暖かい日差しの中で、しだれ梅の花が咲いている。
2月とは思えない日差しに、地球の未来を考える。
2月がこれなら、7月は、、、気温何度になるのだろう?
政治は、相変わらずのドタバタで、同じことの繰り返し。
小さな収入も申告が義務づけられて、税金を吸い取られる感の強い庶民とは乖離している人たちの言い訳。
うんざりする。
未来の国を論じるどころか、保身と利益しか考えていない政治家に絶望。
子どもたちが生きる未来を論じてほしいと心から思うけれど、、、どうなるのだろう?
新聞にあった小さな記事。
「人移植用ブタ 国内で初誕生」
細胞や臓器を人に移植できるよう遺伝子を改変したブタ3頭が生まれたらしい。
外国から人の体内で拒絶反応が起きないように、10種類の遺伝子を改変した細胞を輸入し、遺伝的に同じ個体を作り出す体細胞クローニング技術で受精卵を作製し、代理母となるブタの子宮に移植し、帝王切開で3頭が生まれたらしい。
こうした異種移植は臓器提供者不足の解決策として期待されているそうだ、、、けど、、、
テレビの画面には、小さな3頭の「作られた」ブタが、映し出される。
カズオ・イシグロの小説ではないけれど、提供者(ブタ)として、人間によって命を与えられたブタは、一体どんな気持ちで大きくなるのだろう?
例えブタであっても、臓器の移植のために命を与えられ、やがてその命を人間の誰かのために差し出すことを求められているブタに、、、
この世界はどう映るのだろう?
人間は、どう映るのだろう?
池さん本店の厨房の改装工事を行うため、補助食材などを購入するため業務用のスーパーに出かけた。
所狭しと並ぶ食材を見ていたら、これもあれもスーパーのお総菜売り場で見かけたものばかり。
きっとこれをパックに入れてるんだな、と一目でわかるものがたくさんある。
これはこれでいいのだと思う。
でも、、、疲れた。
いつも、虫に食べられたり曲がったり規格外の野菜に囲まれて食事を作っているから、調理されパックに入った食材に、手軽そうで、、、疲れる。
愚禿山の農園の、虫と一緒に育ったイチジクなんかを見ていると、ほっこりして優しい気持ちになれるのに、、、
ままならない社会と、人生という日々の中で、いろんな行く末が心配になる。
大小の嘘や偽り、罪悪感を抱きつつ、それでも、こうありたいという小さな決心と欲望の狭間で、私は今日も生きている。
今日も明日も、ほんの小さな決心を抱きながら生きている。