池さんで働くおばさんの日記

デイサービス「池さん」の大ちゃんママのブログです。

急募!

2008-09-28 21:33:03 | デイサービス池さん
スタッフ募集!!
 
池さん、困ってます!

だれか、スタッフになってくれる人、いませんか~?

一緒に、「老人の杖」になりましょう!

こだわりの介護したい人大歓迎!

経験のない人も、とりあえず来てみてや!

あなたの応募、まってま~す!!!
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ケアマネ

2008-09-18 00:18:27 | デイサービス池さん
この前書いたブログに、コメントくれたケアマネさんへの返事のコメントを兼ねて・・・

返事が遅くなってすんません

休みの日も、子どものデイがあったり、食事サービスがあったりでなかなか完全休養とはならず・・・ま、これはいつもの言い訳。ごめんね。返事遅くなって。

コメントに書き込んでいたけど、長くなりそうなので、こっちへ書き込みます。ヨロシク。

で、そういう人にあったことがあるかどうかの質問やけど・・・あるようなないような・・・そんな感じかなあ?

ケアマネとして、引き出しはもちろん多いほうがいい!
結局「人をサービスに当てはめる」わけやから、引き出しが多いほうが当てはまる場所が多くていいと思う。

その引き出しが、中身の濃い・いい引き出しなら、なおいいと思う。

ほんでもって、私が思う大切なことって、

その引き出しを使う時の頭の柔らかさかな。

つまり、いくらいい引き出しを山ほど持っていても、それを使う時に、柔軟に使うことが一番大切な気がする。

結局、今の現実では「人をサービスに当てはめる」わけやけど、人は複雑やから、きっちり当てはまらん時もあって、そんな時に、どうやったらコレが使えるか・どうやったらココへ行けるか・・・(いろいろあるからあまり詳しくは言えんけどね・・・)みたいな、柔軟な頭で、人と向き合うことができたらええなあって思う。

そういう意味で、スゴッて思う人もおる。

まず、人ありき。

サービスは、人が使ってこそ生きるもの。

「サービスに人を合わせて、それでよし」ではないことをわかってくれたらありがたいといつも思ってま~す。

現場にいると、ストレスやジレンマに悩むことも多いと思う。

でも、な~んも悩まんで「はい、あなたこのサービスね。」と軽く人の人生を決める人にだけはならんように・・・そして、目の前の人を軽くあしらうような介護者にはならんとこ~って、いつも思ってます。
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続き!!

2008-09-07 10:27:43 | デイサービス池さん
金曜日、あまり興奮してブログ書きこんだため、書ききれてないことがあることに気付いた私。

で、今日はこの前の続編。

「在宅を支えるために、池さんでやってること」

その1.時間は利用者に合わせる

金曜も書いたけど、実際に家庭で介護する場合、いろんな状況が訪れる。仕事が忙しく残業しなくてはならない日もあるだろうし、急に出勤する場合もあるだろう。家族の誰かが病気になり、付き添わなければならないこともあるし、主となる介護者が寝込むこともある。そんなんじゃなくても、たまには仕事帰りに温泉でも行って、ゆっくり疲れをとりたいこともあるだろう。そんな時、どう家族を支えるか。介護保険でのデイの時間は決まっているけど、自主事業を使うから、池さんは電話一本で延長が可能だ。朝の早い迎えも可能だし、夕食もいつでも対応できる。すべて利用者優先。

その2.ショートステイも可能

現実には、ショートステイは1ヶ月も前から提供票に組み込み、受け入れてくれる施設と調整をしておかなければならない。しかし、生活していたら、急に親戚に不幸があって遠方へ泊りがけで行く事だって起こるだろう。大事な行事があって、どうしても何日か家で看れない状況もある。介護者が体調を壊し入院することもあるだろう。そんな時、今の介護保険で対応できるショートはなかなか見つからない。池さんは、急な泊りにも対応する。もちろん自主事業。

その3.平日ここで暮らしている人もいる

みよちゃんが、骨折で入院生活を送った後、特養に一時入っていたことがある。家族とも離れ車椅子に乗せられ刺激のない施設生活を送るうち、ボケ症状が出てきてしまった。「ここにはおりたくない。池さんに行きたい。つれて帰って!」というみよちゃんの気持ちに寄り添った結果、私たちはみよちゃんとここで暮らすことを決心した。みよちゃんの夫であるじいちゃんは、介護認定は受けていないけど、みよちゃんに会うために、週2日やってくる。もちろん自主事業の利用者として。

その4.何かあれば行きます

家で暮らすわけだから、いろんなことがある。寝とってもなんか調子が悪いのは、血圧が高いんかもしれんと不安になることもあるだろう。相談の電話があれば、血圧計持っていつでも行くよ。「なんかあっても相談できる人が近くにいる」という安心感が在宅を支える一番大事なことやと思うから。

