冬

　家の窓から見える東の山も、雪帽子をかぶってついに寒い冬到来。
元気に走り回っているのは、犬の「きなこ」と毎日遊びに来ている3歳のケンケンだけ。・・・というわけでもなくて、池さんのスタッフは、天気のいい日を狙って、釣りにいくことをまだあきらめているわけではない。

　第2回の釣り大会は途中で雨が降り出して、やむなく撤収となったが、その後も利用者さんと一緒に釣り道具屋さんに繰り出し、釣り道具の準備に余念がないという今日この頃。

　それにしても、子どもを狙った犯罪の多さに愕然とすることが多い毎日。神様から授かり、愛情をかけて慈しみ育ててきた我が子を、自己中心的で鬼のような凶行に奪われる親の悲しみを思う時、胸が張り裂けそうな悲しみを覚える。健やかに育つべき子どもたちを虐待することも、同様。

　生を受けること、人を育てること、命を受け継ぐこと。
　
　司法の判断とは別に、人の世の豊かなありようを、ことさら考えさせられる。

　犯罪のない世の中をつくることなど到底できないことかもしれないが、せめて、これ以上子どもたちがゆがんだ大人の欲望やストレスの犠牲にならないことを願いたい。