秋祭りが終わった。
本日最終日、近くの神社のお神輿が池さんに到着。
神主さんがうやうやしく祝詞を上げてくれ、お神酒を皆が頂いた。
神社のお守りも全員に。
「150歳まで生きれますように」とお祓いをしてくれる神主さんの言葉に、全員が笑顔。
そして年に一度の記念写真。
今年のお祭りは全日晴天なり。1週間、だんじり追いかけ西東。
本当にいいお祭りだった。
来年もまた皆で一緒にできますように。願いを込めて、今年もお神輿に祈る。
さて、食事のことを少し書きたい。
「地産地消」という言葉がある。
でも池さんでは、あくまで「知産知消」にこだわりたいといつも思っている。
育てた人が見える食材に、あくまでこだわりたいと。
例えば、10月15日の献立。
黒米ご飯は、まんがら農園の完全無農薬の黒米とじゅりちゃんちの周桑米。
味噌汁の具は、池さんの無農薬水菜。
かぼちゃの煮物は、としこさんの家からの頂き物のかぼちゃで。
キュウリと柿の酢の物は、じゅりちゃん家のキュウリとみかちゃん家の柿で。
おまけはみかちゃんちの柿の天ぷらとかぼちゃのかき揚げ。
本当に毎日質素な献立が並ぶ。質素な献立だけど、しっかり手間暇かけた食事。
そしてどの食材も、作る人や育てた人の顔が見えるものばかり。
だから地産地消という枠を超えて、池さんのご飯はまさに「知産知消」なり。
魚は地元で捕れたものを、近くのお魚屋さんで。
佃煮や漬物は、すべて手作り。足りないものや野菜の端境期は、生協の食材を購入。
ただひとつ付け加えるなら、おだしや調味料にはお金をかけている。
良い素材を生かすために、昆布もしっかりしたものを選び、いりこ・味噌は地元のものを使う。調味料はできるだけ天然の素材を使っている。決して安価な調味料や冷凍食品は使わない。
池さんの食事がおいしいのは、使う食品の豪華さではなく、おかずの温度や食べる楽しみに繋がる大切な気配りのおかげだと自負している。
誰と、何を、どう食べるのか・・・このキーワードを大切にしているからこそ、質素で昔ながらのメニューが身体に大切なエネルギーを得ることに繋がってゆく。
アツアツのお汁をフーフー言いながら飲み、ご飯中心のかつての日本の食事。純粋和食。
本日はお祭りだけど、お神輿も来るし忙しかったので、秋鮭の石狩鍋と自家製オードブル。
オードブルの中身は・・・大根の煮物に里芋の茎のキンピラと、フライドポテトと柿のサラダとサツマイモのマヨネーズ和え、そして枝豆と柿。すべて頂き物の野菜たち。
本当に質素この上ない献立。ちょっと豪華にオードブルのお皿に綺麗に盛り付けたらお祭りらしくなった。そしてお汁を鍋一杯平らげて、満腹で昼寝。
TPPや農業政策や輸入関連のニュースに振り回されることなどなく、近所の人たちのつくるお野菜や心のこもった頂き物で、私たちの胃袋はいつも満たされている。質素だけど季節のものを、必要な分だけ、大切に頂ける幸せを、今日もかみしめている私たち。
こうやって暮らしたら、地元の農業も元気になるのにな~と思う今宵。
お祭りの伊勢音頭と太鼓の音が、夜勤の夜の子守唄になる気がします。っていうか・・・耳にこびりついて離れんのですわ。
そらみみ?伊勢音頭?・・・?
いや~またまたリンちゃんの歌のようで・・・
今夜も大音量です。