池さんで働くおばさんの日記

デイサービス「池さん」の大ちゃんママのブログです。

2015-07-27 22:29:53 | デイサービス池さん

7月も終わりに近づき、我が家の孫たちも集合した。

福岡からひよりちゃんやいくちゃんが帰ってきて、池さん小学生グループと合流。

賑やかな夏休みが始まった。

朝、デイに到着するいつものばあさんたちに、子どもたちは元気よく挨拶するところから一日が始まる。

おそらく・・・これからひと月、毎日繰り返されるだろう会話。

「かわいいねえ。どこにおるん?年はいくつ?何年生?・・・」

楽しみ過ぎて、笑えてくる毎日が予想できてしまうわけで・・・。

 

いろんな人がいっぱいいる池さんは、楽しいこともいっぱいあるけれど、不合理なことや思い通りにいかない現実もまちがいなく存在する。

そんな中で、夏休みを過ごす子どもたち・・・たのしみや~!

夏が終わる頃には、きっと逞しくなっていることだろう。

 

なんでもありの池さんではない。

いろんな人が一緒にいるためにちょっとずつ我慢したり辛抱したり、その上でワガママいったり甘えたり・・・。

いろんな体験をして、しっかり育ってほしいと思う。

 

夏休み。

たった1ヵ月半。

でも、子どもたちにとっては大切な時間。

もちろんばあちゃんたちにとっても。

だからちょっとだけ、譲りあって一緒に生きていきたい。

 

思い出いっぱいの夏になりますように。

 

 

 

 

 

 

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時を信じる

2015-07-24 22:14:47 | デイサービス池さん

昨年11月。

まるで「そうしなさい」と誰かに言われているように、時を感じたことを記憶しています。

その日の自分の気持ちを忘れないようにしたい、そう思った私は新しい年の手帳を買いに行きました。

そしてたまたま行ったお店で、たまたま手にした手帳は、偶然にも11月始まりの手帳でした。

珍しいことに11月始まりの手帳。

 

そんな不思議なことが、常に周囲に存在します。

何も考えなければ、ただの日常なのかもしれません。

でも、小さな出来事を、ただ無為にやり過ごすのではなく、どうして今なのだろう・なぜこう進むのだろうとちょっと考えてみると、いろんなことが繋がっていたり、誰かが気付かないうちに助けてくれていたり、原因が分かったり、そして何よりも自分の力だと思っていたことが大きな流れの中で大きな力によってなされていたりするということに気付くことができたりするのです。

他力本願という言葉がありますが、これは誰かを頼ったり誰かのせいにしたりするという意味ではなく、自分以外の他の大きな力によって全てのことは、成されているという意味なのです。

素直な気持ちでその流れに身を任せれば、進むべき道は必ず目の前に開かれていくと考えています。

そういう意味で、時を信じていろんな目の前の苦しいことを一つ一つクリアーにしてゆきたいと思う今日この頃です。

 

現在、入院で利用休止になる人が多く、制度改正による減算と合わせて、貧しさに更に拍車がかかっている状態。なんでこんなに重なるのかと思う毎日ですが、おそらく大きな力は、「その時」を準備してくれているのでしょう。

この時だからこそ、今しかできないことを今だからできることを「しっかりしなさい」と言ってくれているように思います。

なので、くじけずに頑張っていきたいと思うワタクシです。

また台風が来ているようですが、今夜は綺麗な上弦の月夜です。

 

暑かった一日。

クーラーと扇風機をフル活用した部屋で、今日もばあさんたちは元気にわがまま放題。

風呂の中でウトウトする人や、ソファーからずり落ちそうになって気持ちよさそうに眠る人や、子どもと一緒に蝉捕りする人とか・・・いろんな人が生きていました。

 

他力によって与えられた「時」を自分のものとして、今ある「時」を生きていきたいと思います。

 

 

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台風一過

2015-07-20 21:46:53 | デイサービス池さん

やっと台風が過ぎ、本日は久しぶりに太陽の顔が見えたけど、やたら暑い一日。

湿気を心配しながらも、我慢できずに布団を干したワタクシです。

皆様の所は、台風被害はありませんでしたか?

応援し隊員の方々の所も大丈夫だったでしょうか?

この土地は、今回もやはり・・・やっぱりお山に守られたようです。

じゅんや君の家のあたりから上の方は、結構被害が大きかったようですが、山自体は傷んでも、山はちゃんと周辺の地域を守ってくれています。

ありがたいことです。

ばあさんが言いました。

「お山のおかげじゃね~」

台風の前は、そんなことはわからんと言いきったばあさんが、お山のおかげと手を合わせました。

おかげがあれば感謝できるばあさんたちです。

正直な人たちです。

 

さあ、夏休みが始まりました。

明日から子どもたちがやってきます。

今年もきっと賑やかな夏になることでしょう。

 

8月がもう目の前。

お知らせしたいことも、段々準備が整ってきました。

現在追い込み状態ですが、最近体力に自信がなくなり、知力と持久力はもともとなくて、せめて笑顔だけでもと思って笑ってみても、シワだらけの顔では格好付かず、どうにもこうにもならん今日この頃です。

 

介護保険が改正されてから、小さな事業所は大きな減収になっています。

その上、入院などで利用休止の人たちが続出。

本当にこれでいいのかと時折不安な気持ちに襲われます。

理想と想いと現実と、10年経った今でも、やっぱり悩みはつきません。

 

悩んだ時に引くカード。

「このまま進んでいいのだろうか?」と心に聞いて、引いたカードは始めてのカードでした。

ただ一言。

「YES」

 

