きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

無責任を感じていない農林省

2008-09-17 10:40:14 | Weblog
無責任を感じていない農林省       (008.09.17.)

汚染米の流通による国民の不安は広がるばかりで、各所で被害者が続出している。
農林省はこの問題について、汚染米が国内に流通したこと事態に大きな責任を感じることが先ず第一である。

次に、この問題の、誰が加害者で、誰が被害者かを明確にするため流通経路を辿って明確な調査が必要である。

其の上で、加害者に付いては、名前を公表して、厳しい処置で望まなければいけないが、被害者に対しては、農林省の杜撰な管理に対しての非を認める謝罪と同時に、国民の不安を少しでも取り除くべき対策を講ずるのが勤めではないでしょうか。

今日までの報道経過を見ていると、農林省は先ず「自分たちに責任があるとは思っていない」「じたばたしない」等々まるで人事のような事を言っていて責任なんか全く感じていない。

流通の経路の調査では、24の都道府県にまたがり375社に広がっていると公表し誰が加害者で誰が被害者なのかの区別もしないで、公表したから、何も知らないで買わされた末端小売の御菓子屋さんまで名前を公表され、商売人にとって最も大切な暖簾に傷を付けられた結果になっている。

其のあたりが、全く“気使い”や“配慮”を考えないで、公表する農林省はまさにお役所仕事で、国民の目線から大きく乖離しているとしか考えられない。

この問題を取り上げて、調査に取り組んでいるのは野党の議員だけで、次期国会では基本的な国民に対する政府の姿勢が問われる事になりそうだ。
しかし与党は、次期衆議院では取り上げることに反対で、参議院だけで取り上げられるということです。なぜこの国民の関心事に与党は消極的なのか理解に苦しむ。

国民を、「恐怖」や「危険」や「心配」ごとに放置しておいて、総裁選挙にお祭り騒ぎをしている与党の人たちは、一体何を考えている人種なのであろうか。

金融問題でもリーマン・ブラザーズの破綻で世界的な大問題に成り、日本への影響から我々の生活に何が起こってくるのか。日本の対応は大丈夫なのか。心配です。
(えびなたろう)