2024年5月20日(月) ハーブとスパイス
この所、ハーブとスパイスの話題で、頭が一杯である。今回は、この関連の話題を取りあげる。
◆屋上庭園のハーブ
我が家の屋上庭園には、ハーブが育っている。主なものは、ペパーミントとバジルである。
・ペパーミント(下図)は、長い間、馴染みのあるハーブで、爽やかな香りは、ガムなどで愛好され、万人向きと言えるだろうか。シソ科ハッカ属である。
我が家では、かなり以前に植えたものだが、放っておいても元気である。
日本語では、はっか(薄荷))と呼ばれるが、最近は、ミントという言葉に寄り切られている状況だ。往時は、田んぼの土手などに、よく生えていたものだ。
・バジル(下図)は、シソ科の植物で、特徴的な奥行きのある香りがあり、料理などに使われる。我が家では、自生している株の種がこぼれて、小さな若芽が、沢山芽生えている。
以前は、赤や黄色の花が面白い、辛みのある、ナスタチウム(金蓮花)(下図左)を楽しんだ事もある。
また、蛍草に似た、細かい葉のフェンネル(下図右)を植えたことがある。
ナスタチウム フェンネル
物置の裏には、月桂樹(ローリエ)の木もある。
近くのスーパーに買い物に出かける時の道筋で見かけるのが、ラベンダーである。
ハーブと言えるかどうかは疑問だが、青しそが、屋上庭園に自生していて、毎年出てくる。
最近気になっているのが、パクチーとチャービルだ。
・パクチー(下図)は、セリ科の植物で、個性的な癖の強い匂いが特徴だ。
タイではパクチーと呼び、中国では香菜(シャンツアイ)、英語ではコリアンダーと呼ばれるようだ。
以前、東南アジアへ旅行した時に、魚料理に、パクチーがたっぷり使われていて、強力な匂いに往生したことだ。現地の人達に取っては、あの位の香り付けが当たり前なのだろう。
以前、パクチーよりも匂いがマイルドな、イタリアンパセリを植えたことがある。
・もう一つは、チャービル(下図)だ。
セリ科の植物で、フランス料理ではよく使われる、無くてはならないハーブと言われ、 フレンチパセリとも呼ばれている。
◆SB食品
ハウス食品と共に、業界をリードするSB食品だが、この会社、創業時は、太陽(SUN)と鳥(BIRD)のヒドリ印(下図)のブランドで、カレー粉を販売したようだ。
往時の社名は、日賀志屋商店だったという。
下図は、現在売られているカレー粉だが、創業の栄光を担っているような堂々たる印象だ。
SB印のカレー粉は、今もスーパーで売っており、先日、我が家用に入手したことだ。
カレーライス作りで、ジャガイモ、ニンジンなどを炒める時に、このカレー粉を入れた時の香りが心地よいことだ。
最近は、SBの語源を、以下のように、読み替えたようだ。
以前:Sun Bird 太陽と鳥
現在:Spice & Herb スパイスとハーブ
Sは、SpiceのSとなり、すんなり収まった。でも、Bは、HerbのBと言うのが、かなり苦しいものの、なんとか収まったようだ。
少し前だが、東京の有楽町にあるSBの店に、店名のSBの謂れについて、聞きに行ったことがある。
スパイスとハーブの違いについては、明確な定義はないようだ。
日本安全食料料理教会(JSFCA)の以下のサイトに記事がある。
(日本安全食料料理協会について _ 日本安全食料料理協会【JSFCA】.html)
SB食品のサイトには、以下の記事がある。
(スパイス&ハーブの定義|スパイス&ハーブ事典|エスビー食品株式会社.html)
スパイスは、樹皮や種子や根などで、香辛料と言われ、コショウ、ナツメグ、クローブ、など、全体で500種ほどという。
一方、ハーブは、良い香りがする香料植物で、主に、葉が利用される。主なものは、バジル、タイム、セージ、パセリ、ローズマリーなどで、全体で、1万種もあるという。
スパイスは木の皮や根で、ハーブは草という説明もある。
ヨーロッパでは、自家栽培できるものをハーブ、できないものをスパイスと呼ぶ習慣があるようだ。