池さんで働くおばさんの日記

デイサービス「池さん」の大ちゃんママのブログです。

続き・・・

2015-10-29 22:05:33 | デイサービス池さん

今月もあとわずかですので、新しい話題はもう少し後にして。

え~ご期待にお応えして、もう少しドタバタの続きを。

まったくもって・・・

自分の指を自分が閉めたドアで挟んで本日一日の始まり。

痛~と思いつつ池さんに行ったら、足の指の上に、自分で動かした椅子を置いてしまい、

おまけに足の小指を思いきり自分で置いた椅子にぶつけ、

なんちゅうこっちゃと思いながら、振り向いた途端食器棚で頭を打つ。

まあ、そんなこんな毎日。

 

同じ所を行ったり来たり、

何をしようとしてたのか いくら考えても思い出せず、

おにぎり作れば変形してると言われ、
つくってもらったおにぎりを包めば曲がっていると言われ、
これはきれいでしょと言えば、
それは大ママが作ったんじゃないととどめを刺される。

涙線が緩んで涙が止まらず、
眼鏡が合わず字は見えず、

大ママどうしたと皆に心配され、
それでもワタクシ生きてゆく。

いじられても、笑われても、胸を張って生きてゆく、
そういう人に私はなりたい。

 

宮沢賢治さん

今晩もごめんなさい

 

 

 

 

 

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肩こり

2015-10-25 21:28:40 | デイサービス池さん

記憶の領域の極小化傾向に付随して、ただ今、肩コリも発症しております。

肩コリは左の奥歯あたりの歯茎にも影響を及ぼし、硬いものが噛めなくなってしまいました。

ときおり、ズキズキと痛みが襲ってきますが、今のところ何とかごまかしながら生きております。

まあ、そんなこんな最近のワタクシ。

疲れが溜まったと言えばそうかもしれないし、

年をとったと言えばそうに違いないとおもうわけで・・・

いろんなところが、がたがたし始めた今日この頃。

 

10月最後の1週間がはじまります。

9月からの2か月の忙しかったこと。

もろもろ・・・本当にいろんな事柄が波のように襲い、「これでもか~」「まだ頑張れるか~」「ボチボチギブアップするか?」と笑う神様が目に見える気がするほど、ハードな毎日です。

でも本当に、幸せだな~とも思えます。

しんどいことはいつまでたっても減ることはないのだけど、でも嬉しいこともいっぱいのように思えてきます。

贅沢言わずに、愚痴を吐かずに、笑顔でもう少し頑張っていきたいものだと思う夜です。

 

今夜の夜勤は冷えます。

久しぶりに釣りに出かけた名人。

本当に嬉しそうに笑った名人の今日の顔を、きっとずっと覚えておきたいと思っています。

10年目の顔。

いろんな時を生きたからこそ感じることができる大切な今のこの気持ちを、

ずっと胸に刻んでゆきたいと思っています。

 

頭痛にも負けず、歯痛にも負けず、肩コリにも負けぬ、丈夫な身体をもち、

時間足りず、いつもあわてて、ドタバタ走り回っている。

一日にコーヒーをポットに一杯と、冷えたビールをたらふく飲み、

いろんなことを考えるくせに、いつもほとんどぜんぶ忘れ、みんなに「お年でしょうか?」と心配され・・・

 

宮沢賢治さんに申し訳ないので、この辺で・・・

 おそまつどした!

 

 

 

 

 

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記憶できませんので・・・

2015-10-21 21:20:18 | デイサービス池さん

ワタクシ、最近疲れ気味にて、記憶領域が超狭まっております。

よって・・・重要事項以外、記憶できませんのあしからず。

聞いているようで、聞いてない。

覚えているようで、まったく記憶にない事柄が増えております。

なので・・・「たぶん覚えてないだろう」という覚悟でお話して頂けたら幸いです。

小さな小さな領域で記憶しておりますので、記憶領域に入らないことの方が多いという点をどうぞご理解ください。

まさに、ばあちゃんたちと同じ状態です。

「フンフン」と返事しながら同じことを何度も聞いたり、「へ~そう」ともっともらしく頷きながら別のことを考えていたり・・・

まあそんなこんな今日この頃です。

皆様の手厚い大きなカバーを、心からお願いして、本日の夜勤に入ります。

 

