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池さんで働くおばさんの日記

デイサービス「池さん」の大ちゃんママのブログです。

定例会

2006-03-03 23:59:48 | 結いの会
 いろんな人がいる。
 いろんな出会いがある。

「結いの会」で出会った人たちも。
 
 もともと、結いの会を作ろうと思ったきっかけは・・・何だったんだろう。

今まで、いろんな会をつくってきた。いろんな活動をしてきた。
子ども達と生きたい。子ども達の笑顔が見たい。といつも考えてきた。
 
子ども達のことを考えた時、そして、子ども達の将来のことを考えた時、
決して「子ども達だけ」を見ていてはいけないんじゃないかと考えた。

社会の中で子ども達が生きていくためには、子どもを取り巻く社会にある問題や周りの大人たちを見なくてはいけないんじゃないかと思った。

子どもの問題は、周りの大人たちの問題ではないかと思った。

そして、社会の中の大人たちのことを考えた時に、今の子ども達が抱えている問題と、いろんなことが重なって見えてきた。

お年寄りの問題も、しょうがい者の問題も。

具体的にそこにある問題は、それぞれ違うかもしれない。
でも問題の本質は、すべて一緒な気がする。

だからいろんな立場の人たちと出会って、いろんな問題を知りたいと思った。

思いを同じくする人たちが集まって会ができた。
決して利害や打算があるわけでもなく、自然に集まった人たち。
情報交換と、立場の違う人達が、お互いを知ることを続けている。

・・・・・

そして、出会った人たち。
オーちゃんも、長井さんも、その他たくさんの人たち。

出会うこと。出会いに感謝する気持ちをいつまでも忘れたくないと思う。
そして、いろんなことを皆で考えていきたいと思う。

池さんだけでもなく、結いの会だけでもなく、今まで出会った人たちすべての人にありがと。

春が近づき、ブログも衣替えをし、
桜の花の咲くのが楽しみな、ちょっと乙女チックな今日この頃

 
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結いの会2月例会

2006-02-04 00:08:31 | 結いの会
1月の例会が、場所提供者の池さんの都合で流れたため、久しぶりの例会となった。松山から参加してくれたご夫婦はじめ参加者10名。

障害者自立支援法の説明会に出席した人達から、現状と感じたことを話してもらう。家族会運営の小さな作業も、補助金の関係で法人化を急がなければならないことや、法律の運用自体がまだまだ未確定の部分も多いため、あわただしいわりには、何がなんだか・・・という感じらしい。

先日介護保険制度の改正に伴う事業者説明会でも、改正の具体的な内容を説明に来た職員でさえ「まだよくわからん」を連発していたそうなので、実際のところこの2つの法律は、結局わからんまま話が進んでいる・・・みたい。

事業所や作業所の運営に関する細かい規定や、評価といったものが、「当事者」を本当によく見て行われるものならいいけれど、ともすれば助成金をもらったり外部評価のポイントを稼ぐことに繋がっていかないか、心配になってしまう。

介護の現場でも、ケアマネージャーによってプランが作られ、作られた介護プランがどう実行されているかで評価が下される。

中心にいるべき「人」が、
その日一日、何を感じ何を楽しみ、何が辛かったか、何をしたくて何ができなっかたか。大切な「その1日」をどう生きたのか

そんなことを考えることができる支援であってほしいと心から願う。
障害者にとっても、今回のこの法律が本当の意味で、自立を支援するべきものであってほしい。

やっぱりどこかで、「与える側」と「与えられる側」 「される側」と「してあげる側」と役割分担が存在しているような気がする。

「なんか気が重いね」と皆で話し合った今月の例会。


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「結いの会」10月例会

2005-10-08 00:10:13 | 結いの会
 9月の講演会を終え、今回は「地域であたりまえに暮らしたいのだけれど・・・」というテーマで開催。スタート時、6人だったメンバーも今回は18人。様々な人たちが集まった。

