きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

米大統領選挙の行へは!

2008-09-05 12:40:18 | Weblog
米大統領選挙の行へは!      (008.09.05.)

11月に始まるアメリカの大統領選に向けて、民主・共和の両党の代表はバラク・オバマ候補(民主)とジョン・マケイン候補(共和)の二人で争われる事になった。
両候補とも、副大統領候補に、自分の片腕として不足を補う人物を選び万全の選挙態勢に入った様だ。

初期段階では民主党代表戦で、オバマとクリントンの激烈な戦いがあり、結果はオバマの勝利となったが、両者の人物非難にまで及ぶ醜い場面もあって、オバマが勝ったとは言え有権者の支持意欲を減退させる事態もあり、その間全米各地を回っていた、共和党のマケイン候補の勢いが体制を盛り返し、民主・共和の一騎打ちの選挙予想はどちらが勝つのか、分らない情勢になってきた。

それでも、若干オバマ有利の傾向はあるが、オバマには、今迄の政治外交の経験不足が相手候補から指摘され、党の代表選挙の時も、クリントン女史から、相当突っ込んだ攻撃を受けていたが、オバマ氏は、アメリカの時局判断の上で今後のアメリカの「方向変換」を強く訴え、彼自身の持ち前の言葉で、有権者の心に訴えた事が、国民の賛同を勝ち得たものと思われる。

同じ事を訴えても、候補者のパーソナリティーは身をもって体験してきた、生活の過程が候補者の持つ、考えと、時局に対するバランス感覚を生む物で、イラク戦争や、経済疲弊に苦しんでいる国民に訴える力は、其の点でクリントン女史でも勝てなかったのだろうと思う。

共和党との本番の戦いが、11月に控えているが、マケイン氏は、海軍士官学校を卒業しベトナム戦争のパイロットとしての従軍経験、上院・下院の議員経験も豊富で年齢も72歳と言うことで、共和党出身だけにアメリカの保守主義者からの支持が多いと思われる。

アメリカの国民は、果してどちらを選ぶか、分りませんが、この態勢によっては世界が変わる第一歩となることでしょう。

日本でも、総理がドタキャン辞任をしたが、後任が決まるまでは総理である福田さんは辞任発表と同時に、すべてから手を引き何も遣らない、それで済んでいるのは、官僚がすべてやって居るからで、極端な話、総理は居ても、居なくても変わらないと言う事です。

次期総理も自民党の中からでは、誰が遣っても同じです。これほど“つまらない”自民党の総裁選挙はありません。
其の総裁選を、国を挙げて大騒ぎをする演出は、国民を愚弄するものであり、一刻も早く解散総選挙を遣る事が最重要課題であるのではないでしょうか。
(えびなたろう)