きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

日中両国の航空便倍増に

2012-08-09 11:00:30 | Weblog
日中両国の航空便倍増に      (2012.08.09.)

日本と中国、の関係は、外交面では尖閣諸島の領有権問題で、火花を散らすような軋轢を感じるが、経済関係や、民間人の人的往来を見ると、毎年急激に増大の一途をたどっている。今後アジアに於ける経済の発展を考えると、日中、日韓、其れに日米が加わった関係は切っても切れない関係が嘱望されている。

中でも日中関係は今迄が、疎遠気味になって居たから、お互いに両国の国民感情も決して良い物ではなかった。しかし、此処へ来て、両国の航空会社が「航空自由化協定(オープンスカイ協定)」を結んで、羽田と中国の便が来年から倍増される事になった。これによって、両国の人的交流が倍増される事に成る。

中国も最近は、経済発展が最早先進国並みで、自由主義経済発展が著しく、民間交流の段階では、お互いの発展のためには、お互いの存在が大変重要な関係になって来ている。政治の制度の関係では、「共産主義国家」と「自由主義国家」の違いはあるが、民間同志の関係ではその違いを乗り越える関係になって来ている。

昔と違って、最近は、民意を重視しない国は、政権の交代が求められるようになり、中國共産党も、今迄の様な、ただ、力だけで国民を抑え込む様な訳には行かなくなって来ている。

来年中国は、胡錦濤政権から習近平政権に変わる事が決まっているが、其れによって、どの様な国に成るのかは、まだハッキリは分からないが、基本的には、各国が協調して、共存共栄が図られる事が最も大切であることは言うまでもありません。

その様な協調の場に、中國が今迄の様に、武力を背景にして「大国意識」を強調する事は出来ないのではないかと思います。
中國民意の力は、アジア共栄圏の方向に向かっているのではないかと思います。
(えびなたろう)