その5.ご飯だって運びます

フミちゃんは一人暮らしだし、いろんなことをすぐに忘れてしまうから、食事と薬の管理ができない。朝は毎日社共のヘルパーが訪問し、朝ごはんを用意して薬を飲ませる。昼はデイで池さんにいるけど、夜はまた困るわけ。で、毎日帰るときに夕飯を用意して帰るようにした。休みの日も夕飯を届ける。そして、薬を飲んでもらう。これもフミちゃんが「この家でずっと暮らしたい」という思いを支える自主事業。

その6.いろんな人がいる

実際の社会にはいろんな人がいる。子供だっているし障害者もいる。近所の人もやってくる。知り合いの人も遊びに来る。年をとって、要介護状態になったからと言って今まで暮らした社会から隔絶される必要はどこにもない。当たり前にいろんな人と接することで、いろんな機能や感情が呼び覚まされる。知的障害を持つ人も受け入れている。施設で大きくなり施設しか知らない人たちにも、当たり前の普通の暮らしと普通の年寄りの生活を知ってもらいたいと思う。障害を持つ子どもも預かるが、学校でもなく障害児のデイでもない、普通の場所で普通に遊ぶ経験は、大切やと思っている。いろんな人が出入りしてくれるから、いろんな刺激が与えられるのだ。

つまり・・・

「在宅を支える」ということは、「毎日いろんなことが起こる、家で暮らす暮らしを支える」ということ。

すべての判断の基準は、利用者の心。「利用者がどうしたいのか」が、すべて。

だから池さんは、オープン以来、日々進化してきた。

本来、介護保険というのは、こうした利用者の声に耳を貸し、在宅を支えるためにあるものだと思う。一日でも長く住み慣れた地域で、住み慣れた家で生きるための支援を行うべきではないのか?

在宅で夫を介護している年老いた妻がケアマネに相談した。
「ひょっとして困った時に、代わりに看てくれる人がいないから、そんな時には、ショートが利用できますか?」
ケアマネは言った。
「急な新規の利用は無理ですね。困った時のために、1ヶ月に1回定期的にショートの利用をしておいてください。」
おばあさんは困った。
「いえ~。困った時だけでいいのですけどねぇ」

元気だったバアチャンが、庭で転んで怪我をして足が悪くなり、ちょっとの間ヘルパーさんに来てもらった。
何日かして、ケアマネがやってきてこう言った。
「また転んだらいけないから、もう庭仕事はやめてくださいね。」
バアチャンは言った。
「でも、何にもせずに家におってもつまらん。私は動くのが好きやけん。」
ケアマネは言った。
「それなら、いいデイサービスがあるから、毎日そこへ行きましょう。お友達もできるし、歌を歌ったりバレーをしたり楽しいですよ。」
バアチャンは思った。
「私は歌を歌うよりも、畑がしたい!」
・・・バアチャンは、リハビリという名目で、デイサービスに通うことになった。

これが現実。

本来使わなくてもいいサービスを勧め、いつのまにか「家」から離れ、「施設」利用が主となってしまう。

そうではない。

本当に困った時に、困った時だけ、確実に助けてくれる場所があればいいのだ。

畑の好きなバアチャンは、デイサービスで歌なんか歌わんでもいい。
「バアチャンが好きな畑仕事を、どうやったら続けられるのか」を考えるのがケアマネの仕事ではないのか?

介護保険とは、そういう本当に必要な支援が、介護保険料を支払っている人たちに与えられるものではないのだろうか!

何のための介護保険。誰のための介護保険。

「在宅介護が評価されるよう地域福祉の意識転換が必要」と県高齢者保健福祉計画等推進委員会が問題提起をしていたが、「在宅介護は評価される」必要などない。
現実に介護している人たちは、評価されるから介護してしているわけではない。

そうではなく、「在宅で介護することが無理ではない状況をいかにつくるか」ということに心と知恵を砕いて欲しい。

私たちは、この2年間、このことだけに心を砕いてきた。

「どうすれば、その人の希望に添えるのか」「どうすれば、支えきれるのか」「どうすれば、家族が楽になるのか」

そうして、

進化してきた。

自主事業で。

介護保険に頼らず、利用者の必要な暮らしに合わせて・・・!!












コメント (3)
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そんなんじゃないって!

