新しい年が幕を開けた。
明けましておめでとうございます。
けれども、日本海側では大きな地震。
おそらく家族でお正月を楽しんでいる時、おそらく穏やかに年の初めを祝っている時。
私たちも家族で過ごしていたその時、孫のお友達から「地震、今から避難する」というリアルタイムのメッセージ。
急いでテレビを見ると、大変な映像が。
お正月の夕方近く。
沢山の人たちが、避難する中での元旦の夜。
心が痛い。
世界中が不安定。
地球全部が不安定。
政治も、人の心も不安定。
新しい年に、何を思えばよいのだろう。
良い年にと願いながら、穏やかさと優しさを願いながら、
一方で苦しい暮らしを送っている人たちがいることを想うと、
小さな願いさえも、わがままで自己中心のような気がして、息が苦しくなる。
幸いなことに、穏やかで豊かなこの地域に生きることができていることを、ただただ感謝。
家族と共に、池さんの皆と共に、
また一年、どうか無事に過ごすことができますようにと、
ただ、願うことしかできないような気がする。
地球という星の、怒りに満ちた大きな力や、
奢る人々の他者の苦しさを省みない歪んだ権力や、
何もかもが不安定な時代の中で、
自分は、
どうしようもないほど小さな存在だと思い知る。
小さな弱い存在だからこそ、
せめて身近な人々と、優しさを大切に、小さな世界だけども、奢ることなく、静かに豊かに暮らしてゆきたいと切に思う。
自分にできることを確かめながら、自分にしかできないことを大切に想いながら、みんなが少しずつ小さな世界を大切に生きていれば、そのうち少しづつ穏やかな世界が広がってゆくのではないかと思っている。
願い続ける心と、すさみそうになる心の、バランスをとりながら、
試練の時代を生きてゆきたいと思っている。
令和6年のはじめ。