きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

自民党政治の終焉

2008-09-03 13:03:28 | Weblog
自民党政治の終焉      (008.09.03.)

小泉政治は何故国民に受けたか!。
かかげた政治のビジョンは、「官から民へ」「三味一体」「地方分権」等々、民間で出来るものはなるべく民間でやる。中央集権政治から地方への権限委譲等々。
国民に対して、今までのマンネリ化した政治システムに活気を入れるものであったからである。

しかしながら、永年自民党による一党独裁体制が、官僚主導の政治システムに凝り固まっていたから、中央官僚の権益を侵す様な事には、ことごとく反対し、改革も道半ばにして、自分の後を継ぐ若き安倍信三氏にバトンタッチした.

安倍内閣も、公務員改革等の改革を進めるつもりであったが、「金と政治」に纏わる政治資金の使途の問題で、農林大臣の自殺問題、更には、厚生年金問題では、莫大な無駄使いと、年金記録の杜撰な管理、等々次から次へのと発覚、運が悪いと言えば運が悪い安部総理であったが、元は政権与党である自民党の監督指導の悪さが、国民の公僕である官僚の意識まで腐らしてしまったのである。

しかも、その官僚に癒着した議員が、族議員と称して、中央の権益を固持する為議員自らがが、官僚の肩を持ち、必要な改革をことごとく、反発して来たから、小泉・阿倍の政権では、充分な前進を見る事が出来なかった。

後を、引き継いだ、福田政権は、「改革派」とそれに反対する「族議員」の中に入って「まあ!まあ!」と両派をなだめる事だけに終始し、むしろ党内ゴタゴタを押さえるために人の顔色を窺っての政策しか出来なかった。

其れが、C型肝炎(与謝野氏に言われてやった)問題、道路財源の一般化にしても「ねじれ国会」による野党との妥協うの中で、決めた物で、民主党との妥協の末に止むを得ず決まったのは、その他にも公務員改革法の通過がある。

福田さんの最も決意を固めていたのは、インド洋での給油問題で、此れには与党の公明党から、冷たくされ、首相の主導権に限界を感じたのであろう、遂に辞職と言う政権の投げ出しを遣ってしまったのである。

あまりの急な辞職に驚きはしたが、日本は行政の実務は官僚がやっているから、福田さんは居ても居なくても流れは、何時でも流れている。

自民党内は、早速、ポスト福田を狙って、党内の駆け引きが盛んだが、私は、もはや自民党では政権を維持する資格はないと思います。

小泉・安部・福田の流れに国民は改革を期待していたが、党内で官僚と結託して改革を阻止する族議員勢力がいる政党には改革は出来ない事がわかったからです。

自民党と言う政党は、どうしても官僚に依存しなければ、やって行けない政党で年金問題にしても、高齢者医療問題にしても、勉強していない、知らない議員ばかりで、言っている事が、官僚からいわされている事ばかりだ。

だから、自民党内での首相のたらい回しは終わりにして、明確に政治システムの改革を唱えている、民主党に政権交代する事が、必要であると思います。

天下りによる、無駄な法人の廃止、天下り制度の廃止、そして政治主導の行政運営、
暫定税率などは、直ちに廃止して、当面ガソリンに掛けている1リッター当り25円の税率を下げるアクションが何故取れないのか。(道路族の抵抗か)

今回のねじれ国会を通じて、自民・民主の掲げている政策の違いがハッキリしてきている。一言で言えば、「官僚主導か」(与党)、「国民主導か」(野党)、の違いであろう。
(えびなたろう)