明日はヒイちゃんの誕生日です。

ヒイちゃんと一緒に過ごし始めてから、6回目の誕生日を迎えることができました。

それまでの月日も合わせて、長い日々を一緒に生きてきたなと感慨無量です。

ずっと前、ヒイちゃんが教えてくれました。

「年はとるもんじゃない。貰うもんぞい」と。

ヒイちゃんがまた一つ、神様から「年」を頂けたことを、一緒に感謝したいと思います。

ヒイちゃんの頂く「年」は、まぎれもなくワタクシ達にとってもかけがえのない大切な「年」なのですから。

明日は大頭はお寿司のメニュー。

柔らかく炊いたご飯でつくるお寿司をおなかいっぱい食べてほしいです。

お酒もしっかり飲んで欲しい。

ヒイちゃんは「池さんグループのドン」ですから。

ずっとずっと一緒に生きることができますように。

おめでとう。ヒイちゃん。

半月が綺麗な夜です。

 

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知産知消の食事

2015-10-17 21:46:44 | デイサービス池さん

秋祭りが終わった。

本日最終日、近くの神社のお神輿が池さんに到着。

神主さんがうやうやしく祝詞を上げてくれ、お神酒を皆が頂いた。

神社のお守りも全員に。

「150歳まで生きれますように」とお祓いをしてくれる神主さんの言葉に、全員が笑顔。

そして年に一度の記念写真。

今年のお祭りは全日晴天なり。1週間、だんじり追いかけ西東。

本当にいいお祭りだった。

来年もまた皆で一緒にできますように。願いを込めて、今年もお神輿に祈る。

 

さて、食事のことを少し書きたい。

「地産地消」という言葉がある。

でも池さんでは、あくまで「知産知消」にこだわりたいといつも思っている。

育てた人が見える食材に、あくまでこだわりたいと。

 

例えば、10月15日の献立。

黒米ご飯は、まんがら農園の完全無農薬の黒米とじゅりちゃんちの周桑米。

味噌汁の具は、池さんの無農薬水菜。

かぼちゃの煮物は、としこさんの家からの頂き物のかぼちゃで。

キュウリと柿の酢の物は、じゅりちゃん家のキュウリとみかちゃん家の柿で。

おまけはみかちゃんちの柿の天ぷらとかぼちゃのかき揚げ。

 

本当に毎日質素な献立が並ぶ。質素な献立だけど、しっかり手間暇かけた食事。

そしてどの食材も、作る人や育てた人の顔が見えるものばかり。

だから地産地消という枠を超えて、池さんのご飯はまさに「知産知消」なり。

魚は地元で捕れたものを、近くのお魚屋さんで。

佃煮や漬物は、すべて手作り。足りないものや野菜の端境期は、生協の食材を購入。

ただひとつ付け加えるなら、おだしや調味料にはお金をかけている。

良い素材を生かすために、昆布もしっかりしたものを選び、いりこ・味噌は地元のものを使う。調味料はできるだけ天然の素材を使っている。決して安価な調味料や冷凍食品は使わない。

 

池さんの食事がおいしいのは、使う食品の豪華さではなく、おかずの温度や食べる楽しみに繋がる大切な気配りのおかげだと自負している。

誰と、何を、どう食べるのか・・・このキーワードを大切にしているからこそ、質素で昔ながらのメニューが身体に大切なエネルギーを得ることに繋がってゆく。

アツアツのお汁をフーフー言いながら飲み、ご飯中心のかつての日本の食事。純粋和食。

本日はお祭りだけど、お神輿も来るし忙しかったので、秋鮭の石狩鍋と自家製オードブル。

オードブルの中身は・・・大根の煮物に里芋の茎のキンピラと、フライドポテトと柿のサラダとサツマイモのマヨネーズ和え、そして枝豆と柿。すべて頂き物の野菜たち。

本当に質素この上ない献立。ちょっと豪華にオードブルのお皿に綺麗に盛り付けたらお祭りらしくなった。そしてお汁を鍋一杯平らげて、満腹で昼寝。

 

TPPや農業政策や輸入関連のニュースに振り回されることなどなく、近所の人たちのつくるお野菜や心のこもった頂き物で、私たちの胃袋はいつも満たされている。質素だけど季節のものを、必要な分だけ、大切に頂ける幸せを、今日もかみしめている私たち。

こうやって暮らしたら、地元の農業も元気になるのにな~と思う今宵。

 

お祭りの伊勢音頭と太鼓の音が、夜勤の夜の子守唄になる気がします。っていうか・・・耳にこびりついて離れんのですわ。

そらみみ?伊勢音頭?・・・?

