きまぐれ発言

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パナソニックの技術力「反日」より「命」

2013-10-06 10:58:39 | Weblog
パナソニックの技術力「反日」より「命」     (2013-10.06.)

中国でのPM2.5の被害が続く中、政府機関の「室内環境監測委員会」が“室内環境保護業界”の2012年度賞として、「十大ニュース賞」と「新商品重点推薦賞」の2つの賞を日本企業のの“パナソニック社”に送ったのである。理由は、高い環境汚染物質のPM2.5を除去する性能で、その優秀さが認められた物である。

“パナソニック”と言えば昨年、中國の工場が暴徒に襲撃され、甚大な被害を受けた日本企業であるが、健康被害と人命危機を前に、さすがの中国もその技術に脱帽したと言う事であろうか。

委員会は空気など室内環境の国内基準を策定する組織で、2011年12月に設立。表彰は今年1月に北京市にで開かれた、優秀な技術や新商品を表彰する「2012年度室内環境保護業界 新技術新商品表彰会議」(同委員会主催)で行われるものである。

パナソニック社は2004年から中国市場で、空気清浄機を販売し、12年度には7基種を投入しているが、表彰を受けたのは初めてのことである。

中国の家電情報サイトでは、PM2,5 が話題となった1月は特に売れ行きが良く、パナソニックは前年度比2倍の売り上げだと言う。香港のメディア、アップルデイリーの2月に「日本製品ボイコットよりも命が大事、日本製空気清浄機が売れている」と報じている。

昨年の9月、日本が尖閣諸島を国有化した際、山東省、江蘇省などパナソニックの工場は反日デモが押し寄せ、暴徒化し、破壊や、放火等で操業停止に追い込まれたが、あれから1年、手のひらを返すように日本の技術を讃えた行動には、全く呆れられている。
(えびなたろう)