きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

非科学的な野依良治先生

2009-11-27 11:14:27 | Weblog
非科学的な野依良治先生         (009.11.27.)

行政刷新会議の加藤秀樹事務局長が26日、ノーベル化学賞受賞者の野依良治氏が科学技術関連予算の削減を批判した事に対し「(仕分け人は)誰一人として科学技術、研究を否定していない。野依さんは非科学的な人だ」と批判した。

私も昨日のブログにも書いたが、世界的なノーベル賞受賞者ともあろう人が、国家の事業の内容を精査し、無駄の排除と、効率化の議論のなかで、行っている「事業しわけ」と言う作業の意義を充分理解せず、「科学技術振興や教育はコストではなく投資だ。コストと投資を一緒くたに仕分けするのはあまりにも見識を欠く。不用意に事業の廃止、凍結を主張する方には将来、歴史の法廷に立つ覚悟ができているのか問いたい」と猛烈な批判をブチ上げたと言う。

この批判をブチ上げたのは、25日午前の自民党本部での会合で行い、さらに、野依氏を含む江崎玲於奈、利根川進、小林誠の4氏と数学のフィルーズ賞受賞者の森重文氏等は東京大学で批判会見に臨んでいる。

科学技術やその研究については、仕分け人を含む誰一人、否定している人は居ないし、日本は世界に誇れる科学技術立国である事も全国民は理解もし、自覚している。

だからと言って、無駄なお金を垂れ流したり、非効率な事業を許す事が現在の国の財政の中で間尺に合った物であるかを問われるのは当然の事であります。

野依先生が理事長を務める理化学研究所にも官僚OBが13人も天下りしており、官僚からの働きかけは当然あったとは思いますが、また自民党本部で事業仕分けの批判をブチ上げれば皆大喜びだと思いますが、無駄使いの撲滅と官僚の天下り等々は、国民的課題として目下取り組まなければならないところである事を、認識して頂きたいと思います。

「ノーベル賞受賞者」と言う国民から尊敬の的である人が、政争に絡むような発言や行動は、先生方の権威に係わる事ではないでしょうか。
(えびなたろう)