きまぐれ発言

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民主党の離脱組みの造反

2011-03-02 10:26:19 | Weblog
民主党の離脱組みの造反       (2011.03.02.)

民主党の16人の造反組みが集団欠席をする中で、11年度の予算案が28日深夜に可決され、何とか、今年度内に成立する事が確実になった。

しかし、それに付随した、関連法案に付いては、個々に、野党との協議が必要であり、民主党も、野党との修正に付いては妥協の余地を残して、対応する覚悟の様である。
菅総理も「今年度予算を通す事が何を置いても国民の期待に沿う事だ」と述べ、可決した事に、一応の安堵感を示していた。

しかし16人の造反グループの連中は、菅内閣を引きずり降ろす事が目的で、自分が与党の国会議員として、国民に対して、「どの様な働きをするべきか」と言う考えは全く無く、小沢氏に、尽す事を、先ず第一に考え、今年度の予算成立で、「成立しなければどうなるか」など全く考えた事がない、連中である。

しかも、彼らは、国民から直接選ばれた議員ではなく、「民主党」と言う党名の基で、比例代表として選ばれた議員であるから、党の規則や、党での決まりには従うのが当然である。然るに、反旗を翻し、党の会派を離脱すると言う行為は、全く考えられない行為である。

今年度予算法案に16人が集団で、投票に欠席した事に対し、岡田幹事長は「党議に諮って厳重な処置を決定したい」と言って居るのは当然の事である。
取り敢えずは、次期衆議院選挙には、公認を取り消す事ぐらいの措置は必要では無いでしょうか。本来なれば、“除名”に値する、厳罰行為である。

しかるに、離党するのではなく、会派だけを離脱すると言う事は、「選挙に対して、党籍は残し、党からのお金は貰いたい」と言う事で、都合の良い、勝手な事をいっているに過ぎない。

菅内閣は、「ねじれ国会」のもと、野党からの追及が厳しいときに、その窮状に付け込んで、小沢氏の党則違反に反対する事を申し合わせ、党の規則に造反すると言う事は、国民から、決して好意をもって見られる事では有りません。
選挙の時には、どの議員が造反したかを、有権者に明確にする必要があると思います。

リビアのカダフィ大佐は、反政府軍に追い詰められ、その反撃のために、持っているお金を約3万円づつ味方の兵士に配ったと言う、将に金で釣る“ばら撒き”である、それに踊らされている、政府軍の連中。

金と権力をかざす、小沢氏とそれに踊らされる、小沢派の連中、近代の人間はそんなに金と権力に弱い動物なのであろうか。
(えびなたろう)