きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

内閣支持率64%

2009-11-24 11:25:55 | Weblog
内閣支持率64%        (009.11.24.)

政権交代と言う我が国の政治の方向の転換が、国民から強い要望があり前回の衆議院選挙では、民主党にその期待が集まり、鳩山政権が発足したのである。

従って、当初の支持率は、歴代2位の高支持率の77%でスタートしたが、政権政党として、慣れていない民主党に「政治の大改革」と言う、マニフェストを抱え、その中でも特に財源の問題に付いては、今までの自民党政権で、慣らされていた、官僚、財界、地方自治体が抵抗を示す中で、苦戦を強いられてのスタートであった。
その中で今回の調査結果は、当初の調査より13%低下し、64%という事であるが、先ずは「こんな物ではないだろうか」との思いである。

内容夫々に、国民の意思が反映された、結果が読み取れるところだ。

◆「普天間基地の移設問題」に付いては“県外・国外移設”が50%、“日米合意の辺野古移設”が22%、“県内の別所移設”が17%、と言う数字で、永年沖縄県民の移設問題の願いが、今までのアメリカ一辺倒の諦めから、出来るか出来ないか判らないけれども新政権になれば、若しかしたらと言う願いがこもった数字では無いかと思える結果である。
私は、この数字をアメリカがどの様に受け止めて、今後の交渉に反映できるかが問われる所だと思います。鳩山総理の対等な日米関係の所以も此処にあります。

◆「鳩山首相の偽装献金問題」に付いての重視度合いは、“重視する”が41%、“重視しない”が48%、であった。
鳩山首相と言へども政治に関する献金疑惑は、潔白で無くてはいけません、当然重視するべき問題であるが、当面この国の政治を大きく改革するという、大仕事を鳩山総理に期待している国民の願いから、この問題をあまり重視しないと応えた人が多かったのではないでしょうか。

◆「予算編成でマニフェストの優先度」に付いては、“優先すべき”が24%、“こだわるべきでない”が69%、であった。
民主党は、マニフェストを掲げて、衆議院に大勝利を得たのだが、実態は思うように無駄財源の捻出が難しく、更に、税収も大きく落ち込んでいる事を国民も理解し、この際は無理をしないで、先ずは財政の事を優先し、出来る範囲でマニフェストを実行すれば良い、と言う国民の意思ではないかと思われる。

新政権は、今までの政権とは違い、無駄の排除に優先度を掲げ、行政の効率を揚げる事を目的とした方向性に理解を示している思いが数字に表れているものと思います。

◆「新政権の仕事仕分け作業」に付いては、“評価する”が74%、“評価しない”が17%、である。
此れについては、74%と言う高率で、国民の評価を得ている事は、それだけ国民の期待の大きさが表明されている、確かに仕分けの裁定に対し、「乱暴だ」とか「無謀だ」とかの批判もあるが、今までこの様な事をせず、隠された税金の無駄が次々と発掘されている、そして最終的な裁定は最高政治判断で行われるのであるから、国民は諸手を挙げて高評価を示しているのである。

◆「郵政の新社長人事」に付いては、“評価する”が28%、“評価しない”が57%である。
民主党が「天下り」を反対していながら、斉藤新社長は元大蔵次官と言う官僚中の官僚と言われる人だから、国民も「評価しない」が多かったものと思います。

私も、民主党の人事としては逆行するのではないかと思ったが。本来人事と言うものは「適材適所、有能な人を有効に使う事が国家のために必要な事」と言う大原則があり、一般に官僚は国家が育てた有能な人材が多い事は間違いの無い事実です。したがって「総理の適材適所」と言う言い訳も今後に期待を寄せて今後の結果を見守る事にしては如何かと思います。
今までの様な、税金の無駄のために許す「天下り」で、なければ良いのではないでしょうか。
以上私の感想ですが、内閣支持率64%は現状にマッチした世論評価ではないかと思います。
(えびなたろう)


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1 コメント

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ちょっと宜しいでしょうか (師走)
2009-12-02 03:30:32
失礼ですが、内閣支持率64%は現状にマッチしてるとは思えません。何だかおかしいのですよ。例えば、1000人の有権者を対象、有効
回答率が60%、仮にその中で支持率が60%だとすると、支持者は1000人中で360人しかいないわけですが、今日の報道で支持率は60%と表されます。本当の支持率はたった36%なのですが。対象人数も1000人ではなく、600人とするべきでは?また、現内閣を支持しますか?どの政党を支持しますか?の項目で、支持しないと答えたら即終了。回答には反映されてないのですがね。これでは、到底まともな調査と報道とは言えませんよ。今度“世論調査”なるものが実施されていたら、注意深く観察してみて下さい。対象人数と有効回答人数、そしてそのパーセンテージを。
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