きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

麻生新内閣の発足

2008-09-25 09:42:07 | Weblog
麻生新内閣の発足       (008.09.25.)

昨日の国会で、衆議院では麻生氏が、参議院では小沢氏が首相に指名されたが、その後の両院議員協議会でも結論が付かない事から、憲法による衆議院の議決を尊重すると言う規定に従い麻生太郎氏が第92代の内閣総理大臣として決定した。

早速、組閣人事に入った麻生総理は、夕刻までにあらかじ決めていたメンバーによる閣僚人事が発表された。

今回の人事の発表は、何時もなら官房長官による発表が通例だが、麻生総理自らが記者団の前で夫々の大臣に託す意気込みと同時に発表された。

此のあたりの演出は、真に麻生さんらしいパフォーマンスで、また閣僚人事についても派閥の均衡よりも、麻生さんのお気に入り人事のような傾向で、「オレオレ内閣」とか「お友達内閣」との批評もある様だ。

福田さんのときと違って、自分の遣りたい人事内閣だから、麻生さんとしては満足であろう。しかし、各派閥にしてみれば、入閣人事の数に不満の声も上がっている。

野党民主党は、誰が総理になろうとも自民党の内閣には換わりはないとして、解散総選挙を見込んだ、「政権奪取の秋」として、選挙態勢を整えている。

解散時期に付いては、当面の補正予算の審議での野党の出方次第だと明確にはしていない、自民党の中には、来年度の予算審議の行なった後まで、解散時期を延ばす考えもあるようだ。

麻生新総理は、本日、早速国連総会出席のためニューヨークへ出発する。外交は得意の分野でタイミングも良いから何かアピールする演説でも行なって帰ってくるのではないかと思われる。

帰国しても早々山積する課題にどの様に対応するかが注目されるところだが、選挙をやらずに3人目の首相交代と言う負い目は、やはり早晩選挙はやらねばならないのであるから、早いほうが自民党に取っては得策ではないかと思われる。

長引けば、「汚染米問題」「年金改ざん問題」「後期高齢者見直し問題」「拉致被害者問題」それに「公明党の竹入氏の訴訟問題も」出てくる事も予想され、与党にとっては収拾の付かない混乱状態が予想されるからだ。
(えびなたろう)