それでは、東京高裁民事部の裁判官の年間担当事件数はどうか。
私が経験した2年前は、こんな感じだった。
六千件以上の控訴事件を順に通常部の二十か部に配点し、各部では両陪席裁判官が均等に割って主任裁判官となるのが通例。
その結果、大雑把に言えば、各陪席裁判官は毎週新たに3件の主任事件を抱える。最近の傾向として大変なのは、和解率が低下し、その3件のうち2件くらいは判決を書かなければならない事。これを年間に換算すると約百件。私も2年目には百件超の判決を起案した。
私が経験した2年前は、こんな感じだった。
六千件以上の控訴事件を順に通常部の二十か部に配点し、各部では両陪席裁判官が均等に割って主任裁判官となるのが通例。
その結果、大雑把に言えば、各陪席裁判官は毎週新たに3件の主任事件を抱える。最近の傾向として大変なのは、和解率が低下し、その3件のうち2件くらいは判決を書かなければならない事。これを年間に換算すると約百件。私も2年目には百件超の判決を起案した。