弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

民事訴訟の 抗告期間 「即時」7日で 「許可」5日

2006年10月15日 01時41分43秒 | 未分類
民事訴訟法の抗告期間にはご注意を。
9月29日の東京高裁決定に対する最高裁への許可抗告申立ての期限は10月10日でした。
さて、問題です。
許可抗告申立期間は何日でしょう。
正解は5日です(民事訴訟法337条6項が特別抗告に関する同法336条2項を準用)。
今回のケースは、決定が品川区には9月29日(金)当日中に告知されず、週明けの10月2日(月)になったため、上記5日間の最終日が同月7日(土)に当たり、8日(日)、9日(祝)の次の10日(火)が期限になったものと思われます。
ちなみに、即時抗告期間は1週間です(同法332条)。
控訴や上告と同じく2週間だと信じ込んでいて間違う当事者・代理人を何度も見ました。
要注意。

「中日優勝」 スポーツ紙にも 向井・高田の 記者会見

2006年10月15日 01時12分30秒 | 未分類
10日の中日優勝を報じた翌日のスポーツ紙6紙を買い揃えて読んでいて、社会面に驚いた。
共通して、許可抗告申立てを受けた夫妻の記者会見を大きく取り上げていた。考えてみれば、夫が格闘家で妻が芸能人だから、スポーツ紙でも大きな話題になるのだろう。
それにしても「許可抗告」がこれほど注目を集めたのは、一昨年8月の銀行合併交渉差止事件以来ではないだろうか。
また、裁判がスポーツ紙でこれほど注目されるのは、同年9月の球団合併事件以来では。
その両方に関与した事を思い出した。

国の指示受け 抗告をする 品川区長の 初仕事

2006年10月15日 00時54分48秒 | 未分類
10月8日に当選したばかりの品川区長の初仕事は、9月29日の東京高裁決定に対する10月10日の抗告期限ぎりぎりの最高裁への許可抗告申立てになったようだ。
それにしても、もし決定が当日に告知されていたら、区長選挙期間中に抗告期限が到来してしまい、随分困ったことだろう。