夏が苦手なワタクシですが、

YESと胸を張って頑張って過ごすことにします。

今夜の大頭は静かです。

星の見えない夜です。

 

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台風お見舞い申し上げます

2015-07-16 21:55:54 | デイサービス池さん

台風、来てます。

いつもこの土地の人たちは言います。

「お山が守ってくれるから、大丈夫」と。

でも今回はどうやら四国直撃のようで、今夜半から明日にかけてまっすぐこっちへ向かってきているようです。

昨日の新聞だったか、こう書いてありました。

「この土地の人は、お山が守ってくれると安心して準備を怠っているけれど、今回は直撃だから安心せずに準備を入念にするように」と。

なんだか、この土地の人の気持ちをよくわかっている記事に、嬉しくなってしまいました。

そして、今日ばあさんたちと話しました。

「お山が守ってくれるかな~」といつものように聞いてみると、

「そりゃあ、わからん!」

あ~やっぱり、こういう質問は、ヒイちゃんにするべきでした。

質問する相手のばあさんを間違えました。

 

今夜、ワタクシは夜勤です。

台風の日の夜勤は、当たりなのかはずれなのかもよくわかりませんが、先日の地震の時も夜勤だったので、宝くじでも買ったらいいかもしれません。

 

7月14日。

ワタクシたちは、タツエさんを見送りました。

今日がお葬式でした。

「100まで生きるぞ」と言っていたタツエさん。

享年100歳。

享年という言葉は、天から授かった(享けた=うけた)年数という意味だそうです。この世に生きた年。

希望通り100年の年を生きました。

様々な時を自分自身で選び、本当に見事に生を終えました。

立派でした。

タツエさんらしい死でした。

いろんな思い出が胸をよぎります。

またゆっくり時間をかけてお伝えしたいと思います。

 

台風の被害が無いことをお祈りしています。

夜勤のワタクシも、避難するようなことにならないように願っています。

 

どうか、石鎚のお山がこの土地を守ってくれますように。

風が吹き始めました。

 

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梅雨のまにまに

2015-07-12 22:11:41 | デイサービス池さん

梅雨なのか、台風なのか・・・どちらにしても、なんだかどうにもこうにも大変な天気の毎日です。お元気ですか?

あまりの湿度の高さに、我が家の湿度計はついに異常をきたし、水回りはカビの発生で要注意マーク。室内干しの洗濯物には怪しげなにおいがするし、雨で水が溜まった場所には、あっという間にボウフラが大量発生。

限られた洋服は在庫をなくし、本日やけっぱちでモンペ着用のワタクシです。

農家の方も大変。子どもたちも通学が大変。介護職は送迎も大変です。

長く続く湿気はどうやら体調にも影響を与えるようで、どんよりした天気は頭を重くし、血圧を変動させ、食欲をも減退させています。

そうめんと梅干を頼りに毎日を送っていますが、ばあさんたちは食べたことをすぐに忘れるので、そうめんのメニューが続いても、「そうめん、久しぶりじゃ~」といつものように有難がってくれております。笑顔でそうめんをすするばあさんたちの顔を見ると、「忘れること」は本当に幸せなことだと思えてきます。

この湿度の中でも、扇風機の風が顔にあたると「寒い・寒い」を連発し、そのくせ背中は汗でびしょびしょだとしても、「暑くない」と言い張るばあさんたちの機嫌を取りながら、こっそりエアコンのスイッチを入れる毎日です。

さすがに風呂は、長湯を希望するばあさんは減りましたが、冬物の下着や季節感のない毛のベストなどをいまだに着てくるばあさんもいるので、なんとか薄着にならんものかと、ない知恵を絞らなければなりません。

厚着したばあさんをトイレに連れていくと、汗でピッタリくっついた下着をはがすのが大変な仕事です。

「暑かろ~?」と聞くと、「寒い!」とキッパリ言われて、自分が正しいのかばあさんが正しいのか、自信をなくす時もあります。

時々胃が痛くなりながら、時々腹を立てながら、時々ため息をつきながら、でも天気も湿気もばあさんたちもどうにもこうにもならないので、とりあえず考えることをやめて、仕方ないので笑うことにします。

みなさまのご健康をお祈りしています。

無事に梅雨が明けますように。太陽の光にもう一度会えますように。

あ~~~布団、干した~い

 

PS.タツエさんは今日も生きました。この天気の中で、ギリギリの体力の中で、よく生きています。さすがです。たいしたもんです。

 

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うわさ話

2015-07-08 21:19:55 | デイサービス池さん

2人のばあさんがソファーに座る。

2人の距離が問題だ。

2人がくっついて座ると、必ず始まる人の悪口。

でも少し離れると、悪口ははじまらない。

この微妙な距離感。

なぜか、くっつくと始まるいつもの話。

うわさ話で盛り上がる夕方。

(ちなみにうわさ話は、何十年も前の出来事ね。過去の悪口言いあって、昔のうわさ話を繰り返すばあさんたちの楽しい時間)

人の悪口、蜜の味!

「人のうわさも75日」なんて事実無根。

ばあさんたちは、75年も前の昔の話に花を咲かせとります!

なんてったって、そんな昔の話を覚えとるだけですごいです!

いくら腹が立ったといっても、覚えとるあなたはすごいです!

いや~生きとります。

今日も、ばあさん生きとりますわ!

 

究極の煩悩・・・バンザイ

 

ばあさんの記憶力に、完敗

 

 

 

 

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