麻生首相の所信表明演説 (008.09.30.)
昨日午後から行なわれた衆参両院の国会本会議で、麻生首相の所信表明演説が行なわれた。
演説に先立ち福田前首相の突然の辞任や、中山国土交通大臣の失言問題について不適切な発言であった事を陳謝し任命責任をも認めた。
所信表明演説では、麻生新内閣の今後の政策に対する具体的な内容説明と言うより、対向する民主党との対決姿勢を鮮明にして、2008年度補正予算の賛否に付いては「焦眉の急である」として「イエス」か「ノー」かの返答を要求し「ノー」の場合はその「論拠を代表質問で示せ」と要求する異例なものであった。
また、外交問題についても「日米同盟強化が第一だ」と表明し、民主党の国連重視の姿勢に対し、「日米同盟と国連とのどちらを優先劣後させるか」を問うている。
インド洋の給油についても、手を引く洗濯はあり得ないとまで言い放っている。
後期高齢者の医療に付いては、従来までかたくなに改善を拒否していたが、「1年をめどに必要な見直しを検討する」としている、しかし何処をどの様に見直すのかは、示されていない。
総体的に麻生総理の民主党を意識した挑戦的な姿勢が示された内容で、当面の選挙を控えて、国民へのアピールを意識した所信表明演説であった。
明日からは野党による代表質問に移るが、これに対向した小沢一郎代表の質問がどのようなものになるのか、期待されるところで、もはや事実上の選挙戦の様相である。
従って、内容に付いては、おおいに関心を持って選挙の参考にするべき所である。
(えびなたろう)
昨日午後から行なわれた衆参両院の国会本会議で、麻生首相の所信表明演説が行なわれた。
演説に先立ち福田前首相の突然の辞任や、中山国土交通大臣の失言問題について不適切な発言であった事を陳謝し任命責任をも認めた。
所信表明演説では、麻生新内閣の今後の政策に対する具体的な内容説明と言うより、対向する民主党との対決姿勢を鮮明にして、2008年度補正予算の賛否に付いては「焦眉の急である」として「イエス」か「ノー」かの返答を要求し「ノー」の場合はその「論拠を代表質問で示せ」と要求する異例なものであった。
また、外交問題についても「日米同盟強化が第一だ」と表明し、民主党の国連重視の姿勢に対し、「日米同盟と国連とのどちらを優先劣後させるか」を問うている。
インド洋の給油についても、手を引く洗濯はあり得ないとまで言い放っている。
後期高齢者の医療に付いては、従来までかたくなに改善を拒否していたが、「1年をめどに必要な見直しを検討する」としている、しかし何処をどの様に見直すのかは、示されていない。
総体的に麻生総理の民主党を意識した挑戦的な姿勢が示された内容で、当面の選挙を控えて、国民へのアピールを意識した所信表明演説であった。
明日からは野党による代表質問に移るが、これに対向した小沢一郎代表の質問がどのようなものになるのか、期待されるところで、もはや事実上の選挙戦の様相である。
従って、内容に付いては、おおいに関心を持って選挙の参考にするべき所である。
(えびなたろう)