2008-09-05 21:44:44 | デイサービス池さん
9月5日付けの愛媛新聞から

「県高齢者保健福祉計画等推進委員会」ったらいう会の意見書がだされたことが書いてあった。記事によると、委員会は、本年度策定を予定している「県高齢者保健福祉・介護保険事業支援計画の第4期(2009~11年度)に向けて意見を交わした。国が定める在宅介護について、「施設への入所者は依然として減っておらず、家庭の介護力も高まっていない」として施設を活用する重要性を指摘した。また介護職員の不足の背景に低収入が指摘される点に対し、県老人保健施設協議会の会長が「介護保険事業が新しい制度で、まだ平均年齢が若いのが原因」との見方を示した。伊予市社会福祉協議会事務局長は、「高齢者が老後の過ごし方を意思決定できることは大切」と強調した上で、「在宅介護が評価されるよう、地域福祉の意識転換が必要」との問題を提起した。次回は11月との予定。

なんじゃこりゃ!の世界。

ちゅうか、こんなこと時間とお金をかけて話し合う必要なんかな~んもありゃあせん!

私が、この委員会のメンバーなら、いってやるよ!

現場はそんなんじゃないって!

職員の低収入が問題視されるのは、介護保険制度が新しい制度で若年の労働者が多いからなんかではない!明らかに介護報酬が安くて、スタッフの給料を上げたいと思っても上げることができない現実があるから!事業者と言う立場からしたら、高報酬にして良い人材を得たいと思っても、採算とれずまず事業として成り立たない現実があるのだ!

私の夫は、かつて準大手の大手建設会社で働いていた。その頃得ていた給料は、介護事業に携わっている今の給料とは比べ物にならないくらい多額だった。今、介護事業を経験して思うのは、なんと単価の安いこと!スタッフの給料を払い、経費を引くと、手元に残る金額はわずかしかない!これでは、スタッフの給料を上げたくても上げられない現実がある!

労働者が若年層だから、低収入なのではない!収入が少ないから、若年層しか従事できない現実があるのだ!結婚し子どもを育てていくには、今の介護報酬から得る給料は少なすぎ、介護に従事できず、熱意があっても離職していく人たちが多いという現実に目を向けるべきなのだ。

家庭の介護力が高まっていないとか、老後の過ごし方を意思決定できるようにとか、在宅介護が評価されるようにとか言うけれど、現実の介護保険制度がそうなっていないのに気付くべき!

実際に、家庭で介護しよう・死ぬまで家で看たいと思っても、今の介護保険制度自体がもともとそういうことを支援できるようにはできていないことに気付くべきだ!

例えば、あなたの家族に、段々わからないことが多くなり一人で日中置いておけない年寄りがいたとする。家族は皆昼間は仕事に行っていていない。

地域の支援センターに連絡をし、まず日中預かってくれるデイサービスを利用することにする。時間は、9時から3時まで。まずココでこの選択は不可能になる。午後3時に家に帰りデイから帰る年寄りを迎えることができる家族は限られてくるから。

仮に5時まで預かってくれるデイがあって、なんとか家族の誰かが家に帰る時間まで安心できるとしても、例えば月末で家族の帰宅が遅くなるとか、どうしても週末に出勤しなくてはならないという事態が発生した時、また、急にどうしても家で看れないということが起きた時、預かってくれる場所がなければ、「在宅で介護する」ということは、不可能なのだ。

私自身も11年という年月、舅を介護して思うことだが、「家で看る」ということは、いざと言う時に必ず支えてくれる(助けてくれる)場所や人がいるからこそ、可能になることに、偉い人は気付くべきなのだ。

「在宅」を支援する気なら、「在宅で看る人を支えることができる制度」を確立して欲しいと思う。

そうでないなら、中途半端な在宅制度なんかにこだわらず、皆が入所できる施設を作ればいい。「介護が必要になったら、即入所しましょう!」とはっきり言えばいい。

この矛盾に気付いたからこそ、池さんでは、あえて介護保険制度にこだわらず自主事業を併用して毎日を過ごしている。

デイで受け入れられる時間は、限られている。一日8時間までと。

しかし、実際に夫が脳梗塞で介護状態になり、妻が働いて家計を支えなければならない人の場合、9時からの提供時間であっても、5時に迎えに来れる日ばかりではない。月末や決算の月は夜9時くらいまで働かなければならない。だとしたら、普通のデイはまず利用不可能。在宅で看たいと思っても、不可能になってしまう。なら、施設行きなのか?

その人を支えるために池さんは、午後5時までは介護保険利用で、その後延長の時間は、自主事業で時間当たり換算して、何時まででも預かることができる。

そうするからこそ、施設入所ではなく、「在宅」を支えることが可能になるのだ!

日曜出勤する場合もあるだろう。急に出張に出かけることもあるだろう。その状況全てを支え切ってこそ、「在宅を支える」ことになると言うことをしってほしい。

自主事業を使わなければ、在宅を支えることができない今の制度の矛盾に、いつになったら、誰が気付くのだろうか?

今の介護保険制度に矛盾を感じず、これでいいと満足しているのは、一体誰???


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