きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

韓国と中国の急接近は??

2013-10-09 06:39:12 | Weblog
韓国と中国の急接近は??     (2013-10.09.)

6月末に韓国の朴槿惠大統領が中国を訪れ、日本を抜きにした異例の親密ぶりを示した事には中国も、最初はびっくりした様だが、その後、中國側も逆に意欲的に歓迎振りを示した。
日本では、それほど注目されて居なかったが、此れは若しかすると中韓の急接近で「東北アジアの安全保障環境が一変する可能性があるかも知れないと言う事だ。

朴槿惠大統領の思いは、米・中、の間で、韓国の立場をもっとアピールしたいと「パホーマンスを示す」思いであったのかもしれないが、此の所、中国のモーションは強烈である、昨年の6月29日に韓国が日本との秘密情報保護協定および物品役務相互提供協定に署名する事も、直前になって、突然中止になった事が有る。

この背景には、中國から恫喝(どうかつ)にも相当する圧力が加わったと言う事である。これは最早韓国は中国の言う事を聞かざるを得ない環境が出来上がったと言う事で、経済的にも貿易依存度は遥かに日米の量を凌いでいる。

一方米国に於いては、両国の軍隊の統制権を2015年末に米軍から韓国軍へ移管する事に合意が成立している。しかし、今迄は韓国軍は北朝鮮の挑発的な動きを懸念して移管時期を2度も延ばして来たが、此のところのオバマ政権下では、再々再延長は難しいのではないでしょうか。

其れに韓国は、「東北アジア平和協力イニシアティブ」を推進するうえでも中国の協力が必要である。だから中国は逆に韓国を味方に付けることを考え、米韓関係を分断する事を考えているのである。

若し今後に於いて朝鮮の南北統一が、中国によって達成する機運が出れば、日米は窮地に追まれる事に成りかね無い。

この様な事に成らない為にも、日本は、米国との同盟関係を今よりも強化し、他国との協調と信頼を高めることが必要であると思う。
(えびなたろう)