何とも不思議な小説集です。
恩田陸さんといえば、『夜のピクニック』ですが、この小説はまるで違います
物語が始まる前に、杉本秀太郎氏による詩、時にはフランス語(?)と作者による翻訳も!
俳句もあり。 これまた不思議な雰囲気のイラストも、上質カラー紙で
私のお気に入り(?)は、『窯変・田久保順子』です。
生まれる前の赤ちゃんは、自分自身が非凡で才能ある特別な一人であることを知っていた、いや、確信していた!
にも拘わらず、どうしようもない親の元で育てられ、本来ならば語彙も豊富な筈の幼児、田久保順子が発する言葉と言えば、「くたばれ! 黙れ!」等々。 パチンコ屋に入り浸る親からかけて貰う言葉… 結局、人類を救う程の才女であった筈なのに、その能力を発揮することなくこの世から消えた…
人間を人とするのは、環境だ~って話。 自分も昔、似たようなテーマで書きかけて辞めた経緯あり。
恩田さんの短編集には、無駄がない。
スリムで洗練された文体は流石~としかいいようがない。
短歌、俳句、詩、イラスト、そして小説。 語彙が豊富な昭和初期世代に好まれそうな一冊。
(今年、75冊目)
彼女も年間300冊くらいの本を読む読書家
のようですね~
ピアノも弾かれるのかな?
すずさんと似たようなとこが多いみたいですね~
似たようなテーマで書かれたことがあるのですね~
何故中断されたのかな?
え~😮❕
年間、300冊っ!?
そりゃ凄いっ!
軽く私の倍ですね👍
…と驚き、即、反応する私。
子育てをテーマに、個人的に(非公開で)結構、書きましたねぇ。
自分と関わりがある人を含めた自伝みたいなものです。
中断したケースは過去にもあり、一番最初は、氷室冴子さんの「シンデレラ迷宮」を読んだ、中学生の時でした。
自分が今、まさに今!
書いている小説と似ている、っていうか同じテーマじゃないか~って衝撃でした。
誰も思いつかないだろうと確信していたのに、すでにプロの作家が書いている!
じゃ、素人の自分が書く意味がない、とやめました。
大体、途中でやめるケースは、こういう時ですね。
プロがすでに書いている!
じゃあ、やめた!
或いは、非公開で書いてるけど、自伝みたいになるので見せられない。
最近は、読む側に徹しています。
世の中、面白い本が沢山あるので、自分が書かなくったっていいや~って感じです。
あと、楽器も弾きたいし…時間がない~💦んですねぇ。
とても興味深いです👍
これは、かなり珍しいパターンだろうなぁ