きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

無意味な総裁選挙は時間の空費

2008-09-18 11:48:18 | Weblog
無意味な総裁選挙は時間の空費       (008.09.18.)

自民党は2人の総裁が連続して、匙を投げ、どうにもならないと後先を考えず、突然辞任をしたことは、どれ程国民に「不安」と「混乱」を招いた事か、其の事を全く考慮する事もなく、即、解散するのが、当たり前なのに、後継総裁を再び選挙で決めるお祭り騒ぎを行って、全国民の気持ちを引き寄せようとの全国行脚のアピール活動をしている。

9月1日に福田総理の辞任から、約3週間になるが、国会が開かれるわけでもなく、ただ自民党の後継総裁に5人が立候補し、夫々が「あれやります」「此れやります」と勝手なことを叫んでいるだけです。

その間にも国内では、食料には向かない「事故米」を農林省が放出し、最終消費先のチェックをしなかったことから、国中が大騒ぎになっている。
当の農林省は、責任も取らず、人事のような事を言って、汚染米による、誰が被害者で誰が加害者かの区別無しに無頓着に名前を公表したしたから、被害を蒙って困惑している小売店業者は信用問題に係る大迷惑をしている。

国外的には、アメリカ大手金融業のリマン・ブラザーズ社の経営破たん、大手保険会社のAIG経営危機等、日本に及ぼす危機的状態に国民は何も解らず、「不安」と「心配」に晒されている。

自民党はこのような、総裁選挙のお祭り騒ぎをやっている時ではないのです。下馬評では最初から麻生さんに決まった様な選挙のようなので、一刻も早く麻生さんに決めて解散総選挙をやらないと、国の行政が一向に前進しない空白状態がただ無意味に過ぎていっている。

自民党の長老でもある、元財務大臣の塩川正十郎氏も今回の総裁選挙に「国民との遊離を感じる」と言われている。
其の事を今の自民党員はどう感じているのだろうか。永年体制に流され、その場その場の利害だけで、過ごしてきた、人たちには、現状の危機的状態を身に感じていないのではないでしょうか。

「失言」と言うのは、普段から気持の底にある物で、農林大臣の失言や麻生さんの失言も、一般国民の気持なんかは、気にも留めてない人達で、それが無意識に口を突いて出てくるのです。だから、庶民の気持が解らないのです。
(えびなたろう)