 「あたりまえの暮らし」とは・・・一体どんな暮らしだろう?なぜ、あたりまえに暮らせない人がいるの?・・・について考えてみた。

 まず、「身体に障がいのある若者」からは・・・
働きたいけど働けないこと。働くための研修に行きたいけど、移動手段がなく行けない人がいること。東京では、公共機関を使って移動が普通にできたこと。などの話を聞くことができた。「行きたい時に行きたい所へ行ける」そんな暮らしが普通の暮らしだよ!障がいがあっても、あるからこそ、どんどん社会に出て自分のことを知ってもらわないといけないんじゃないかな!車椅子だからって遠慮しないで、使える人はどんどん使って。「ありがとう」を言うだけの立場から、「ありがとう」を言われる立場になりたいと思っているよ。

 次に、「精神に障がいのある若者」からは・・・
精神障がいの場合、見た目ではわからない辛さがあるんだよ。体調によって調子が崩れやすく、なかなか就労できない現実があるし。やっぱりテーマは就労かな。精神に障がいがあるというと、なかなか雇ってもらえないから。隠して働くと、調子が悪くなった時に、自分が辛いし。そして、今までの辛かったことを一杯話してもらった。今は、「これが自分だと思うし、限られた生活の中で幸せを感じることができるようになった。障がい者でいいじゃない!」と思えるよ。

 そして、重度の障がいを持ったお母さんからは・・・
思春期を迎えて、息子さんは今、とても精神の状態が不安定。障がい程度のこともあって、地元では受けることができるサービスが限られてしまう。家族が安全に暮らしたいのだけれど、今はそれさえできない状況。時期がくれば落ち着くかしら?

 当事者からの深くて重い言葉に、参加していた皆がいろんな思いを持ったと思う。

 「障がい者」とひとくくりにはできないことを知った。それぞれが、いろんな状況の中で暮らし、いろんな問題を抱えている。その問題も様々だということを知った。

 でも、皆が「安全に安心して生活できる場所があり、行きたいと思った時に、そこへ行くことができ、働きたいと思ったら自分に適した職場を選ぶことができる。1人の社会人として、自立して生きていける。そして、そうした日々の生活の中に、小さな幸せを感じることができる」そんなふうに暮らすことを願ってるんじゃないかな、それが「あたりまえ」じゃないかなと思った。

 私たち健常者(この言葉は、健康でいることだけがあたりまえの人だと言っている様であまり好きではないけど)にとっては、自分がそうしたい、そう生きたいと願えば簡単に手に入れることができることが、現実に障がいを持っているが故にできない。そんな歯がゆい思いを少しでも知ることができた。

 こうした事ってわかっているつ・も・りだったけど、当事者から聞くことができて、より深く知ることができた。そして、深く知り深く付き合うことで、より強く結びついていくような気がする。・・・こうした思いを共に感じることができる人たちが手をつなげば、きっと助け合えることが増えてきて、あたりまえに必要な時に手を貸しあったり、一緒に泣いたり笑ったりできるようになると思うのだけれど・・・

 ちなみに、私は友人の障がい者を自分の用事で使いまわり、彼は疲れて風邪をひいたみたい。ごめんね。長チャン。早く良くなってまた飲もうね!そして、今日遊びに来てくれたオーちゃん。DVDありがとね。仕事済んだら見てみるね。今度皆で朝まで騒ご~ね

 次回結いの会は11月4日。引き続きあたりまえに暮らすことについて。子どもの抱える問題と老人の抱える問題についてです。ご参加お待ちしています。

 

 

 
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「結いの会」の続き

2005-07-13 23:54:12 | 結いの会
これからの地域をそれぞれの立場で考えるネットワークをつくろうと呼びかけた「結いの会」。
反響が大きく、一緒に勉強したいという申し出がいろいろな団体からあり、結構大規模になる予感!

