするわけ。

そしてこの「調査」には、本人への質問や介護事業所の意見、さらにケアマネの総合的な意見などが加えられて、主治医の意見書などとともに、認定会議へと送られることになる。

こうして、一人の人の「介護度」が決定される。

この「調査」の時、「なんとか、一人の人を見よう」「今の状況をしっかり把握しよう」と真剣に取り組んでくれる心あるケアマネに担当された人は、幸せだと思う。

たとえば、大頭で一緒に暮らしているみよちゃん達の場合、いろいろな状況のすべてを正確に把握してくれているので、その時その時の状態にブレたりすることなく、しっかりと家族の意向や事業所の意向を心に留めてくれていて、正しい調査書を作成してくれるであろうという信頼感を持つことができる。結果(介護度)がどうであれ、関わるすべての人が納得できる結果を得ることができるのだ。

ただ、ケアマネによっては、事業所としてなぜこういう見方しかできないのかと不信に思ってしまう場合もある。「そうじゃないだろう!」と声をあげたくなることもしばしば。

一人の人を見ることなく、ただ調査の項目ができるか・できないか・したか・していないか・・・ということでしかない時もあって、こういう時私たちは、虚しさを感じてしまう。

「全介助」「一部介助」のどちらでしょうか?
「本人はできますとお答えになります」
「動ける人の場合、全介助とはなりません」
「指示に従うことができますか?」
「制止に対して抵抗はありますか?」
・・・

こういう質問は、調査上は当たり前かもしれないけれど、なんだか「人」ではない気がして特に不愉快になってしまう。

私たちのやり方だと、本人も抵抗なく行えるからと言って、決して「できる」ことにはならない。できないことでも意識せずにできるようにするのが、私たちの力であると思っている。

関わる程度によって、あるいは関わり方の深さによって、人は変わってくるものではないのだろうか。

トイレのタイミングを完全に読み取り、適切に誘導し、失禁ゼロの状態であるからといって、排泄が自立しているわけではないのだ。「失禁があるかないか」「割合にして何回くらい失禁があるか」という質問など全く無意味でしかない。介助しなければ、トイレには行かないのだから。ほっとけば、失禁だらけ。

「できているか」と聞かれて、「ここではできている」ことが、「どこでもできる」ことにはならない。2者択一のように質問され、それで介護度が決まってしまうとすれば、それはちがうだろうと叫びたくなる。

人に関わる仕事なのだから、せめて目の前の人をちゃんとみることをしてほしいと思う。

質問の項目だけをみて、目の前の人を見ずにいては、正しい介護度など調査できるはずがない。

しっかり見て、しっかり判断してほしいと願うのは、私だけなのだろうか?

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多い!

2010-05-11 21:35:48 | デイサービス池さん
連休が終わって、月末の保険請求作業などが一段落し、さてまた新しい一週間が始まるぞ~~~という月曜日。

気がつけば、

私はこの日、休みだった・・・はず・・・(夕方から個人的な会があったので、大ちゃんが休みをくれていた・・・)はず・・・だった。

なのに、

雨。あ~月曜なのにまた雨か・・・きついな~!

その上、時々やってくる大阪からのボランティアの人がこの日やってきて、雨で人数分散できない上に、人でいっぱい。

池さんの2階で、あれこれ書類の山を片づけているけど、下の様子も気になってどうも集中できない私。

集中力がないままで、やっとこさ昼に書類終わって、銀行回りと法務局へ用事で出かける。

あれこれ用事を済ませて、残る地方局からの書類を仕上げようと池さんに戻ったけど、
ハアくんまでやってきていて、ご飯終わって涼ちゃんと庭で遊んでるし・・・なんでこんなに人が増え続けるわけ???

こりゃしんどいわと自宅へと帰って、書類を作ることに・・・

自宅へ帰ると、みかちゃんと幹太に加えてなんとおーちゃんまで発見。

つまり、

どこまでいっても人でいっぱいの池さん。

まあ、うれしいちゃうれしいんだけど・・・

とにかく、いつも人が多い。

お天気なら、庭やテラスも使えて分散可能だけど、

こういう日って、

空気を流すことが難しくなる・・・

空気がうまく流れないと、そこにいる皆が疲れる!

一緒にいて、

心地よく感じるためには、

適当な空間と空気の流れが重要!

あの後、夕方の会には、みかちゃんに送ってもらって、やっとこさ間に合った忙しすぎた休日・・・というお話。

あの~言っておきますが、

ワタクシこういう忙しさは、結構楽しんでいるのです。ご心配なくね。
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連休

2010-05-04 23:33:56 | デイサービス池さん
ちまたでは、5連休。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

えっ?

まだまだ遊んでいらっしゃる?

そりゃぁ、何よりざんす!!!

私の今年の連休。

みかちゃんたちが引っ越したので、とにかく掃除掃除掃除・・・

そんなに汚れていたのかって・・・?

ハイ、その通り。

というより、私のストレス解消法は「掃除」なのです!

あちこち磨いてきれいになったらスッキリするのです。

なのに、ずっと掃除をする時間がなかったので、私の左手は(たぶん)ストレスでボロボロだったのです。

で、で、この連休は「掃除に命をかけてみました!」

1日は気が狂ったように掃除三昧。

4時から夜勤に入って、仕事。

夜勤明けで2日と3日は、里の倉敷へ父の法事で里帰り。おかげで大ちゃん2日連続夜勤。

4日、朝からまたまた掃除。午後から仕事で夜勤。

5日はお昼で大ちゃんに交代して、またまた最後の掃除の予定。

本当に、お金かからんし、綺麗になるし、

ええ趣味だと思いません???

おかげで、ストレスだらけの手のひらは、綺麗になりつつあります!

そんなこんな、

私の連休



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