そして、ある日、ついに私は「子芋」と出会った。(過去のブログ参照してくださいね)
固いと文句言いながら親芋を食べ、柔らかいけど小さくて面倒なと文句言いながら孫芋を食べた私。
きっと美味しいだろうなと思っていた子芋には巡り合うことはできないと思っていたけど、ついに、ついに、その子芋と出会えたわけ。
中学生のゲンちゃんが、学校の催しで、親芋と孫芋を貰ってきた「その畑」で、なんと、サトイモ収穫作業の体験に行ってきたそうだ。
そして帰りにお土産に「子芋」を頂いてきたらしい。
そのおすそ分けを頂いた!
子芋!
絶対に食べることができないと思っていた子芋!
適度な大きさと、きめの細かさ、色白のその姿に、思わずキタ~~~!
これは、やっぱり薄味で炊いて食べたら美味しいよねとウキウキ。
しっとりとして艶のある表面。
あ~~~やっぱり子ども最高!いえ、子芋サイコ~!
親も孫も、それはそれで美味しかったけど、いや、十分美味しく頂いたけど。
今年、私は、親・子・孫の3世代の芋の命を頂いて、感謝感激雨あられ。
しかも、すべて頂き物。
縁があったのか、どうなのか、縁を呼び込んだような、今年のサトイモ物語。
きっと今年の秋のエピソードとして、池さんの記憶に刻まれることでしょう。
(そんなに大したことでもないか?)
農家の方、ゲンちゃん、本当にごちそうさまでした。
池さんを始めた時から、ず~っと、季節のご飯を作ってきた。
季節の物で作るから、いつも「ばっかり食」
今の時期は、サトイモと大根ばっかり。
いろんなところから頂くし、旬は値段もお安くなる。
なので毎日、何かの形で、芋と大根が登場する。
でも、また~?と言わないのが池さん。
「大根炊いたのが食べたかったんよ~!」と喜んで毎日お腹に入れてくれるのがありがたい。
冬の献立は、鍋や煮物がほとんど。
だから旬の食材と季節のメニューは、理にかなってありがたい。
あれほどあったサツマイモは残り少なくなってきたので、今はちょっとご無沙汰。
お正月の栗きんとんやストーブの上で焼く焼き芋用に保存してある。
キャベツや白菜も、これからのばっかり予備軍。
煮物やお鍋用に、出番を待っている。
過剰なエネルギーを使い、過剰な施設を必要とする高価な季節外れの野菜ではなく、
曲がったり、小さかったり、大きすぎたり、でも、収穫したてで、パワーのある野菜ばかり。
エネルギーいっぱいだから、それを食べる池さんの皆も、エネルギーたっぷり。
だから明日も、おいしい「ばっかり食」をつくろうと思う。
池さんのご飯は、そんなご飯。
池さんまごの手のお弁当も、そんなお弁当。
気温の差が大きすぎて、何着て良いのかわからない毎日。
汗が出るほどの天気かと思えば、雪が降ったり、みぞれが降ったり。
春一番の風か、木枯らしなのかもわからない。
地球の沸騰化に伴う気候変動は、毎日の暮らしにも影響を及ぼしている。
せめて、エネルギーの無駄使いをしないよう、ささやかにつつましく生きてゆけたらと思っている12月の夜。