きまぐれ発言

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豪華列車で贅沢な旅!

2013-10-16 09:10:21 | Weblog
豪華列車で贅沢な旅!     (2013-10.16日.)

豪華列車で贅沢な旅、「クルーズトレイン」が今秋以降、日本にも登場する。JR九州が昨日(10月15日)から運行を始める豪華寝台列車「ななつ星in九州」は来年3月まで予約が満席。その好調ぶりに、JR東日本やJR西日本も相次いで、豪華列車を導入する方針だ。利用客の中心は団塊の世代など富裕層で、将来は訪日外国人観光客の取り込みを狙うという物だ。

豪華客船で得られる出会いが列車であっても、いいと考えた」九州各地を周遊する「ななつ星」を発案したJR九州の唐池恒二社長は胸を張って言う。

イメージしたのは、往年の名優、ケリー・グラントとデボラ・カーが主演した米映画「めぐり逢い」(1957年制作)。豪華客船で出会った2人が、再会を約束しながら不慮の事故で会えずに終わる悲恋を描いた作品だ。

ななつ星の場合、ラウンジ車、食堂車を含めた7両編成で、製造費は30億円と新幹線なみの費用をかけた。客室にはシャワー・トイレも完備。2人1室の利用で1人約15万円~56万円までと高額だが、来年3月まで、予約は既に完売したと言う。

予約客は、関東地方からが3割以上を占め、団塊世代の夫婦、または女性が多い。昨年12月にフランス・カンヌで開かれた旅行業の商談会では、アジアや欧州の旅行会社から問い合わせが相次いだと言う。

JR東日本は、早ければ平成28年春に東日本各地を3~4日間掛けて周遊する豪華観光列車の運行を目指す。東日本大震災の被災地を「観光を通じて活性化したい」(JR東日本の富田哲郎社長)と言う。新しく製造する豪華列車には、ベッド、シャワーを備えたスイートルームを設ける。

JR西日本も、29年度までに豪華寝台車の運行開始を目標にしている。車両の前後方には展望車を夫々設置するほか、食堂車では沿線でとれる魚介類や野菜を提供する。

各社が観光列車に注力するのは、管内のローカル路線を最大活用する事で収益アップを図るという思惑もあると言う事だ。
(えびなたろう)