きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

「減反政策」の見直しに

2013-10-26 12:21:23 | Weblog
「減反政策」の見直しに      (2013-10.26.)

主食であるお米の値段を一定以上に保つ為に、国が生産を調整して来たのが「減反政策」である。此れによって小規模な米農家は守られて来たのである。

戦争中、日本の農家は小さな農家も、大きな農家も、国民の食の確保に努力してきたが、戦後は安い農作物だけでは生活できず、兼業農家が増加した、農繁期は農業をやり、農閑期は近くの工場で働く小規模農家が多く現金収入が得られるだけに、昔の様な「貧乏百姓」は居なくなったのである。

しかし、此処へ来てTPP問題が起こり、日本の農業が多額の関税で守られている事が国際問題になってきた。

いまや、日本のコメは、国民の税金と、高い価格で守られている事が大きな障害になって来て居る。従って、今回「減反政策」の見直しは、国際市場での競争力を見直すとこが目的で、今迄、価格維持のための「補助金や」「その他の政策」を見直して、競争力を高めようとする事である。其のためには、中・小農家は淘汰される事に成るであろう、其れでなくては、国際市場で競争できないと言う時代に来ている。

元来、自然の流れは、その通りであるが、今迄が、農協の組織や、農林族の、利権の為に経済的な自然の流れに抗して補助金や法律で、曲げられてきた物で、今やその限界に来たのではないでしょうか。

此れは、致し方の無い事で、何れは、逆らえない事で、其れに寄る不調和の部分は一時的な政策でカバーする事にしても、今迄が不正常で有った事から、直す事は当然であります。

そして、この際、当事者は苦しいかも知れないが、正常な形態にする事に努力する事が、必要であります。
(えびなたろう)