弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

余命半年 家庭で過ごす 過程奪った カテーテル

2006年11月25日 00時02分21秒 | 未分類
22日の東京地裁(医療部)判決から。
(産経から抜粋)
「術後の感染症で死亡 東京地裁、医師に1300万賠償命令」
 がんで「余命6カ月」と診断されて7カ月目に死亡したギャラリー経営の女性=当時(71)=の遺族2人が、「死亡はがんではなく手術後の感染症のためで、感染症を防ぐことを怠った医師に責任がある」として、岡山市の病院医師に約4500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が22日、東京地裁であった。藤山雅行裁判長は医師のミスを認め、約1300万円の支払いを命じた。
 藤山裁判長は、女性は手術後に挿入されたカテーテルが原因で感染症にかかったと認定。「女性はがんで早晩死亡していたはずだが、感染症によって死期が早められた」と述べ、医師の責任を認めた。
 その上で、藤山裁判長は「人生最期の身辺整理などができなかった精神的損害は大きい」として、医師側に賠償を命じた。
 判決によると、女性は平成13年4月、脳に転移する大腸がんが見つかり翌5月に医師の手術を受け、輸液のためのカテーテルを挿入された。その後、体調が悪化して転院し同年12月に死亡した。