弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

日テレ「テレカの 密売」報ず? そんな事実が アルカイダ!

2006年10月28日 16時35分23秒 | 未分類
27日の東京地裁判決から。
(毎日新聞28日朝刊から抜粋)
 国際テロ組織アルカイダの支援者の疑いがあると実名報道され被害を受けたとして、バングラデシュ国籍で埼玉県戸田市在住のイスラム・モハメッド・ヒムさん(36)とヒムさんが経営する国際電話用プリペイドカード販売会社が、日本テレビ放送網(東京都港区)に1100万円の賠償を求めた訴訟で、東京地裁は27日、計220万円の支払いを命じた。安浪亮介裁判長は判決で「報道の一部は真実でなく、真実と信じる相当の理由もない」と述べた。
 日本テレビは「偽造プリペイドカードを密売し、億単位の利益がアルカイダ側に流れた可能性もある」などど報道。判決は「密売の事実はない」と指摘した。

「シンジラレナーイ」 無理難題に ヒルマンおかげで 日本一!

2006年10月28日 13時04分29秒 | 未分類
今日の朝日社説「日ハム優勝」から。
「ヒルマン監督の存在も大きい。まだ43歳だが、プロの監督歴は16年になる。」
何と、年齢は私と同い年なのに、監督歴は既に私の弁護士経験年数と同じだった。

「かいとう」経過を 観察すれば 熟慮塞ぐは 大問題

2006年10月28日 01時18分57秒 | 未分類
27日の「防衛医大病院手術訴訟」最高裁判決から。
「かいとう」は「開頭」と「回答」を掛けています。
せっかく熟慮の末に開頭手術を選択した患者に、唐突にコイルそく栓術を勧め、結果的に裏目に出たというケースのようです。
(朝日新聞から抜粋)
 元立正大教授の男性(当時61)が防衛医大病院(埼玉県)で脳の手術を受けた後に死亡したことを巡り、「医師の説明義務違反があった」などとして、遺族が国を相手に約9600万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審判決が27日、あった。最高裁第二小法廷(滝井繁男裁判長)は「どの術式を受けるか、あるいは手術を受けずに様子を見るか、患者が熟慮の上判断できるようにわかりやすく説明する義務を尽くさなかった」として、遺族を敗訴させた二審・東京高裁判決を破棄。説明内容についての事実関係の審理を尽くすよう、同高裁に差し戻した。
(判決理由から)
「本件病院の担当医師らは、患者に対し、分かりやすく具体的な説明をした上で、開頭手術とコイルそく栓術のいずれを選択するのか、いずれの手術も受けずに保存的に経過を見ることとするのかを熟慮する機会を改めて与える必要があったというべきである。しかるに、原審は、開頭手術が予定されていた日の前々日のカンファレンスの結果に基づき、カンファレンスの翌日にコイルそく栓術を実施した本件病院の担当医師らに説明義務違反がないと判断したものであり」この判断には法令違反がある。

孫の虎の子 後見人が? 不届き千万 不「相盗」

2006年10月28日 00時01分59秒 | 未分類
25日の福島地裁判決から。
(東京新聞から抜粋)孫の貯金横領で祖母有罪 「親族相盗」適用せず
 未成年後見人として管理していた孫の少年(15)の預貯金を着服したとして、業務上横領罪に問われた福島市の祖母(72)ら3人の判決公判で、福島地裁は25日、祖母に懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年)を言い渡した。
 両親や祖父母などの直系親族間で、窃盗などを犯しても刑を免除する刑法の「親族相盗」適用の可否が争点だったが、大沢広裁判官は「適用すべきでないことは明らか」と判断した。
 この規定が及ぶ罪で未成年後見人の直系親族が逮捕、起訴されたのは極めて異例。判決は「後見人に選任した家裁が、祖母との信任関係を横領で裏切られた」と検察側主張に沿った判断を示し、親族外の第三者を巻き込んだ犯行として、親族相盗の適用外とした。
 判決によると、少年の母は2001年6月に病死。約4500万円の財産を残し、祖母が少年の後見人に選任された。3人は同年8月から03年11月にかけ、少年の貯金口座から約680万円を着服。祖母と伯父はさらに約860万円を横領し、伯父の子どもの学費などに充てた。