推敲中だった設立趣旨書が、設立メンバーからの承認を受けて本日完成。

地域の福祉を考える会「結いの会」設立趣旨書

私たちの暮らす地域には、様々な人が日々懸命に生きています。
そして、そのすべての人たちが、自分らしく、心豊かに暮らしたいと願っています。

しかし中には、1人では解決できない問題や課題を抱えながら途方にくれたり、立ち止まっている人も少なくありません。

住みなれた家で最後の瞬間まで自分らしく生きたいと願いつつ、年老いていくことへの不安を抱える高齢者、地域で当たり前に暮らし働きたいと願いながら、就労の機会を得ることが困難な障がい者、社会と関わることができず引きこもっている若者、問題を抱え学校に行けない子どもたち、核家族の中で育児の悩みを抱えている子育て中の父母・・・

福祉施策が充実してきたとはいえ、縦割りの支援策のすき間で発せられるSOSの声は、かき消され当事者は失望し、疲れ果てているのが現状です。

問題解決のためには、地域の人たちの理解と協力が必要です。その理解と協力を、私たちは「住民力」とよび、最も大切なものと考えています。

私たちは、障がいのある人もない人もお年よりも子どもたちも、すべての人が生まれ育った場所で心豊かに育ち、学び、暮らし、そして安心して老いていけることを望んでいます。

「結いの会」は人として、お互いの存在を尊重し合い、支えあい、共に生きることができる「あたり前の地域での暮らし」を実現するためのネットワーク作りを目指しています。

「結いの会」は、そのための学びの場や講演会、啓発活動の機会を作り、住民力を高めるための活動を行っていきたいと考えています。

以上です。
今後、参加を希望されている各団体と交流を重ねる中で、おのおのの抱える問題点や、法律の改正に伴う市の福祉施策の運用規定のあり方の検討、また地域の新しい姿について、一緒に考えていけたらと考えています。

もし今あなたが問題を抱えているなら、悩んでいるのが1人ではないことが、もし問題がなく暮らしているなら、あなたの周囲にはいろいろな状況の人がいて、ちょっとしたあなたの協力が大きな助けになることがわかるかもしれません。

定例会は、毎月第1木曜日、小松公民館で行います。
講演会等については、追ってご案内をいたします。

まだ誕生したばかりの会で、具体的な活動も計画中の段階です。けれども思いを共有できる人たちと共に、皆が自分の問題として考えていく中で、それぞれの経験を語り智恵を出しあうことで、力強い会になっていくと信じています。

参加ご希望の方は、ぜひお申し出ください。
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「結いの会」

2005-07-06 16:13:45 | 結いの会
共生社会を考えるための勉強会を、先月から立ち上げ、今回で2回目の例会。
前回5人だった参加者も、今回は11人となった。障がい者関係者や施設職員、介護職の人、長年ボランティア活動に携わる人など、専門分野もさまざま。

これら弱者の立場にある人たちが主体的に、共に生きることができる地域づくりを目指して、今後活動をしていく予定。8月末か9月には、早速第1回めの講演会の企画を予定している。

行政側から動員された「まちづくりのための会」ではなく、市民がそれぞれのニーズに基づいて集まり、自分たち自身でできることから始めていこうというもの。

弱者の立場にいる人たちが横につながり、ゆるやかなネットワークを築いていこうという会。

それぞれが手を結びあっていきたいという願いを込めて本日、会の名称を決定した。あくまで自らが動く会。1人1人は小さな力しかないけれど、きっと手をつなぎあうことで、全ての人が幸せに豊かに暮らせる社会はが実現できるはず・・・以下、設立趣旨書(推敲段階だが)をお読みいただきたい。

名称   
すべての人が共に豊かに生きることを考える「結いの会」
 
設立趣旨 
私たちの住む地域には、いろいろな人が住んでいます。その誰もが、毎日を幸せに暮らしているのでしょうか?
     
福祉施策が充実してきたとはいえ、まだまだその存在に気づいてもらえず、一人で問題を抱え込んでいる人が、実は大勢いるのです。問題解決のためには、地域の人たちの理解と助けが必要です。

私たちは、障がいのある人もない人も、お年よりも子どもたちも、生まれた地域の中で育ち、学び、暮らし、働くことが出来る社会、お互いがお互いの存在を尊重し合い、支えあい認め合い、共に生きることができる、あたりまえの社会を実現するための、ネットワークづくりを目指しています。

そのために、定期的に勉強会を行い、啓発活動や講演会などを通して、住民力を高め、共生社会実現のための活動を行っていきたいと考えています。
      

      

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