いや~またまたリンちゃんの歌のようで・・・

今夜も大音量です。

 

 

 

 

 

 

 

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2015-10-12 20:44:58 | デイサービス池さん

1年前も大頭のお祭りに、お神輿がきてくれた。

フミちゃんがうやうやしくお供えを渡し、万歳をして皆で写真に収まった。

今年はヒイちゃんがお供えを渡す。

フミちゃんはもういない。

1年前の写真を見ながら、1年間という時間の長さを想う。

月日の移り変わりを憂い、自分自身の生きた時間を想う。

去った人たちが残してくれたものを心に刻みながら、

秋の日を生きる。

 

肌寒さを感じる秋の一日、冬支度をする。

夏の洋服と冬のセーター。

タオルケットと毛布。

来年もまた、夏支度ができますように。

 

センチメンタルな気持ちを抱えながら、調子のいいヒイちゃんと夜を過ごす。

ヒイちゃんは手の届くところにあるいろんな物を引きよせて、さわって遊ぶ。

「寝るかい?」と聞くと、かすかに首を振る。

「寝よや!」というと、「なんぞ~おまえ、勝手に寝んかい!」とでもいうように、

冷たい目でワタクシを睨むヒイちゃん。

結局、2時間ほどヒイちゃんはテレビを見て、机の上のタオルやおもちゃで遊び、やっと今眠りについた。

 

秋の一日。

移り変わる時間を惜しみながら夜勤の夜を過ごす。

ネコのさかなは、温かいソファーの毛布でスヤスヤ。

まあちゃんも毛布にくるまって静かに眠っている。

やっと眠ったヒイちゃん。

9月から泊まっている名人も、透析帰りでぐっすり。

そして・・・「あの故郷へ帰ろかな~~~」と大声で延々歌い続けるリンちゃん。

乙女チックでちょっとセンチメンタルな夜更けは、リンちゃんの歌でまたまた賑やかな夜になりそうです。

 

 

 

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家族と薬と年寄りと

2015-10-09 21:16:34 | デイサービス池さん

家族はいつも忙しい。

自分たちの生活がある。

年寄りは老いてゆくが、自らの老いを受け入れられず、怒りにまみれ、夜も寝ない。

家族は困り果て、薬に頼る。

薬によって、年寄りは眠り始める。

けれど次第に、薬は老いた身体に蓄積し始め、年寄りは昼間も眠ることが増えてゆく。

表情も変わり、声も弱弱しくなっていく。

昼間も幻覚が出現し、あるはずのない紐をたどったり、ゴミを拾ったりし始める。

足元はふらつき、目も見えにくくなっていく。

それでも「夜は寝てくれる」というただ1点において、家族は救われてゆく。

家で看ることを諦めることなく、夜は寝る年寄りと共に生きることができるのだ。

家族の選択が間違いだと、だれが指摘できるだろう。

薬に頼ることはよくないと、だれが言えるだろう。

年寄りにとっては、家族がすべて。

家族が諦めた瞬間に、年寄りは施設への入所を余儀なくされるだろう。

たとえ、眠り続けたとしても、年寄りにとって家で暮らせることが幸せなのだとしたら、

そういう選択も、それはそれで良いのかもしれないと

思う今宵。

 

10月になって、明日からお祭りの始まりです。

ここらあたりは、あちこちで少しづつ時間をずらしてお祭りが行われます。

さあ来週は、一年の中で最も楽しみな1週間です。

力いっぱい遊びましょ!

 

 

 

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9月が終わり・・・

2015-10-02 22:54:00 | デイサービス池さん

8月も苦しい日々だった。

そして、9月も怒涛の日々。

本当にいつになったら楽々と生きることができるのかと思いながら、もう10年が経った。

時間が欲しいと思いながら、時間に追われ続ける日々は、苦しみの毎日のようで、本当は幸せな日々なのかもしれない。

今月も大切な人を次々に見送った。

別れることが辛いのではなく、豊かな満ち足りた別れができなかったことが心に重く残ってしまう。

穏やかに別れを告げられなかったことが、何よりも悲しいのだ。

 

こんな小さな池さんの中でさえ、毎日いろんな沢山のものがたりが生まれていく。

ものがたりはいつも楽しい話しばかりではない。

悲しいことや辛いこともいっぱい。

でも、やっぱり私はこの池さんで生まれるいろんなお話の中にいつもいたいと思っている。

池さんで生まれる物語は、汗と涙の匂いがいつも漂って、人間臭くてどうしようもなく土の匂いに包まれた魅力あふれるものばかりだから。

時間に追われる毎日の中で、やっぱりこの場所が好きだと思えるワタクシ。

穏やかに年寄りと過ごす時間も、悩みながら過ごす時間も、

どの時間も大切な時間だと、しみじみ思う夜。

秋が訪れ、コスモスが咲き、お祭りの季節の10月。

また始まる新しい月も、どうかこの場所にとって良き日々となりますように。

月の綺麗な空に願いを込めて。

 

 

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