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パリオリンピック

2024年08月18日 16時38分09秒 | 記事総覧

  

2024年8月18日(日)  パリオリンピック 

 

7月26日から始まったパリオリンピックも、8月11日で終わり、8月28日から、パリパラリンピックが始まる。

今回のオリンピックに関する、幾つかの話題について、筆者の興味のままに集めてみた。

 

◎フランスの国内状況

 7月に総選挙があり、与党の政権基盤が不安定で、パリオリンピック終了までは、内閣も暫定的である。オリンピック直前、国鉄TGVの事件が発生し、警戒が強められたが、大きな事件もなく大会は無事終了したのは幸いであった。

 総選挙等に関しては、当ブログに、下記記事を投稿している。

   フランスの総選挙 その後 (2024/8/5) (Q31)

 

◎パリオリンピックの全体像

○パリオリンピックの理念 

 ジェンダー平等を謳い、選手数を男女同数とした。

 近代オリンピック開始当初は、男性のみが参加し、1900のパリオリンピックでは、2.2%が女性だったという。以降、124年経った今回で、男女平等が実現している。

パリオリピックでは、○国・地域から、約Ⅰ万人の選手・関係者が参加している。

  

○今大会について、これだけは知っておきたい5つのことという、以下を引用する。

           (参照:パリ2024_知っておくべき5つのこと.html)

  •  1.セーヌ川畔での開会式

      セーヌ川畔での競技場外での開会式は初

  •  2.有名ブランドのショー会場での各種競技

     ファッションショーでよく使われている会場で競技を実施

    3.アーバンスポーツの新競技 ブレイキン

    4.老舗メゾンが、メダルなどを製作

      エッフェル塔の廃材を活用したメダルなど

    5.公式マスコットは、フリージュ   

      

 ○フリージュ(phryges)

  大会のマスコットが、下図で、フリージュ帽が基になっているという。      

  

 

○競技会場

 国内の各地が会場となっているが、サーフィンを、オセアニアの仏領のタヒチ島で行ようで、本土と離れた会場としては、これまでの最大距離という。

   

○ 国別メダル獲得数は、下図の通り。

日本は、金メダル順では3位、総数では6位、と健闘している。 

開催国フランスは、総数では3位だが、金メダルでは、日本を下回って5位である。

 

競技種目別では、メダルを獲れる選手がいる種目に関心が湧くのは当然のことで、以下にお家芸や、若者向きの競技種目などを、取りあげる。

 

◎お家芸といえる競技  

・柔道  メダル数は8

        金3  個人  阿部一二三  永瀨貴規  角田夏実

        銀2  個人 

            混合団体(阿部兄妹も)

        銅3  個人  

 

     ・レスリング メダル数は8

        男子フリースタイル 金2

        女子フリースタイル 金4

 

        男子グレコローマン 金2(文田健一郎 日下尚)

        グレコローマンスタイルは、上半身だけしか攻撃できない制約がある。

        フリースタイル全盛の中で、金メダルを獲得した意義は大きい。

 

 

・体操

   男子団体   金(岡 慎之助選手を含む5名)

   個人総合   金(岡 慎之助)

   種目別 鉄棒 金(岡 慎之助)  

  旧日本のエース 内村浩平氏が現地のレポーターを務めた。

 

◎若者向けの競技

  ・スケートボード 

       パーク   女子 銀 開心邦(ここな)

       ストリート 男子 金 堀米雄斗

             女子 金 吉沢恋(ここ)

             女子 銀 赤間凜音

   技の高度化が進んでいて、あっという間に終わってしまいよく分からない。

   採点者はどこにいるのか?

 

  ・ブレイキン

  パリで初登場した競技。対戦方法は、1対1で行われ、5項目で採点される。

    技の種類も、色々あるようだ。    

  

    日本人選手の成績  女子 個人  金  湯浅麻美(初代 女王)

              男子 個人  4位 半井重幸(Bボーイ)

              女子 個人  5位 福島あゆみ(Bガール)

 

・スポーツクライミング

 東京オリンピックで新たに採用された競技。パリでは、ボルダーとリードを複合し、スピードは従来通り

 

 日本人選手の入賞状況

      男子 ボルダリング&リード 安楽宙斗  銀

      女子 ボルダリング&リード 森秋彩斗  4位

 

◎注目される競技

◇フェンシング   

 日本選手の活躍 

   金2 男子エペ  個人

      男子フルーレ団体

   銀1 男子エペ団体

   銅2 女子フルーレ団体

      女子サーブル団体

 

 競技種目の特徴

  西洋の騎士道精神に基づく競技で、日本の剣道とは、かなり異なっているようだ。

 

            有効面         攻撃技

 エペ     全身(頭からつま先まで)      突き

 フルーレ   胴体部分(頭部、両腕を除く)  突き

 サーブル   上半身(頭部、両腕を含む)   突き 斬り

 

フェンシングと言えば、日本フェンシング協会の現会長である、太田雄貴氏が、北京とロンドンの2度のオリンピックで、フルーレの個人と団体で銀メダルを獲得したのがきっかけで、競技人口も増え、協会関係者の尽力もあり、今大会では、上述のような成績を上げている。

 

◇往時のお家芸

・卓球

  中国の壁は、高く厚い。

     個人 早田ひな 銅メダル

     団体 男女ともメダルの届かず敗退

・バトミントン  

    混合ダブルスで銅メダルを獲得した、面白いペアがあった。

      綿菓子ペア  渡辺勇太・東野有紗 ワタヒガシ⇒ワタガシ

      理由は不明だが、ペアを解消するようだ。

       

    バドミントンは、往時のお家芸の1つで、天才的な、山口茜選手が思い浮かぶ。

    また、筆者と関連のある、NTT東日本の所属選手が多かった。

        

◇マラソン

  ・コース

 マラソンのコースは下図のようだ。市庁舎をスタートし、観光案内を兼ねて、市内の著名な施設を巡りながら、郊外の

 ベルサイユ宮殿で折り返しとなっていて、パリ市内のアンバリッド(国立廃兵院)がゴールとなっている。

  アンバリッドは、余り聞かない施設で、旧軍人病院という。

 

   期日(JST) オリンピックの掉尾を飾る競技で、閉会式で表彰

        男子 8/10 15:00~18:00  

        女子 8/11 15:00~18:00    

   

   日本代表選手 

    以下の男女6選手が、MGCで選抜されているが、男女とも振るわなかった。( )はパリでの順位を示す。

    男子 赤崎暁(6位) 大迫傑(13位) 小山直城(23位) 

    女子 鈴木優花(6位) 一山麻緒(51位) 前田穂南

  NHKの放送で女子の様子を観たが、鈴木選手は6位入賞している。一山選手は、51位で、前田選手は、体調不良

  で不参加だった。

 

◎次回 ロスオリンピックへ向けて  

 閉会式  JST11日深夜

  2028年に開催予定の、ロスオリンピックに向けて、オリンピック旗の引継ぎが行われた。

     パリ    アンヌ・イダルゴ市長から

     IOCバッハ会長を経由して、

     ロス    カレン・バス市長へ

  

           ロス市長                  パリ市長

 

パリオリンピックの精神が伝承されることを期待したい

ロスオリンピックでは、野球、ソフトボールが復活することが決まっている。

なお、パリ大会から、新たに始まった、ストリートダンス 「ブレイキン」は、ロスでは、採用されないという。

 

 

 

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