きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

麻生自民と小沢民主の対決

2008-09-23 09:36:53 | Weblog
麻生自民と小沢民主の対決       (008.09.23.)

昨日の自民党の両院議員総会で麻生幹事長が23代の総裁に決まった。此れで次期選挙には麻生自民と小沢民主の対決となる。

早速中日新聞が100人アンケート調査をした結果「どちらが首相にふさわしいか」の質問に麻生氏が59人、小沢氏が36人、その他が5人と言う結果が出た、その一方で政権交代を希望する人の割合は、「交代を希望」が51人で、「政権維持」が46人と言うことである。

町の声からも、交代を希望する人は、「今度は民主にやってもらいたい」と言い、政権維持を希望する人は、麻生人気に期待して「麻生さんにやってもらいたい」と言っている。

しかし今回の自由対民主の争点の違いは、官僚支配の政治体制に乗っていた自民党と、官僚を抑え政治支配の体制にしようとする民主党の根本的違いがある。

麻生対小沢と言う面では、両者の人気が焦点になり明るさと若者に人気のある麻生氏の方が優位であると思う。しかし、政治体制の改革の点から比較すれば民主党の改革案に乗る事に民衆は傾いていると思われるのである。

此処へ来て舛添厚生大臣が、「後期高齢者保険制度の見直し」を提案している。また、小池百合子さんは、「霞ヶ関をぶっ潰す」と言っている。石原氏は「天下りの廃止」と言い出している。これ等は、むしろ民主党が提唱している事で、自民党員の言葉とは思えない意見が出ている。もし此れを言うのなら自民党を離党して言うべき事ではないでしょうか。

麻生氏自身も舛添氏意見に同意していると言うが、本当かどうかも解らない。一番解らないのが麻生新総裁自身で内政・外政についての確固たる見解が示されないのが非常に物足りなさを感じる。

その点民主党の方が比較的はっきりとした改革の方向付けが出来ている。官僚制度改革は無論地方分権制度への方向付け、その先は道州制まで、外交はいままでのアメリカ一辺倒からの脱却、国連を中心にした自主外交をはっきりと示している。

従って国際貢献のあり方も国連を重要視する姿勢のなかで行なわれる事になる。

此れに対し自民党は財源問題ばかりを追及して、遣ると言う意欲は全く示されない。税金の無駄の排除にしてもすべて消極的で、改革をやってこなかった事が、今日の慢性化した官僚の仕事振りに表れ、年金記録の改ざんや、ご記入、杜撰な管理になっている。

その他、公共工事の談合・特殊法人の無駄な費用・補助金の誤魔化し・居酒屋タクシー
教員採用の不正・汚染米の放出・防衛庁不祥事問題等々、マンネリ化が起こした不祥事続きの実態は、誰が、どの様に改革するのかが、次の選挙に問われているのであります。

郵政選挙のような、お祭り騒ぎに乗じた演出で、流れに乗せて選挙をリードするやり方では、今度は国民も「騙されないぞ!」と思っているのでは無いのでしょうか。
(えびなたろう)