池さんで働くおばさんの日記

デイサービス「池さん」の大ちゃんママのブログです。

桜開花

2022-03-21 22:34:47 | デイサービス池さん

ほんの2つ。

桜の花が咲いた。

春の来た証拠。

桜の花。

ばあちゃんが育てた水仙や菜の花など色とりどりの花が咲き乱れている。

春の庭。

そよそよと風の吹く庭でお日様の光に当たっていると、

平穏な時間のありがたさに心が満たされてくる。

明日からのご飯の準備などして時間を過ごす。

大根のお漬物、ハリハリ漬け、福神漬けを作り、魚の味噌漬けの準備や明日のカレーの肉の準備やブロッコリーのサラダの用意などする。

昨日じゅりちゃんが持ってきてくれたつくしの下ごしらえをしたり、葉物を綺麗にしたり。

今週もまた、沢山の人たちの想いを頂いて、いろんな春のお料理を作りたいと思っている。

 

春。

楽しみなことだけでもなくて、花粉が飛んで目が痒かったり、鼻水でマスクがべとべとになったり、なんだか変な人もいっぱいで、何が何だかわからない人もいっぱいになって、春の不安定さそのもののの毎日。

木の芽立ちとか昔から言う言葉もあるくらいだから、昔からこの時期は精神的にも揺れ動くことの多い不安定な時期だという認識だったのだろう。

フワフワしてソワソワと落ち着かない。

気分の変化も大きくて、上がったり下がったり。

子どもたちは、卒業や入学や進級でソワソワするし、

みんなもいろんな行事で忙しい。

ゆれる気持ちをコントロールしながら、痒い目をこすりながら、

卒業式まじかの学校の子どもたちの明るい声に背中を押されて、

嬉しいこと、悲しいこと、全部含めてもう3月も後半。

暮らすことが難しい人と出会い、食べることさえ難しい人と出会い、

法律と支援の狭間で、

生きることさえ難しい人を知るたびに、

現実の厳しさに驚かされる。

いろんな人の人生の質の格差に唖然とする。

コロナに起因するわけではない。

そういう人たちの暮らしを知るたびに、

社会の矛盾と支援の弱さを突きつけられる。

平和で豊かな今のこの地方でさえ、

さまざまな境遇の人が、

色とりどりの人生を生きているのだと、

改めて感じている。

春の宵。

静かな夜。

少しずつ昼が長くなってゆく。

明るい日差しが降り注ぐ春であるよう祈りたい。

暖かい春になるように願いたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春はまだまだ

2022-03-13 22:12:17 | デイサービス池さん

梅がぼちぼち終わりかけ、代わりに池さん前のサクランボが満開。

昨日のお天気であっという間に咲いてしまった。

ミツバチが忙しそうに飛び回っているけれど、暖かすぎる気温が少し心配。

じゅりちゃんがつくしをいっぱい持ってきてくれた。

春。

明日は皆、つくしのはかまとりに精を出すことだろう。

春の恒例の景色。

大量のつくしを、黙ってテーブルに広げるだけで、手が痛いとか、指が動かんからできんとか、昔はできたけどとか、いろんな言い訳しながらばあちゃんたちは集まって来るだろう。

ほろ苦い春の味を楽しむだろう。

毎年毎年、笑顔が満開の春の時間を過ごしてきた。

凍えて小さく丸まった身体を伸ばして、お日様の光を楽しんできた。

 

震災から11年。

大国の無謀な侵略から2週間。

非情な運命というしかない過酷な時間を生きるしかない人。

なぜそこなのか、なぜ今なのか、

ほんの少し、ほんの少しだけ時間の軸がずれていれば、

津波に遭わなかったかもしれないし、

爆弾に怯えることはなかったかもしれない。

どの人も。

 

池さんが大切にしている小さな日常の暮らし。

つくしのはかまとり。

当たり前に今年もできる。

そういう時間を生きることができることこそが幸せ。

ばあちゃんたちの笑顔も、毎年くりかえされる会話も、

当たり前ではないのだと心に刻みながら、

当たり前に暮らせる日常に感謝の念を抱きつつ。

かつての暮らしのあった場所に還れない人たちを想い。

 

地球規模で荒れる自然と向かい合うべき時代に、

止まらない消費の時代を見直すべき時に、

持続可能な世界を作るべき時代に、

世界が力を合わせるべき時に、

胸の痛む映像が今夜もテレビから流れ続けている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春が来る

2022-03-06 22:35:41 | デイサービス池さん

玄関前のしだれ梅は満開。

嵐のような強風にも耐えて垂れ下がる枝を震わせながら、今も紅白の満開の花を咲かせている。

 

世界の中で行われている数々の暴挙や、破壊行為。

年寄りたちの話の中にあったかつての戦禍の様子は、時代を超えて21世紀の今、まさにリアルタイムでテレビに映し出されている。

幼い子どもが不安に泣いている。

大切な人と国を守るために銃を持つ人たち。

 

一体どう収まるのだろうかと、未来への不安は限りなく広がってゆくけれど、

パラアスリートたちの力が世界中に広がって、平和の力に繋がることを願い続けたい。

人種や国や、宗教や歴史や、政治や感染症に関係なく、

オリンピックが平和の祭典であるとするならば、

どうか、平和な世界が一日も早く訪れますように。

誰もが安心して過ごせる世界が訪れますように。

 

3月。

春が来る。

風が吹き、雨が降る。

むせかえるような春の土の匂いと、どこからかかすかに香る花の香り。

春の訪れを感じることができるわが身の幸せをかみしめながら、

皆で春を待ち続けたいと思っている。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする